第1の殺人 ~Good bye, Morima~
夕食が終わり部屋へ戻ると僕は希を呼んで今日1日のことを語り合っていた
希と2人で話をしている時が一番落ち着くな
僕はそんなことを考えていたがそれも長くは続かなかった
ガシャン!!
何かが割れたような音が鳴り響き僕と希の会話は中断されたのだ
「なんだ?」
希が不満そうな顔で言った
「ちょっと見てくる」
希はそう言うと部屋を出て行った
「僕も行くよ」
僕は希の後を追った
「音は1階からしたようだったな」
希はそういうと1階の部屋を探索し始めたがどこにも異常はない
「誰かの部屋かな?」
僕がそう言うと希もそう思ったらしく、まずは森間の部屋へ向かった
「森間、何かあったのか?」
僕はドア越しに森間へ話しかけたが返事がない
「気にすることではなかったかな」
僕はそう言いながらなんとなくドアノブを回してみると鍵が開いていた
「あっ開いてる」
「森間、入るぞ」
そう言って森間の部屋へ入っていった希はその場で気絶した
なぜならそこには胸にマスクを抱きながら、無残にも顔を原型がわからないくらい切り裂かれている森間和也が逆さに吊るされていたからだ
まるでそれは今は亡きこの館の主人を彷彿とさせるような風貌だった
僕には森間が胸に抱いているマスクが妖しく笑っているように思えた
「う・・・うわああああああああああああ」
僕が叫び声をあげると皆が集まってきた
「どうかなさいましたか?」
「なんだなんだ?」
「う、うげっ」
「さわがしゥボロロロロロロロロロロロロ」
「も・・・森間・・・」
皆は唖然と森間の死体を見つめていた
すると今にも泣き出しそうな顔をした高山のポケットから紙が滑り落ちた
”コンヤ コノナカノ ダレカガ シヌ”
あのメモだった




