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次の行き先を決めよう

今回から新しい場所が舞台となります。まぁグダグダだけどね・・・・

あの事件が終わった後、俺達はとりあえず宿屋に戻ってきていた。


「さてと、とりあえずこの町の問題は解決したとして次はどこにいくんですか?」


「えっと、道標によるとここから今度は北に進んでいますね」


北かぁ。西に向かったり北に向かったり忙しいやっちゃなあ。


「じゃあ、次の行き先は北に向かって行くってことで。あ、出発する前に今度はいろいろ準備して行きましょう」


「そうですね。今のままじゃちょっと心許ないですもんね」


というわけで俺達は色々と必要なものを買いに行くことにした。





「とりあえず、こんなもんかな」


買ってきたものをテーブルの上に並べていく。

まず、回復薬。少し緑っぽい色をした液体だった。それが小さめのビンの中に入っている。

それから、傷薬も買ってきた。これは直接塗るタイプらしく筒型の入れ物の中に薬が入っている。

途中、腹がすいた時に困らないようにと食料や水も調達した。

パンとそれからこれは携帯食料というらしく缶詰のような物の中にブロック状のクッキーみたいなのが入っている。なんか、美味しそうだったので買ってきてしまった。後、果物が少々。


「これだけあればしばらくは大丈夫でしょう。けど少しお金を使ってしまいましたね」


「そうですね・・・・後、どのくらい残ってます?」


「うーん。もう少しの間はなんとかできるでしょうけどこのままだと厳しいですね」


俺の旅いきなり金銭面で前途多難なんですけど・・・・






少し休んだ後、買ってきたものをもらった皮袋に入れ出発することにした。


「じゃあ、元気でな。ギーグのこと頼んだぞ」


町を出ようとしたときアーデルに出会ったのでそう一言告げておいた。


「お兄ちゃんたちも元気でね。本当にありがとう!」


アーデルに見送られながら俺達は町を出た。







それから、しばらく北に向かって進んできた。が、


「シ、シェリルさん。目的地はまだですか?」


「そうですねー・・・・まだ先の方みたいです」


く、くそっ! 歩いているだけなのにこんなに疲れるなんて。本当に俺、運動不足だな。

こんなんでこの先やっていけるのか?



そんな不安に駆られつつもくもくと歩いていると目の前に大きな森が見えてきた。


「こ、この中を通って行くんですか?」


「道標はこっちの方を指していますからここを通ればいいんだと思いますけど」


入り口らしきところの前で俺達は立ち止まっていた。

一応、道のようなものはあるので通っても大丈夫なんだろうが


「・・・・・・・・」


何だろう。すごく嫌な予感がする。


「とりあえず行ってみましょうよ。佐藤さん」


「え、あ、はい・・・・」


まぁ、大丈夫だろう。少し俺の気にしすぎだと思う。・・・・たぶん。




そうして、入った森の中は俺が思っていたよりも全然いい場所で空気は澄んでて美味しいし、吹き抜ける風は涼しいしでとても快適だった。


「いい場所だな。空気もうまいし静かだし」


「ですねぇー。なんだかとても癒されます」


何だか今までの疲れが吹き飛んでいくかのようにリラックスモードになる2人。

はぁ~、癒されるわぁー。やさぐれた心が癒されるわぁー・・・・


警戒心の欠片もなく進んでいくと道幅が少し広くなっている場所に出た。


「なんか、道が広くなってますね」


「ほへ~、そうですねー」


完全に緩みきった2人はそのことをあまり気にせず進んでいく。

その時だった、


‘ガサッ’

道脇にあった草むらで何かが動いた。


「ん? 今、何か動かなかったか?」


「え? そうですか?」


少し、気になったので俺は草むらを掻き分け確かめることにした。


「一体なん・・・・・・」


そこにいたのは、


「はぁ、はぁ、はぁ、・・・・うっ!」


背中から透明な羽が生えた小さな女の子だった。

新パート突入です! よろしくお願いします。

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