これはまさかのバトルフラグ?
自分でもこの先どうなるのか分からないとです。
な、何を言っているんだこいつ。シェリルさんに魔王をやめてもらう?
「それは、どういう意味だい?」
「そのまんまの意味ですよ魔王様」
クスクスと笑いながら男はそう答える。
「いえね残念なお話なのですが今、我々が行おうとしている計画に魔王様がとても邪魔らしいのですよ。だから、この辺で魔王様にはお休みしていただきたいのです。まぁ、永遠にですけど」
男はさらっとそんなことを言った。こいつ自分が今とんでもない発言をしているって自覚あるのだろうか?
俺はチラッと横目にシェリルさんを見た。予想通りシェリルさんは不機嫌そうな顔をしていた。
うわ、何あの顔・・・・怖い・・・・。
「け、計画って何なんだよ?」
俺は先ほどの男の発言で一番気になる所を聞いてみた。
「ふふふ・・・・やはり気になりますか? しかし、残念ながら皆さんに内容をお教えすることはできないいんですよねぇ~」
ニヤニヤしながらそう答える男。
キ、キモイ・・・・っていうかウザイ!! なぜいちいちあんな不気味な顔をするのか。
「だぁあああもう面倒くさいねぇ!! 教えられないって言うなら力ずくで聞き出すまでさ」
あ、やばいシェリルさんがついにしびれをきらした!! 周りに黒い電気が走り始める。
「おやおや、やはり魔王様はせっかちですねぇ。しょうがないじゃあまずは彼らの相手をしていただきましょうかね」
男がそういうと周りの木の陰から紫の結晶が生えた妖精たちがわらわらと出てきた。
「み、みんな!!」
ちょ、え何この数!! 軽く30人以上はいるぞ!!
俺たちをぐるりと囲むように出てきた妖精たちは全員綺麗に目の色が濁っていました。
・・・・妖精さんマジ勘弁してください。
「随分と気に入らないことをするねぇ。関係ないやつ戦わせてあんたは高みの見物かい」
「まぁまぁ、まずはお手並み拝見ってやつですよ」
その一言によほどムカついたのか先程よりも激しく電気が走る。地面が振動し、周りの木も強い風が吹いた時のように大きく揺れ始める。
「シ、シェリルさん!! やりすぎないでくださいよ!! 相手は操られてるんですから!!」
「わかってるよ。でも状況が状況なんでね。どうなるかは保証できないよ!!」
あぁもうこの際しょうがないのか!!
「シグナム俺らは向こうに隠れよう。ここじゃ下手すりゃ巻き添えくらうし」
「は、はい!!」
急いで木の陰に隠れる俺とシグナム。そこ!! 情けないとか言わない!! あんなの俺たちじゃどうにもできないっつの!!
「さてと、それじゃあ頑張ってくださいね。魔王様」
そして、妖精たちは一斉にシェリルさんめがけて飛び込んでいった
「さぁ、暴れるよ!!」
何故だろう。シェリルさんよりも妖精たちのことが心配になる俺であった。
ちょっと短いかもしれませんが今回はこの辺で失礼します。
次回どうなるかは・・・・わかりません。




