Gotoスコール!
……言われた時はびっくりした、大してお金も無いウチが日本なんて行けないと思っていたから。
「…………………」
「どうしたn」
「行きたい!!!!!!!」
凄い声だった、多分人生であの時が一番声が出ていた。
でも…凄く嬉しかった、ようやく行けるんだって。
5月ぐらいかな?はじめて日本に来たのは。
楽しかった、凄く、1週間なんてあっという間だった。
凄く名残惜しかった、だが同時に一つの目標が出来た。
『日本語を覚える!!』
そう決心した!
そこからは家に籠り日本語の勉強を始めた。
あの!!私が!!!勉強をしたのだ!
両親も恐らく驚いていただろう、間違いない!
最初は何も分からなかった、だが7年が経つ頃にはもう完全にではないが習得した!
20歳になり初めて日本に来た、行き先は秋葉原!
(現在に戻る)
本屋の中へ入り忍者の本を探す、本屋は意外綺麗だ、思っていたより普通だった、日本というか中世らへんの内装だった、レジに置かれているアニメのプラモデル以外は。
忍者の本を探しているとある本が目に入った。
何故かその本から目が離せない、思わず手に取ってしまった。
どうやら心理テストの本…らしい、何故か凄く分厚い、凄く重い…手に取った瞬間重すぎて倒れそうになったぐらいに…。
1ページ目を見てみる。
『次のリストからからなってみたい職業を指でなぞれ』
なるほど…これで何がわかるのだろうか…?。
まあ見てしまった以上気になる、やってみることにした。
勿論忍者を探す。
「無かったら侍でいいや」
それでいいのかと自分でも思ってしまったが…
そして、ようやく見つけた。
だが隣に侍がある…
「………本来は一つだけだろうけど…………両方なぞっちゃえ!」
文字をなぞる、次のページに行こうとした時。
頭から声が聞こえた気がする、どんどんその声が大きくなっていく、やがてこう聞こえた。
《世界名スコールへの転送を開始します》
…直後意識が無くなった