魔術とは?
黒狐がドアを開ける。
「…ん?…ああ君か!」
「よう」
中にいたのは中性的な顔立ちをしており、耳が長く、更に和服を着た男が立っていた。
その男は気さくに黒狐と会話する、少し話をしたあと話し始めた。
「えっと…そちらのお嬢さんは?」
「あっ…えっと…ソフィーって言います、詳しい方は…」
「黒狐だ、名前を貰った。」
エルフの男は驚いたような顔をした。
「…驚いた…まさか君が名前をもらうなんて!」
「んまあ色々な」
「是非とも聞きたい!」
「いいぞ、代わりに飯をくれ。」
「…お安い御用さ!」
黒狐がこっちを向いて聞いてくる。
「…あの事を話していいか?」
…んまあそっちの方が話しやすいでしょ…って事で。
「良いよ、ただ。」
「ん?」
「この世界について聞かして。」
黒狐が数秒考える。
「わかった」
「話は終わったかい?」
「ああ」
「…ああ!あと、ご飯はそこの箱の中にあるから!」
…そう言うと二人は何処かに消えてしまった。
「…聞いたか!ねぎま!」
「わん!」
久々のご飯だ!!
食うぞー!!
「…にしてもこの箱の中に食べ物が…」
…大丈夫かな…まあ背に腹は代えられん!
「…じゅるり」
◇◆◇
かなり食べた、人生で一番食べた…。
「ねぎまよ〜美味しかったなあ?」
…ねぎまは寝ていたようだ。
にしてもこの箱の中にかなりの食べ物が入っていた。
その中には日本料理やポテトチップス、更にはアイスまでもが入っていた。
「…何なんだこの世界は…」
…前に黒狐が言っていた、『勇者』と何か関係あるのだろうか。
ねぎまと戯れていた所、ようやく二人が来た。
「おかえりー」
「わーん!」
「…よくもまあ名前も聞いていない相手の家で寝転がれるね…」
「ふふん」
「褒めてないぞ」
「…さて、この世界の事を教える約束だったね。」
その男は椅子に座るよう促す。
…面倒くさいなあ
椅子に座るとその男は話始める。
感想を…お願いします…!
どうか!