表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いっぱいの夢

作者: 楽部

 いっぱい。


 いっぱい、いーっぱい。


 夢いっぱい。いっぱいの夢。


 おとこの人にとっての、おんなの人にだっての。


 あふれんばかり。


 いっぱいの、おっ




「おねぇちゃん、今日はキメキメだね」 


 まあね。


 姉は準備を怠らない。食事会とは単なる顔会わせでも。着飾るのは、求められるであろう女性らしさ。可愛らしさ、美しさ、母性。全て示すことはできなくとも、一部分を満たすだけならば可能なこと。狙いどころと見た、からかな。


「なんか、いつも以上に盛り上がってない。その胸?」


 そうね。見えるかしら。


 身体を反らし、強調させて見せてくる。双眸を、捉えて離さくべくする双房。寄せるのは普通。谷間深く形作って、さらに詰めて。


「ちょっと詰め込みすぎじゃない?」


 おおきいのが夢。見たい、求めたい。いいじゃない。結局、そういう人がおおいんだもの。


 フフん、姉は満足げ。


 それでも、妹は訝しげ。


「でも、脱いだらバレるでしょ」


 姉は分かってないなぁ、という口振り。


 それは仕方のないところね。


「でしょ」


 でも、そこまでいったなら現実も見せておかないとね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ