表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/61

第8話 依頼のその後と夜明けの魔女

あっという間にゴブリンを蹴散らし、精霊王と契約し色々起こりすぎていた。

しかしミィは依頼で来ている為、ゆっくりしている余裕はない。

「さて、王都に戻るとしよう。安心して欲しいが、報酬は山分けだよ。なんなら君が7割でも良いが?」

ミィは笑みを浮かべるがクリフは首を振る。

「僕は3割でいいです。貴女が受けた依頼なので…僕はただ手伝っただけです。」

クリフの答えに苦虫を噛み潰したような顔をするミィだった。


冒険者ギルドに来る間に纏まり、クリフ4割ミィ6割と決まったがミィは不服そうである。

「とりあえずは報告だな……」

ミィは面倒くさそうに扉を開ける。

「討伐依頼の報告だ。」

受付嬢は顔を出し、クリフを見てすぐに目を外す。

「はい、分かりました。それでは報告を。」


「先ず始めにお前達ギルドは変異種がキング以外にいる事を知っていたのかだけ聞かせてもらおう。」

受付嬢の顔が強ばる。

「はぁ…呆れた。何故黙っていた!危うく私は死ぬところだった。依頼を手伝って貰ったコイツもだ!」

ミィは珍しく本気で怒っていた。

「い、いえ…それはコチラの手違いで…」

受付嬢は狼狽えながらも答え、ミィはこれ以上は無駄と割り切り話を変える。

「それで報酬の件だが、私が6割、クリフが4割だ。」

受付嬢は顔を顰め、答える


「それは出来ません。彼が貢献した証拠が無い事、貴女が彼に肩入れしている点を考慮するに彼の功績であると捏造している可能性が高い為です。」


「は?お前はつまりコイツは何もしていない、だからコイツに報酬を払うのは間違いだと?」


「ハイ、彼は闇魔法しか使えない不良品ですよ?功績は認められませんよ。」


「ふむ、なら良い!私も報酬は貰わないでおこう。私が貰って組んでいた相手に払えないなら無い方が良い。」

ミィはそう言ってギルドを後にする。クリフはその後を追い掛ける。


クリフがミィに追い付いた直後に声をかけられた。 見た目は完全に少女…正直ミィより下に見える。

「リサからお主が家を出たと聞いて驚いた…やれやれお主に何か有ればヘカティアに顔向け出来ん。」

母とリサの名が出て驚くクリフ。

声のした方を向きクリフは項垂れる。

「なんの用?アンタが出向いて来るとは」

クリフはため息混じりにこぼす。


「何を嫌そうな顔をしておるのじゃ…昔はアンナにも懐いてくれていたのに…」

女性は芝居がかった声を上げる。

「やかましい!レイスさん?何か用があるでしょ?」

レイスと呼ばれた女性はニヤリと笑い

「お主に弟子を預けたい、お主と同じ境遇のエルフを救ってやりたい!」

レイスの用はとんでもないものだった。

キャラ紹介

【夜明けの魔女】レイス・クロロドール

{種族}人間?

{年齢}不詳

{職業}魔女

説明

王国最強と名高い魔女。

【聖女】や【王国騎士団長】、【魔術師団長】を持ってして最強と言わしめる。

ヘカティアと友人だったらしくクリフを気にかける。

リサはレイスの1番弟子で、かなりシゴかれた模様。

過去に欲を出した貴族がレイスをモノにしようと画策した結果王都が半壊した。

現在は別の弟子を取り、クリフの前に姿を見せる。

国王は手中に収める事を諦め制約を誓っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ