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東京爆撃・・・

新宿


「お前、鍵は龍也に渡してるのか?」荒尾

「ええ。自分が持ってても、すぐ奪われたら困るんで。荒尾さんは?」金山


「渡そうとしたら、保険で持っててくれってよ・・」荒尾

「まあ、もし、龍也が倒れたら、荒尾さんしか居ないですから・・」西田

「僕も、そう思います。」金山


「役不足だよ・・アウトローのドンには・・

 絶対に、龍也に取らす。絶対にだ!」荒尾

「勿論。」西田

「ええ。」金山



現在所持


関西系、鍵二つ。(渾沌 金山)(窮奇 荒尾) 

    四霊一つ。(鳳凰 ココ)


関東系 鍵一つ。(饕餮 石川)

    四霊多数(岩永 竜)(あきな 竜)(石川 鳳凰)(椎名 麒麟)

    あと、日本に居ないが、萩原が鳳凰。



所在不明 鍵一つ (檮杌 滝部)

     四霊 数名?




六本木


ココが、路上にたまる、六喧の居る場所に現れる。


「お疲れ様です!」「お疲れ様です」

すべての兵隊がココに挨拶。ビビッて、震えてる者も。

この世代達に絶大的な、ココ。

ココより後に、突き抜けた不良は、まだ現れてない。


「お疲れ様ですココさん」城島

「あいさつ、するのが、違うわっ」ココ


チラっと、隣の男を見るココ


「えっ・・もしかして・・」城島

「ウチの彼氏、お前等の、大ボスにあたる、ヤクケンさんだよ!」ココ


「うおおお!すみません。おつかれ様です。」「おっ・・お疲れ様です」


城島意外は、この人通りの多い六本木の路上で、正座までする始末。


「・・誰に、断り受けた・・・三代目?」ヤクケン

「・・・・広瀬さんです。」城島後ろに手を組み直立不動

「広瀬は?」ヤクケン

「すべてを、知ってるので、現れる事は出来ないとの事です。」城島


「まあ・・・当然」ココ

「なるほど・・広瀬が、認めたなら間違いないだろ・・・」ヤクケン


広瀬 42歳 

元、六本木喧嘩歩兵連隊 当時、西田の次のナンバー2だった男

現在、彫師 あの、若井の一番弟子。

そう、鳳凰、麒麟、霊亀を唯一、すべて知ってる男・・・

そして四凶の事も・・



「お前、俺の歴史を知ってるのか?・・」ヤクケン

「多少・・でも、両親は見たことなく死んでますから・・

 まったく、別物と、考えてください」城島


かつて、この城島の父親と、殺し合いの敵だったヤクケン


「ああ・・広瀬に、よろしく言っといてよ」ヤクケン


「はいっ。これから、よろしくお願いします」城島

「愚連隊史上最高傑作のチームだったんだ・・ハンパしてると・・・」ヤクケン


「ゴクっ」 一同固唾を呑む


「・・・・殺すぞ。」ヤクケン歩きながら、去って行く


「はいっ!」一同



(これで、武藤、田代(涼太)、田方に対抗できる・・最高のバック。

 それに、憧れ・・伝説の上に、さらにの伝説のヤクケンさん・・

 そして、この、関東、関西の抗争に俺達が、最前線・・・主役に・・)城島


「取るぞ!東京!俺達が!愚連隊最高傑作の名に負けぬように!」城島

「おお!」兵隊(うおおお・・これで、正式に・・)


遂に始まる・・・

ネームバリューのせいで・・

絶対に負けられない・・・

負けは、許されない。

六本木喧嘩歩兵連隊・・23年の時を得て、完全復活。



池袋


「お前等、出て行ってもいいよ。渋谷寄りの奴は・・殺し合いになるぞ」新会長

「ああ・・これが、ラストチャンスだ・・・爆撃が、もう一度輝く」鳥谷


鳥谷 30歳 外道悪魔クズ鳥谷 プチ石川

元、八代目東京爆撃隊総長 この派閥の頭になったり、降りたり・・

今は、この爆撃系のナンバー3


「いえっ・・キムさんの事、まだ忘れてません。」銀座爆撃 阿久津 19歳

「俺も向こう行ったら、武藤か田代の下に付かされて、

 結局負けですから・・」八代目六爆 山下 19歳


キム  享年38歳  六本木戦争最後の火種。

華の49年組のトップを走っていた男。滝部の右腕。

去年16年の刑務所生活から、復帰、派閥の頭になるも、

渋谷系(岩永達)に殺され、六本木戦争完全終結。

これにより、爆撃系は、ほぼ消滅。


「お前等、二代目、継ぐの許してやるよ・・・」新会長

「うおっ!あの伝説の・・・」阿久津

「どっち道、六本木も、銀座も取られてんじゃねえか・・ちょうどいいだろ」鳥谷


名前だけで、六本木や、銀座は、すでに陥落・・・城島に。

もう、本陣の浅草も、こちらに移動。何より利点。


「阿久津、頭やれや!」六爆山下

「おお。よろしく頼むぜ兄弟」阿久津


「会長、ウチの本隊は、何て名前にします?」ナンバー2

東京爆撃一心会いっしんかい。ごりごりのヤクザだ!もう愚連隊系じゃねえ!」新会長


「うおっ・・爆撃の・・爆撃が、一つの心に・・」阿久津

「ああ。いい名前だな・・爆一ばくいちか・・」山下


「東義会にも、愚連隊にも、喧嘩売りますか?」鳥谷


「聖帝会にもだよ・・くくく」新会長

「しゃー行けや、お前等!まずは、若手の不良、東京制覇だ!」ナンバー2


「おお!行くぞ!二代目太平洋爆撃参上だ!コノヤロー!」阿久津

「おおおおおお!」兵隊


時代が、大荒れになりだした東京。

このアウトロー最後の戦いに名乗りを上げる。


右翼の超大物、有名人、大日本玉砕会の渡辺が聖帝会を破門。

まさかの、爆撃入り。



東京爆撃一心会 会長 


渡辺 39歳 元、聖帝会ナンバー5 街宣車の魔術師 

元、二代目渋谷爆撃準構成員  元、太平洋爆撃構成員

自称・破天のダイヤモンド


東京爆撃一心会 ナンバー2


京野 健太郎  23歳 通称 三丁目の狂犬

元、大日本玉砕会、構成員

新世代のエース達(破天の十字架・皆殺しの博徒・三丁目の狂犬)

自称・紅蓮の出刃包丁



東京の現役の不良達

暫定ランキング


武藤 19歳(渋J系)二代目イチゴパフェ愚連隊     池袋

城島 18歳(大花系)三代目六本木喧嘩歩兵連隊     六本木

田方 19歳(渋J系)17代目マッドストリートホープス 渋谷 

阿久津19歳(爆一系)二代目太平洋爆撃         池袋

田代 18歳(渋J系)雷神               新宿



六本木


「んで、他に怪しいのは?」ヤクケン刺青の事を・・

「まあ、濃厚なのが・・

 そうじゃなければ、なんで、下っ端の私だけって?なるね」ココ


破天の十字架・一条ユリア。ココの師匠。


「だな・・右翼の女帝か。てか女帝は、山本一派が総取りだな・・」ヤクケン

「・・・会わせたくない・・」ココ


「綺麗なんだ?」ヤクケン

「・・・・自分で言うのも何だけど、全て、向こうのが上・・」ココ


「くだらない・・・お前の悪い所だな・・・

 ヤクケンに、ただ一人愛されてる・・それだけじゃ不満か?」ヤクケン

「へへ・・マジ、恥かしいフレーズ普通に、ぶっこんでくるね」ココ


「あとは?」ヤクケン

「怪しいのは、やっぱり、破門組・・」ココ


渡辺、京野・・


「新興の暴力団か・・困ったな・・」ヤクケン

「この時期に、立ち上げるのって、気づいてるの?」ココ


四凶の金庫・・アウトローの制覇・・


「でないとこんなやべぇ時に立ち上げねえだろ。全部敵に回すくらいだ」ヤクケン

「爆撃系だけど、石川さんとかは、関係ないみたい」ココ


認める、認めないじゃなしに、もう、爆撃は終わったと・・・

名前だけ爆撃。勝手な事と・・・


「まあ、そこは、少し救いだな・・だが、四霊ならやっかいだな」ヤクケン


三つ巴。

関東系 岩永・椎名・あきな・ユリア

関西系 ヤクケン・荒尾・西田・金山・ココ

爆撃系 渡辺・京野・鳥谷


「どっから、潰す?」ココ

「う~~ん・・」ヤクケン


鍵と刺青を揃えて、金庫を開けようとしても、四霊が生き残っていれば、

大反撃を喰らいそう・・


「まず守る事だな。向こうは、ウチの誰から、潰すと思う?」ヤクケン

「・・私か・・四霊の刺青を持つ人物を近づけなければ・・」ココ

「だな」ヤクケン


(四霊があと、三つ。鍵があと、二つ・・・結局まだ、探り合いか・・

 まず、明日の、火曜(山本と会う日)と、向こうとの話し合いか・・)ヤクケン

 

明後日、新宿の事務所にやって来る、関東のオールスター・・・


「ユリアって、男居ないの?」ヤクケン


「にやっ!!!」っと満面の笑みのココ


「・・・すごい悪党顔っすね・・」ヤクケン

「勝った・・」ココ


いつだって勝つのは悪党で、乱すのは女。



都内某所


「大丈夫?こんな時期に会って?」ユリア

「何が?。」


「いい加減と、言うか・・・あっ・・」ユリア

「好きなんだろ?・・俺が、たまに投げる変化球が・・」


「どうしたの最近?・・・またギラギラしてる・・若い時みたい・・」ユリア

「セックスか?。そんなに違うか?」


「もだし・・まるで獣みたい・・・あっ・・何もかも・・」ユリア

「熱くさせやがんだよ・・・俺より、強い奴が居るってな・・」


「だから、最近よく愛してくれてる?ココの様にならないように?」ユリア


ココの寝返り。


「俺の側に居てくれるんだろ?」

「うん・・あっ・・あっ・・うん。ずっと・・・味方・・慶太さんの!」ユリア


(取られてたまるか・・・

  麒麟をな・・ははははは)岩永


唯一誰にも負けない悪党。女癖の悪さは・・

麒麟・ユリアは、岩永の手の中・・・



ストレートばっかりじゃ

打たれちまう・・

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