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第3話 冒険者ギルド

翌朝、クリフが目を覚ますとリサは既に起きていた。

時刻はまだ早朝5の刻である。

「あら、クリフ君おはよう。」

寝ぼけ眼のクリフに声をかけるリサにクリフも反応する。

「おはようございます。朝食、作りますね。」

朝食は基本的にクリフが作る。

師匠的な位置にいるリサに作らせる訳にはいかないとやり始めたのだ。

「今日は私の当番よ?気にせず休んでなさい。」

リサは読んでいた本を閉じキッチンへと向かう。

「では手伝います。」

クリフはそう言ってリサの後に続くのだった。


朝食を食べ、着替えを済ませ、魔力の特訓を終わらせ現在の時刻は9の刻。

「そろそろ向かいましょうか。」

リサの一言にクリフは頷く。

リサはそれを確認すると歩き始め、冒険者ギルドへと向かい始める。


「クリフ君は短剣における剣術や体術はかなりの練度だと考えます。」

リサの言葉に神妙な顔で頷くクリフ。

「魔法適性をギルドで調べられますが、一体何が適性になるのでしょうか。」

この世で1番弱い魔法は闇である。

初級魔法は魔力要求量の割に威力は弱め、上級魔法は強力ではあるが魔力要求量は異常な程である。

そのためハズレ魔法とされている。

「で、ですね…。何が適性かは気になります。」

そう言ってリサに合わせ冒険者ギルドに到着するのだった。

――――――――――――――――――――――――――

「闇…と微弱な風ですね。」

受付嬢はそう言うと続けて

「ハズレ魔法ですね。ほぼ闇のみの適性となります。残念ですね。」

闇適性と分かると受付嬢の目は冷徹なものへと変わる。

「とりあえず、来るものは拒みません。書類にサインをお願いします。」

その言葉に従いクリフは名前を入れる。


「クリフ・リベスター…?まさかあの?魔人襲撃の原因になったリベスターの家系の者?」

受付嬢は姓に反応しブツブツと呟く。

「あの…?」

クリフが声をかけると受付嬢はハッと顔を上げる。

「はあ、どうしてよりによってこんなのの相手を私が…」

受付嬢はそう言いながら受理の判子と冒険者の証、ギルドカードを渡すと追い払う様に手で払った。


そしてクリフは冒険者ギルドから疎まれ、イバラの道を歩むこととなるのだった。

今回はキャラ紹介では無く崇教されている神と邪教に触れておきます。

[邪教]デイガル教

説明

魔人を崇拝し、信仰する邪教。

魔人こそ最強であり我らの礎となると信じている。

魔人王の消滅と同時に力が衰えていたが、最近になり新たな魔人王の誕生と共に勢力を拡大している。

信仰している神は原始の魔人「デイガル」である。

信仰する神の名を教名にしている。


[崇拝]アルカナ教

説明

月の女神を崇拝し、信仰する。

この国の主教であり、礎でもある。

女神の名を取りアルカナ教となっている。

アルカナ教にとってデイガル教は敵であり、国と共にデイガル教を打ち倒すべく協議している。

最近のデイガル教の勢力に脅威を感じている。

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