ラストバトル
俺は薄れゆく意識の中思った
VV
Vが2つ
これはVが2ではなかったんだ
そうこれは1つの文字だ
ただしWではない
希の天パが俺にヒントをくれた
逆だったんだ
くるくる回ってしまっていたんだ
これの意味はM
つまり犯人は・・・
「あれ・・・なんだか眠く・・・西村ぁ・・・」
直木はそう言うとフラフラと歩き出し俺の上に倒れこんできた
「ゲェッ」
俺は直木のボディープレスを直に食らってしまった
「いってぇ・・・ん?」
直木のボディープレスを食らい胃の中の物を吐き出したお陰で少しは意識がまともになったらしい
俺は直木をやっとの思いでどかすと立ち上がった
希が危ない!
頭上を見上げると穴はだいぶ大きくなっていた
この空間には包丁でドアを削る音だけが鳴り響いていた
もう穴は十分大きくしたらしく扉の向こうの人影はドアに体当たりをしてきた
ドアが壊れるのも時間の問題か・・・
田熊、お前に会いに行くぜ
俺は覚悟を決めた
そのとき声がした
「の・・・み・・・ぞみ・・・天パ!!」
俺は起き上がった
ドアの向こうには西村がいた
「大丈夫か!ここを開けてくれ!」
俺がドアを開けると西村は俺を引っ張って走り出した
走りながら西村はダイイングメッセージの意味、冷凍食品の意味を教えてくれた
食事が冷凍食品だったのは西村を殺そうとしたために調理時間を短縮せざるをえなかったためだ
そして奴は皆に睡眠薬を盛った
今館内にいるのは俺と西村と奴の3人だけだ
「くそっ、見失った!」
西村が壁を殴る
「まあいい、犯人はわかったんだ、皆でまとまっていよう」
俺の提案を西村は受け入れるとロビーへと向かった
ロビーへ向かうとそこには身体を縛られた皆がの姿があった
「ふふ、ようやく来ましたか」
不気味な笑みを浮かべたマルコスがそこにいた
「クソ野郎・・・」
西村が殴りかかる
「おっと、おかしな真似はしないことです、こいつのノドが赤く染まりますよ」
マルコスはそう言うと下岡に馬乗りになりノドにナイフをつきつけた
そして別の手で下岡を殴り飛ばした
「もげっ」
下岡は目を覚ましたが状況を理解できていないようだ
「下岡!」
俺が思わず踏み込むとマルコスはナイフを下岡のノドにちらつかせた
「びぇぇ・・・」
下岡がちびる
「何故こんなことを・・・」
西村が拳を握りしめる
「理由なんてありませんよ、暇つぶしです」
マルコスが平然と答える
「ふっ・・・暇つぶしか、笑わせるな!お前は人の命を何だと思ってやがる!!」
マルコスの下で下岡が怒鳴った
しょんべんくさい
「黙ってなさい」
マルコスはそう言うと下岡の後頭部をナイフの柄で殴り気絶させた
「さて希様、西村様をこれで縛ってもらいましょうか」
そう言うとマルコスはこちらへロープを投げつけた
俺は何も言わず西村を縛りあげた
「これでいいだろう」
俺が縛り終わるとマルコスは言った
「よくできました、それではこれで自殺してください」
そういうとマルコスはこちらへ包丁を投げた
俺は包丁を見つめた
「変な気は起こさないことです、こちらには人質がいるのですよ」
俺に選択肢はなかった
俺は自分の腹に包丁を突き立てるとうずくまった
俺の周りに血が広がる
「ふふふ・・・あはははははは」
マルコスの笑い声がロビーに響いた




