門入球
「頼む、なぁ入、越水の爺さんが腰やっちまってよ。メンツがたんねぇんだよ。なぁなぁこの通り年寄り孝行だと思ってよ」ポテチを頬張り相撲を愉しむ高校帰りの女子高生「入、まだ制服なの!シミつくと洗濯大変なんだからさっさとぬぎな」揚げたての天ぷらで指してくる「つっーか油飛んでんだけど、余計シミになるっしょ」と制服を脱ぎ下着姿に「おじいちゃんもいるでしょう」どう色っぽいとポーズをかました後寝ころんでポテチ再開、おじいちゃんは色っぽい色っぽいと見ずに土下座中必死か!と下着な入がぽつり、台所から「おじいちゃん達も愉しみでやってるのよ。アンタ小さい頃はついていってたじゃない。お菓子やジュースも山盛りアイドルだったじゃない」ポテチをボリボリ「高校生は勉学が基本なの、アイドルボランティアは小学生で卒業なの」しょうがないとおじいちゃんがサイフのヒモを緩めようとすると下着正座が……「入ちゃんはかわええのー」と尻を撫でるおじいども「ヤダヤメテクダサイヨ」無表情は萎えるノーと散っていくジジィども「まったく男共は」とばぁちゃん達「いいの、昔からあんなもんでしょうさぁさやりましょう」とゲートボールを始めるゲームは順調に進む