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聖樹木を目指して(2)

続きです。何か逃げてばっかな気が・・・・

よく分からない言いがかりをつけられ追われることになった俺達はまたしても森の中をがむしゃらに逃げる。がむしゃらと言ってもシグナムが先頭で誘導してくれるので、俺達はその後についていく感じなのだが。

・・・・にしても、あいつらの背中に生えたあの結晶。体はそんなに大きくないくせにまぁ立派に生えやがって。しかも、追ってくる奴全員に生えてるし、こりゃあ話し合いで解決は今回も無理そうだな。

基本平和主義の俺は心の中でそっと涙を流すのだった。

とまぁそれはとりあえずおいといて・・・・


「くそっ!! こいつらどこまで追いかけて来るんだよ」


今まで追いかけてきたどの妖精達よりもこいつらはしつこかった。どこまで逃げても距離は変わらず、永遠と終わらない鬼ごっこを俺達は続けていた。あっちが諦めてくれる様子は・・・・残念ながらこれっぽっちもなさそうである。

こうなったら何か解決策を考えた方がいいかもしれない。

そう考えていたとき、


「佐藤さん後ろ!!」


「へ?」


シェリルさんにそう言われて後方を見ると、一番先頭を飛んでいた妖精が俺に向かってあの槍のようなものを投げつけてきた。

うわー・・・・ないわー・・・・その体でそのスピードの槍投げるとかないわー・・・・これ刺さったらかなり痛いんじゃね? っていうか痛いじゃすまないか。あっはっはっはっは・・・・


「って、のおおおおおぉぉぉぉおぉおおおう!!」


俺、ピンチ!! やめて!! 痛いのは勘弁して!! そう願っても槍は俺めがけて突っ込んでくる。

避ければいいのだろうがパニックになった俺の頭ではどう避ければいいか分からなくなっていた。

やばい、これは終わった。そう思ったときだった。シグナムが俺の後ろに回りこみ、槍に向かって両手をかざした。


「シグナム!! 何し・・・・」


「‘清らかなる風よ我らを守る盾となれ’」


シグナムがそう唱えると、どこからともなく風が吹きシグナムの目の前で渦のようなものができあがった。そこからとてつもない突風が吹き荒れ、俺めがけて飛んできていた槍を森の中えと吹き飛ばした。

それを見た俺はただ驚いていた。いったい何が起こったんだ? これがもしかして、シグナムの言っていた防御魔法というやつだろうか。シグナムはそういった魔法を使えるとさっき言ってたし。

これが、シグナムの魔法・・・・すげぇ・・・・。ちょっと感動してしまった。


なんにせよ俺はどうやら助かったらしい。


「大丈夫ですか佐藤さん!!」


「な、なんとか・・・・助かったよ。ありがとうシグナム」


「どうってことないです~」


得意げに笑うシグナムが頼もしく見えた。


「チッ・・・・次は外さない!! おい、一斉に攻撃だ!! 各自用意!!」


俺のピンチが回避されたものの今後ろでものすごく物騒なことが聞こえた気がした。一斉攻撃なんて勘弁してくれよ。さっきのでも思いっきり冷や汗掻いたのに今度はそれどころじゃなくなるぞ。

そんな俺の気持ちを知るよしもなく続いて号令がかけられる。


「各自標的に狙いを定めよ!!」


うわぁあああああぁぁああ!! 狙いを定めよとか言ってるぅううううううう!!


「シグナムもう一度さっきの魔法使えるか?」


「できますけどさっきと違って一斉攻撃となると防ぎきれないかもしれないです~」


そんな!! どうする! 頼み綱のシグナムの防御魔法で防ぎきれないとかまずすぎる。

そんなこと考えてる間に最後の号令がかかった。


「標的に向かい全員、槍を放てー!!」

 

その掛け声と同時にこちらめがけて何本もの槍が向かって来る。さっきは一本だったが今度は違う。全ての槍がこちらに正確に向かって来る。これを全部避けるのは俺には無理だろう。となれば俺はシグナムの防御魔法に頼るしかない。


「シグナム頼む!!」


「こ、これはさすがに防ぎきれないです~!!」


うそおおおぉぉぉぉおおおおおお!! またしても俺ピンチ!! そして、


「シェリルさんどうしよう!!」


「私に聞かれても~~」


シェリルさんもピーーーーンチ!! そうこうしてる間にも槍は向かって来る。こ、こうなったら俺が男を見せるしかない!!。まぁ、今まで見せたことなんて一度もないけど。


「う、うおおおおぉぉぉぉおおお!!」


俺は2人をかばうように前に回りこむ。


「佐藤さん!!」


シェリルさんが驚いた声を上げる。まぁ、そりゃ驚きますよね。こんなヘタレ男が奇行に走れば。ふっ・・・・しかしこれでシェリルさんとシグナムのような可愛い女の子を守れるなら安いもんだ。まったくこんな時までこんなこと考えるなんて俺も馬鹿な男だぜ。

なんて、かっこいい心の声を入れてみたが本音は・・・・

うわあああぁぁぁぁぁああああ!! これで死んだらどうしよおおおおおおぉぉおおお! まだやりたいこといっぱいあったのにぃぃぃいいいいいい!! 俺まだ童貞なのにぃぃぃぃぃいいいい!!

醜いことこのうえない・・・・。


そして、直前まで槍が迫ってきた。

あぁ・・・・さらば異世界・・・・。そして、さらば俺の地元。何も出来なかったけどいろいろとお世話になりました。


「佐藤さん!!」


‘バチッ、バチッ’


俺が覚悟を決め目をつむりかけたときだった。ん? 何だこのバチッバチッて音。しかもどこかで聞いたことあるような・・・・

そう思った瞬間、


「な~に格好つけてるんだよ。この馬鹿男」


「え?」


どこからともなく少し低くなった女の声が聞こえる。そして、後ろから迫っていた槍達は急に降ってきたなんともどす黒い色をした稲妻に打ち砕かれた。

その光景を見た俺はゆっくりと自分の正面にいるシェリルさんに視線を向ける。


「あの・・・・シェリルさん?」


「まったく、逃げてばかりでいいかげん疲れるっつーの」


これはま・さ・か・・・・・・


「ようまた会ったな。さてとあいつらは面倒だから片付けるぞ。お前らはここにいろ」


「あ、はい・・・・」


どうやらまたしても裏シェリルさんが出てきてしまったようだ。そして、俺の決死の覚悟はどうやら何の役にもたたなかったようである。


「は、はははははは・・・・」


情けないことに俺は裏シェリルさんの登場に心から安心感を覚えるのだった。

時間が無いので今日はこの辺で失礼します。

グダグダですいません。何かありましたらご指摘のほどよろしくお願いします。

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