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じっ・・・

火曜日の昼前・・・


六本木

「ココ頼むぞ」ヤクケン

「了解。」ココ


何やら、策がありそう


渋谷

(よし、今なら、誰も居ない。行くか・・秋葉原・・)あきな


渋谷を出発する。



秋葉原


「ウォン」


「まだ、来てないか・・・」あきな


とりあえず店の中に・・


「一応、鍵しめて、ビデオカメラで・・・」あきな


警戒しつつ・・


だが、来ない。


(どうした?忘れるはずない・・連絡先聞いてないんだから

 来るしか・・・暇だ・・・12時15分か・・もう少し待つか)あきな


「ピピピ・・・」


あきなの携帯に旦那の岩永から着信


「うわっ・・困った・・なんか、浮気してるみたい・・

 どうしよ・・ここに、なんで居るのって、聞かれたら・・

 金庫に、物取りに来たって言うか?・・・もしもし~」電話に出るあきな


「お前、今どこ?今から事務所で会議するけど?」電話越しの岩永


「秋葉原の金庫っ。こっちに、拳銃移そうか、悩んでて、見に来た」あきな

(うん。これがいい。金庫に物なんて入ってないし)


「そっち、もう、壊したら?もう、ボロボロでしょ?」岩永

「だね。状態も良くないね・・でも、保険で、多少持ってこようかと」あきな

「まあ。任せるよ。早く戻っておいで」岩永

「は~い」あきな


(ふう・・・凌いだ・・・なんだこれ?浮気もしてないのに・・・

 もう、よそう、旦那に相談せず、篠崎さんと、会うの・・

 だって・・言わないのも、おかしいよね・・・)あきな


あと、僅かだけ、待つが、来ないので、帰りだす。


「マジ、気になる・・死んだのどっち?

 滝部に兄弟?こんなとんでもない爆弾・・

 また、来週来よう・・それしかないな・・」あきな





渋谷の事務所


石川・椎名・ユリア・がやってくる。

事務所に居るのは、岩永・あきな・はるか。


ユリアと・・・はるか・・・


「お疲れ様です。はるかお姐さん」ユリア

「ああ・・」はるか


(ん?・・機嫌悪いのか?)石川


「次のイベント、ご一緒みたいで、よろしくお願いします」ユリア

「はいはいっ。どうせ寝てんだろ?プロデューサーと!?」はるか


「はるかっ・・石川さんと、椎名さんも居るんだから。」あきな


お互い歌手・・はるかの方が大先輩だが・・

イベントにしても、ユリアがトリのはるかは前座。


「いえっ、実力かと、先輩あれ以来、大したヒットもないですもんね。」ユリア

「止めろ、ユリアっ!」岩永

「なにを!?短いスカート穿いて足出して・・エロいパンツも穿いてんだろ!

 大体、右翼が、歌なんて、歌うんじゃないよ!」はるか

「お姐さんも、穿けばよろしいんでは?それで売れるなら。」ユリア


そう・・・仲が悪い。非常に。


(なるほど・・恐い恐い・・・)石川


そして、強く言えない、岩永・・・そう、浮気してるから。


(困った・・・急に最近仲が悪い・・ユリアが出すぎる・・・

 かおりと、ローラの時みたいにならなければいいが・・)岩永


唯一の岩永の弱点・・・女癖の悪さ・・・


「で、明日行くのは?」石川

「まあ、石川、椎名、岩永、山本、ユリアで行けや。

 俺行くと、殺されそう」中野

「だな・・・」椎名


「一心会の方は?」岩永

「困った奴等だ・・・」石川

「どうして、破門になったの、聖帝会?」はるか


「・・・・・」ユリア


みんなユリアの方を見るが、答えない。


「・・まあ、色々あるんだろ。」石川

「爆撃系だろ?石川が辞めさせろや」椎名

「もう、とっくに爆撃は解散してるよ。新宿、池袋にしてもそうだろ?」石川

「まあ、確かに・・名前だけ爆撃か・・」中野

「だが、腐っても爆撃。ネームバリューで、増えてるぞ兵隊・・」椎名


関東系、関西系、どちらにも付けない連中は必然と爆一系へ・・


さっきから、一言も発しない、あきな・・・


(篠崎さんの事、聞こうか?・・・中野さんも居るし・・)あきな


「あのっ・・中野さん・・」あきな

「はいっ。」中野

(うわ~・・・チョイ、びびってる・・前のドンが・・)はるか


「霊亀に、後継者は、居ました?」あきな

「確かに、聞かないな・・当時から。どうなの?」椎名

「・・居るよ。言わないようにしてただろ。」中野

「まあな・・・」石川


「先に、聞いといて、いいですか?初期の四霊はまだ他に居ます?」岩永

「いやっ・・そいつと俺だけ」中野

「俺と萩原。」石川

「俺だけ。」椎名


初期の四霊は岩永・あきなを入れた7人


霊亀 中野・そいつ

鳳凰 石川・萩原

麒麟 椎名

竜  岩永・あきな


(やっぱり・・・確定だ・・篠崎さん・・・)あきな


「新宿系のチームって、当時他に在りました?」あきな

「ないよ・・・」中野

「だな。」石川


「その探ってるの、元俺ん所のだろ・・・・・あれ・・弟だろ?」椎名


「・・・・」石川

「・・・・」中野


「ん?誰の?どうした?みんな無言で?」はるか


(マジか!?・・繋がりそう・・・霊亀・・滝部・・

 にーちゃんの時もそうだった・・新宿系なのに、池袋系の麒麟だった

 多分、池袋系で、新宿系の霊亀だ・・

 そうだ。池袋大戦争って、言ってた・・確定か?池袋系で?)あきな



「最後の爆弾ですか・・」岩永は、さすがに知ってそう・・


「何かまだ、問題が?」ユリア


「・・・・俺が悪いか・・」石川

「いや・・俺だ・・椎名も悪い。」中野


「やる気あるのか?あいつ、ここに来て?」椎名


「あるんだろ・・・」石川

「あるんだろうね・・」中野



みんな、石川、中野に、視線が、行く中、あきなだけが、違うところへ・・

違和感・・・

普通、気になって、避けないだろうか・・・

ユリアの手が隣に座る、岩永の手に軽く、あたっている・・・


「どうした?あきな?」岩永

「・・いや・・・(えっと・・)・・その爆弾って、タブーなの?」あきな

「まあな・・・」石川



「本人知ってるの?滝部の弟だって?」アホな椎名が・・



「滝部の弟~!!!!!!?」あきな・ユリア・はるか



「この・・アホ・・・」中野

「タブーって、言ってるじゃねえか・・」石川

「完全に言いましたね・・」岩永


(えっ!?・・でもおかしい・・篠崎さんが、霊亀で滝部の弟なら、

 死んだのどっち?って聞く?

 いや、私が滝部の弟だと、気づいてるか、知ってるのか?聞いたのか?

 いずれにしても・・・会うのは、マズイ・・

 でも、あの涙・・・旦那に相談・・でも、その前に・・)あきな



「滝部が、本名?」はるか


(ナイスはるか)あきな、勝手に手が、グッドに・・


「いやっ・・・違う。」石川


(なるほど・・けど、篠崎も本名じゃないかも・・いや、当然偽名だろ)あきな



「あいつ、在日だから」石川



「もう、かぎられた~~~~~!」あきな



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