キッカケ
まず最初に。
正直に言いましょう、作者こと悧緒は実写化や2.5次元舞台というものに嫌悪に近い苦手意識がありました。
というのもきっかけは作者がまたうら若き乙女ともいえる頃、とある実写映画の告知で絶望したからです。
はいそこ、自分で言うなと言わないでくださいね、割と〇〇年前は作者も若かったんですよ、ほんと。
好きな作品だったんです。何なら当時本当に好きでグッズも集める程好きなキャラクターだったんです。
その作品が、好きなキャラ、今の言葉で言うなら推しが動くわけです。
実写化と聞いて、不安よりも楽しみが勝ちました。
テレビで流れる情報や演じられる役者さんのお名前を拝見してまぁとても楽しみにしてました。
公開日も楽しみで有給取るんだ、なんてルンルンして指折り数えておりました。
―ついに〇月〇日、公開決定―
その文字と共に映された映像。
そのルンルン気分は予告映像で涙と共に消え去りました。
変えられた髪型、変えられたキメ台詞、全て変えられた我が推し。
好きだから、大好きだったから、ショックだったんです。
居るのは、推しじゃないのです、演者さんにしか見えない。
そんな風に思ってしまう自分にも自己嫌悪してしまい、負のループです。
実写化だからそういうものなんだ、そう無理やり納得して、この気持ちに蓋をしました。
ただどうしてもそのショックが大きすぎて、映画を見る事は出来ませんでした。
見ようとしたら、涙がボロボロ出てしまったんですよね。
そのショックから数年。
そこから少し立ち直りつつあったとき、とある実写情報で心はベッコベコになりました。
髪型も、キャラクターも、世界観も、きちんと再現された別作品の実写予告。
テレビでも有名な演者さんの出演と再現度の高い映像技術に、まぁとても流れてくるわけです。
正直、予算や映像技術が当時と違う事も解っています。
それでも、どうしても、思ってしまったのです。
―どうしてあの作品で、こんな風に再現してくれなかったの。―
そんな事、誰にも言えません。
自分はただの作品のファンで、しがないヲタク。
そんなマイナスな発言、自分の好きな作品を貶めるようで、嫌だったのです。
それにこんな考えは少数派だと思ってたので。
…まぁ一番は他の人から非難されたくなかったんですよね、ほら、ネットって怖いでしょ。
けどそのマイナスな思考も感情も、ずっと言わないで悶々と考えてしまったのがいけないんでしょう。
演劇をやるほど、舞台が好きだった作者が。
映画館で過呼吸起こしてしまうほど実写映画が苦手になってしまったのですから。




