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そして無人島へ ~ゲロリスト再来~

バスが止まった

「着いたようだな」

いつの間にか起きていた希が言った

「ここからあのボートに乗って行くわけだな」

直木が指した先にはボートというよりもヨットのような大きな船があった

「ウヒョー!すごいアルね!あんな船来日した時以来アルね!」

カンも思わず興奮する

「お前ら何勘違いしている?」

すっかり酔いから覚めた下岡が冷めた声で言った

「着いてこい」

下岡に着いていくとそこにはボートというよりイカダと言ったほうがしっくりくるようなボロイボートが2隻あった

「さ、いくぞ」

下岡が颯爽と乗り込む

「マジかよ・・・島に着く前に沈むんじゃ・・・」

高山が不安そうな顔をする

「早くしろ、置いていくぞ!」

下岡が怒鳴るので僕らは仕方なしにボートに乗り込んだ

片方のボートには、僕、希、カン、薄井、下岡が乗った

もう片方には直木、高山、西村が乗った

後者のほうが人数が少ないのはもちろん重量の問題だ

ん?ああ、森間は筋トレのために泳いで向かうらしいからボートには乗っていない

そしてボートは無人島へ向けて動き出した

「ふぅ~風が気持ちいいな~」

僕は立ち上がり両手を広げた

「おいおい、バランスを崩して落ちたらどうすんだ」

希が注意する

「大丈夫さ」

「ったく、俺はまだ寝足りないから寝させてもらうぜ」

まったく、希のやつはよくこんな揺れの激しいところで寝れるなあ

すると顔を真っ青にした下岡が話しかけてきた

「なあ、ビニール袋ない・・・?」

「いやだから持ってな・・・」

そう言いかけた瞬間僕の頭に嫌な予感がよぎった

「薄井!マスク貸せ!!」

僕はそういうと薄井のマスクを剥ぎ取り下岡へ装着した

「うわっなにするやめゥボロロロロロロロロロロ」

薄井のマスクで下岡の口を押させゲロが外へ出るのを抑えたため被害は最小限で済んだ

「見えてきたアルね」

顔面をゲロまみれにした下岡をよそにカンが言った

「あれが・・・」

僕らの目線の先には巨大な無人島がそびえていた

僕は希を起こそうと思い、ふと海を見るとそこには華麗なバタフライをキメている森間の姿があった

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