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~forever mask trick~

ついに完結

その後何とか陸地に辿りついた僕らはもちろん警察へ向かった

世間にこのことが公表されると僕らの高校は一躍有名になり遂には共学、廃校の話なんてどこかへ行ってしまった

僕らは何度も警察に呼び出され話を聞かれた

今僕が警察署にいるのはそのためだ

僕は警察が何度も同じ話をするからすっかりうんざりしていた

「はあ・・・」

僕はため息をついてベンチに腰を下ろした

するとこちらに見慣れた奴が近づいてきた

「よう」

直木だ

あの後空腹で栄養失調になった直木は昨日退院したばかりだ

「もう大丈夫なのか?」

「病院食の量が少なすぎてな、味も薄いし、余計に体調が悪くなりそうだから無理矢理退院したぜ」

やれやれ、相変わらずだな

「そんなことよりさ、あれ聞いたか?」

「ん?何を?」

僕は身を乗り出した

「あの館のことだよ、あの館数十年間誰も住んでいなかったらしいし、マルコスは国籍のない密入国者だったんだってよ」

「なっなんだって!?第7部マスク・ホテルでギャグ一切なしであんなに長々と館のエピソードを話したのに嘘なのかい!?」

僕は思わず立ち上がり大声を出してしまった

周りの人たちが一斉にこちらを見る

「お、おいおい」

直木が座るように勧める

「伏線回収しきれなかったからって・・・」

「ん?何か言ったか?」

「いいや、何でも」

僕がそういうと直木は不思議そうな顔をした

「俺はまだまだ釈放されそうにないぜ」

直木はそう言うと水筒を取り出しとんこつスープを飲みだした

「暇になったら会いに来てやるよ」

僕はそう言うと警察署を後にした

ちょうど署の入口を出た時だった

「おう田熊、ちょうどいいところに来た」

振り返ると西村がいた

腕には子猫を抱いている

「何その猫」

「こいつな、カンが自宅で飼ってた猫なんだ、引き取り手がいないんだがお前どうだ?」

いきなりの提案に僕は驚いた

「うーん、僕の家マンションだから飼えないんだよなあ」

「そうか、それじゃ保健所にもっていくしか・・・」

「わっわかった!引き取るよ!」

「おうそうか、サンキュ、じゃまたな」

西村はそう言うと僕に子猫を押しつけ走り出した

「どうしようこの猫・・・」

僕は途方に暮れていると後ろから車が近づいてきた

「田熊じゃないか」

レンタカーから顔をだしたのは下岡だった

残念ながもう怪我は治ったようだ

「あぁ、こんにちは」

「明日から学校だからちゃんと来いよ」

下岡はそれだけいうとウインクして走り去った

再び歩き出した僕はふと学校近くの廃屋のことを思い出した

あそこならちょっと遠いけどこいつを飼えそうだな

僕はそう言うと子猫を見つめた

名前を考えなくちゃな


翌日

僕は早めに学校についた

「おはっす」

僕が教室にはいると週番の希が黒板を掃除していた

あの事件の後希はストパーをかけた

「おはよう」

僕はそういうと席に着いた

「よっ」

後ろから何かが聞こえた気がした

「おはよー」

その時教室に高山が入ってきた

「いやー学校久しぶりだね!しかも転校生が来るらしいし楽しみ!」

珍しく高山のテンションが高い

僕はほほ笑みながらカバンを開けた

そこに入っていたのはキャットフードだった

これは・・・あ!

タクMAXのエサだ!

あっタクMAXは昨日西村から預けられた子猫ね

僕が時計を見ると学校開始20分前だった

今からエサをあげにいったら確実に遅刻だ

僕はそっとエサをしまおうとしたがタクMAXのつぶらな瞳が目の前に浮かんだ

「ええい!」

僕はそう言うと駆け出した

学校を抜け出す時に下岡とすれ違った

「おい田熊どこに・・・」

僕はそれをシカトすると廃屋へ急いだ

あの角を曲がればもう少しだ!

「遅刻遅刻ー!」

そのとき見知らぬ女の子がそう叫びながら僕にぶつかってきた

「うわっ」

僕らは正面から衝突し二人とも尻もちをついた

「だっ大丈夫?」

僕はそう言うと女の子に手を差し伸べた

「あ、ありがとう・・・」

「じゃ、僕急いでるから!」

僕はそういうと再び駆け出した

ん?さっきの女の子の制服はうちの高校のと似てたな

廃屋に辿りついた僕はタクMAXの住処となっている段ボールを開けるとキャットフードを差し出した

「ブニャ」

タクMAXは不細工な鳴き声をあげるとキャットフードにがっついた

「おいおい」

僕はその様子をしばらく眺めていたがふと学校のことを思い出した

「しまった!」

再び全力疾走で学校へ向かう僕

もうHRは始まってる

けどまだそんなに時間はたっていないはずだ

僕は学校へ飛び込むと靴も履きかえずに教室に向かうとドアを開け放った

「おっおはようございまっ」

下岡と一緒に教卓に立っていたのはさっき僕とぶつかった女の子だった

「きっ君はさっきの!」

「あっさっきの人!」

こうして僕の学園生活が再び幕を上げた




END

やっと完結しました

非常に長かったです

もう途中で自分で書いた内容忘れちゃうしラストは若干・・・いやかなり無理矢理な感じだし散々でした

やはり僕は短編のほうが相性いいみたいですね

こうして完結させることができましたし、しばらく小説からは手を引こうと思います

それでは、ここまで読んでくれて本当にありがとうございました

またどこかで会いましょう

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