ブクマゼロ、1日PV1桁の、ド底辺作家にならないための5つの方法
底辺どころかド底辺だって?そいつは、てーへんだ!
『小説家になろう』では、ブックマーク100以下の小説を書いている作家を、底辺作家というらしい。
約1ヶ月間、凡そ8万字を書いて、ブックマーク数1桁の『ド底辺作家』である筆者が、筆を折る前に、これから『小説家になろう』(以下、なろう)に投稿を始めようと思っている人に、こんな『ド底辺作家』にならないための方法論を提示しようと思う。
1.キーワードについて
小説を投稿する際、設定できるキーワードは、なろうの検索サイト『小説を読もう』上の検索キーになっている。つまり、自分独自のオリジナリティーあふれるキーワードを、小説につけることは、検索の機会を失うことを意味する。
私ははじめ、キーワードに、検索後、自作品しか表示されないキーワードを設定していた。必然、検索から来る人が全くおらず、PV1日1桁という憂き目を見た。
PV1桁。作品を公開してもサーチエンジンのクローラーしか見てくれない、悲しき状況である。これはひどい。
次に、小説を読もう(以下、読もう)上の検索キーワードは、部分一致で検索されている。つまり、『異世界』と『異世界転移』をキーワードとして同時に設定することは、意味が薄い。
検索結果の数は、常に『大分類』>『小分類』になるので、キーワードは、できるだけ細かく設定するべきだ。例えば、『バトル』と『異能力バトル』なら『異能力バトル』のみをキーワードとして設定したほうが合理的ということである。
検索結果が少ないほうが自作品が、「読もう」の検索結果の1ページ目に表示されている時間が長くなる。
検索結果の1ページ目に作品が載ることは非常に重要なのだ。どれぐらい重要かというと、予約投稿の不利を跳ね返せるぐらいに重要なのである。
朝に投稿した作品が、投稿時よりお昼休み時に多く読まれるということも、キーワード次第では十分ありえる。
複合キーワードという手もある。『主人公最強で俺TUEEE』など、複数のキーワードを同時に設定する方法だ。複合キーワードにすれば、キーワードの数を倍増できるため、検索上優位に立てるはずである。
但し、複合キーワードは、筆者はやったことがないので、デメリットについて、検証できていない。
もうひとつ。キーワードにはトレンドがある。私が、トレンドにかかわらず、常時有効と思うのは、
『異世界転生』、『チート』、『ハーレム』、『悪役令嬢』、『恋愛』、『ざまぁ』の6つだ。
本文に全く関係なく、なりふり構わずこれらのキーワードを設定している作品も見かけるが、検索の汚染になるので私は推奨しない。
悪役令嬢で検索をかけて、結果、悪役どころか令嬢すら出てこない作品をみたらどう思うだろう? そんな作品がずらーっと1ページに渡ってでてきたらどうだろう? 検索の汚染は、なろう自体の衰退に
つながると思う。
拙作、「いたもん(異端審問官)になるには」には、『悪役令嬢』のキーワードが入っているが、悪役令嬢志望の女『女帝』を登場させるまで、このキーワードは入れていなかった。検索汚染を避けるためである。
2.タイトルについて
タイトルも、検索キーになっている。なろう独特の、長くてくどいタイトル(失礼)には、合理的な理由があるのだ。
例えば、今即興で思いついたタイトルだが、『SSSランクの美少女悪役令嬢は、自分を振った王子をざまぁしてスローライフを送ります』なんていうのはどうだろう?
自分でキーワード設定したもの以外に、SSSランク、悪役令嬢、ざまぁ、スローライフといった、なろうの人気キーワードが自動的に設定されているのと同じ状況になるわけだ。
キーワード設定できる単語の数は限られているので、タイトルにキーワードをぶち込みまくるのは、なろうならでは、の生存戦略と言えるだろう。
3.あらすじについて
あらすじも検索キーになっている。あらすじに足りないキーワードを入れつつ、しかも読者の興味を引く内容にするという手は、有効である。
検索上位の作品を見てみると、もふもふ、癒やし、いじめられっ子、ニート、奴隷ハーレム、復讐などがあらすじにいれるキーワードとして有効なようだ。
4.3話の壁
PV対ユニークユーザー数の比率が、3:1を大きく超えるのは難しい。これは、多くの人が、プロローグor第1話で作品を切っていることを意味する。プロローグや第1話で、興味を惹けなければ、それ以上は、読んでもらえないわけだ。
拙作、「いたもん(異端審問官)になるには」は、プロローグがヒロインサイドで始まっており、第1話が10人以上の仲間の紹介という、今思えば、「読ませる気がないだろ?」と突っ込みたくなるような最低の始まり方だ。こうなると読んでくれる人は限られてしまう。
5.10万字の壁
筆者はこれにかけている。1作品で10万字以上書くと、読んでくれる人が増えるらしい。感想が1件もつかず、孤独感で潰されそうになっても、歯を食いしばって10万字を目指して頑張るのだ。きっと読んでくれる人は増えるはずである。
――と、今、自分に言い聞かせている。
評価がつかず、サーチエンジンのクローラー相手に一喜一憂する私のような、ド底辺作者が生まれないことを切に願って。
以上
そうそう、俺もそうなんだよ!、参考になった!、そりゃ違う!、
誤字脱字多いんだよ、まず、日本語をどうにかしろ等、
なにかございましたら、評価、感想をお願いいたしますm(_ _)m