大妖精に会いに行こう
パソコンが無事に戻ってきたので投稿していきます。
シグナムの活動拠点地までたどりつけた俺達はいったんここで休憩していくことにした。
「なぁ、シグナムここはいったいどういう場所なんだ?」
「ここはですね~‘恵みの湖’っていう所でとても神聖な場所なんです~」
「恵みの湖?」
それはまたなんというかありがたそうな名前の湖だな。
「この湖はこの森で浄化された水が少しずつ溜まって出来たものなんです~。ですからとても綺麗で飲むこともできるんですよ~。佐藤さんお疲れのようなので試しに飲んでみてくださいです~」
「わ、わかった」
ちょうど喉も渇いていたので俺は水を手ですくいゴクゴクと飲み込んでみた。
すると、
「あ、あれ?」
「どうしたんですか佐藤さん?」
「な、なんか疲れが一気に吹き飛んだ。っていうかこの水すごくおいしいな!!」
「でしょ、でしょ~。この湖の水には癒しの効果や体の中の悪い物質を取り除く効果があるんです~。これが、恵みの湖といわれる所以なんです~」
なるほど、そういうことだったのか。たしかに、これはすごい効果がある。
「私も一口飲ませてもらってもいいですか?」
「どうぞ、どうぞ~」
シェリルさんも俺と同じように水をすくいゴクゴクと飲んでいく。
「本当だ、すごく美味しい!! それに何だか元気になった気がします!!」
どうやら種族などは関係なく同じ効果をもたらすようだ。
おかげで俺達は一気に元気を取り戻した。
「さて、体調も回復したことだしこれからどうする?」
回復できたのはいいが以前として状況は最悪のままだ。
ずっとここにいる訳にもにもいかないしかといって動けばまた追われるはめになるんだろうし・・・・
「どうしましょうか。この森を抜けるにしてもあの妖精さん達を何とかしなければいけませんし戻るにしてもここからあそこまで相当距離がありますし・・・・」
進むも地獄、戻るも地獄な状況だった。
やっぱり俺の嫌な予感ってのは当たるんだな・・・・全然嬉しくないけど。
「あの~・・・・実はお二人にちょっとした提案があるんですが~」
「提案?」
シグナムが何か思いついたようだ。
「はいです~。もしかしたら‘大妖精’様ならなんとかしてくれるかもです~」
「「大妖精?」」
またすごい名前の妖精がいるなぁおい。妖精の前に大がついちゃったよ。
「はいです~。この森の妖精族つまり私達ですね、や住んでいる生き物。それにこの森の大地や緑まで全てを管理するいわば王様みたいなものです~。実は私もこの森に異変が起きはじめてから何度も会いに行こうとしていたのですがその度に先ほどの彼女達に邪魔されたり追い掛け回されたりで会うことが出来なかったんです~」
「そうだったんですか」
この森全てを管理する王様、大妖精ねぇ~・・・・
「っていうかさその大妖精?とやらはこの森がおかしくなってから何かしなかったのかよ。これだけ明確に異変が起きれば何かしら行動を起こすだろ普通」
「そうなんです~。だから私も不思議に思って会いにいこうとしていたんです~。でも、無理だったんです~。それに・・・・」
「それに? なんだよ」
「この間たまたま運よく大妖精様の住んでいる聖樹木のあるところまでたどり着けたのですがそこにとんでもない人数のおかしくなった仲間達がいましてとても近づくのは無理な状況でした」
えぇー・・・・・・・・なにそれ。
「そんなのもう詰んだとしか言えないじゃん・・・・」
何この絶望的状況。八方塞がり、四面楚歌そんな言葉が俺の頭をよぎった。
「でもでも、この状況を何とかするには大妖精様のお力がきっと必要なんです~。ですからお二人にもどうか協力してしてほしいのです~」
「うーん・・・・・・」
「佐藤さんどうしますか?」
どうしようか・・・・。ここにいても状況は変わらない。シグナムの提案に乗って大妖精に会いに行けば何か打開策が掴める可能性がある。しかし、そこにたどり着くまでに何があるかはわからない。
うーーーーーーーーん・・・・・・・・・・・。
しばらくの間、俺は自分の頭の中で議論に議論を重ねた。
そして、俺がだした答えは、
「よし! とりあえずその大妖精がいる所まで行ってみるか」
ここでじっとしていても何も変わらないしとりあえず行動しようという結論に至った。
「本当ですか!! ありがとうございますです~」
シグナムは嬉しそうに空中を飛び回った。
シェリルさんも俺のだした結論に不満はなさそうだった。
「それじゃあ、早速大妖精様の所に向かうです~」
俺達は大妖精の住む聖樹木のある所を目指して歩き出した。
頼むから大事にはなりませんように!! 俺は歩きながらそう強く願うのであった。
いやぁ~なんとかパソコンが無事に帰ってきました。
友人には感謝感謝です。故障というかパソコンが不調になった原因をいろいろ言われたのですが自分にはさっぱりわかりませんでした。とりあえずこれからはもっと丁寧に扱うことを心掛けていきたいと思います。
それにしても物語の方はグダグダですいません。(泣)