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食前の思惑

夕食まではしばらく時間があるので僕は希と一緒に無人島を探検することにした

島と言ってもそこまで大きなものではないので夕食には間に合いそうだ

「探検つっても地図があるわけじゃないしな、とりあえず一周するか」

僕は希の提案を採用し島を回ることにした


「くそっ田熊のやつ俺のマスクをゲロまみれにしやがって!」

薄井はひとり言を言いながらマスクをひたすら洗っていた

「くそ!くせえ!クソ岡が!」

俺はそう叫ぶとゲロまみれだったマスクをゴミ箱へ叩きこんだ

まあ、マスク・ホテルってくらいだからマスクの1つや2つくらい置いてあるだろう

マルコスさんに言って貰うとするか

確かキッチンで夕食の準備をしているはずだ

ちょっくら行ってくるか


はたして今夜の夕食は何なのか

直木はベッドに横たわりチョコバー片手にそのことだけを考えていた

メニューは?和食?洋食?デザート付きか?

量はあるのか?おかわりできるのか?

これは重大な問題だ

俺の今後に関わってくる

量がなかったときのために腹ごしらえをしておくか?

頭を使ったらなんだかノドが渇いたな

とりあえずこのレトルトカレーでノドを潤すか

それからキッチンへ行ってメニューを確認しないと

あわよくばつまみ食いなんて・・・グへへ、ゲエップ


「なかなかいいホテルで安心したぜ、支払いはカードが使えるかな?」

俺は下岡

この館に泊まっているクールでダンディなナイスガイだ

「さて」

俺は片手で爽やかにネクタイを緩めるとシャワー室へ向かった

食前に汗でも流すとするか

「食前のシャワーこそ至高の時間だ、一日の疲れが吹き飛ぶよ」

独り言のように聞こえるがカメラがあったら俺はまさに俳優さ

下岡はそう言うとシャワーのノズルを回した

「ふぅ、疲れが吹き飛ぶゎっつううううううう!!」

温度がMAXになっていたのだ

火傷した俺は氷を貰うためにヒリヒリする顔面を押さえクールにキッチンへ向かった


「風がないお前何てただのトカゲなんだよっコラ!」

「剣、尻尾頼む」

「オーケイ」

「うおっ逃げられた!撃退かよ!」

カンが西村の部屋の前を通ると高山と西村の声が聞こえた

さしずめまた2人でゲームでもやっているのだろう

僕は今館内を探索している

部屋の中にまで仮面があるからおかしいと思って調べてみたら、案の定仮面の目が隣の部屋からの覗き穴になってやがる

隣は空き部屋だからよかったものの、あの胡散臭い過去話に加えチープな仕掛け

この館とあのマルコスとかいう奴には何やら裏がありそうだな

もう少し調べてみる価値はありそうだ

とりあえず、もう夕食の時間だ

僕は階段でウサギ飛びをしている森間を尻目にロビーへと向かった

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