子供の消える町クレングス(8)
書くぞー!! グダグダとか知るかー!!
とりあえず、状況を整理しようか。
えーと、さっきまで俺達はギーグが暴走して暴れまわってたせいでピンチだったわけだ。
それからアーデルを庇ったシェリルさんが急に豹変してギーグをぶっ飛ばしたと・・・・。
「うん、さっぱりわからん」
豹変する要素どこにあった? どっかにスイッチでもあるのか?
俺はギーグのことをさっきから調べているシェリルさんの背中を見つめながら考えていた。
性格的にも別人になっているがそれ以前にあの力・・・・。
あの巨体のギーグを拳一発で吹き飛ばした腕力はどこからでてきたんだ?
「ねぇ、お兄ちゃん?」
「ん?どうしたアーデル」
「あれってシェリルお姉ちゃんだよね?」
「た、たぶん・・・・」
いや、正直わかんないけど。
「ギーグ倒れてるけど大丈夫だよね?」
「た、たぶん・・・・」
それも、わかんないけど・・・・
「シェリルさん。さっきから何やってるんですか?」
「ん? いやこいつから変な魔力を感じるんでちょっと調べてるんだがやっぱりこの背中から生えてる妙な結晶が原因みたいでな。どうするか考えてたんだ」
「変な魔力?」
「恐らく、こいつが言ってた妙な連中に何かされたんだろうな」
妙な連中って旅の一団のことか。
「にしても、これどうするかねぇ。案外引っこ抜いたら取れたりするんじゃねえか?」
「え!? そんな簡単にどうにかなるもんなんですか?」
シェリルさんは試しにやってみると言っておもむろに一本結晶を掴んだ。
「せぇの!!」
そのまま上に思い切り引っ張り上げた。
すると
‘キュポン’
という音と共に案外あっさりと結晶は背中から抜けた。
「おお、意外と簡単に抜けるな」
た、確かに簡単に抜けたのだけど・・・・
「ギュウア!!」
ギーグめっちゃ痛そう!! なんかすごい声だしてたぞ・・・・
「シ、シェリルさん? 本当に大丈夫なんですか?」
「さあ? まぁ簡単に抜けるし大丈夫なんじゃね?」
適当かよ!? 全然大丈夫そうじゃないし!! ギーグ滅茶苦茶痛そうだし。
「お、お兄ちゃん・・・・」
アーデルがものすごい不安そうな顔で俺を見てきた。
「シェリルさんできればもうちょっと安全な方法を考えてみてくれませんかね?」
「あん? ッチ面倒くせえなぁ・・・・」
・・・・もう嫌だこんなシェリルさん。なんか泣きたくなってきた。
それから、俺も加わってギーグの体を調べていると腰に巻いていた布切れにポケットがあることに気づいた。
「こんなところにポケットあったんだ・・・・」
中に何かないか気になって俺は手を突っ込んでみた。
「ん? 何か入ってる・・・・これは、鍵?」
ポケットの中には1つだけ鍵が入っていた。
「お兄ちゃん。それもしかしてあそこの扉の鍵じゃない?」
「ああ、なるほど」
そういえばあそこ鍵かかってたんだっけ。
「じゃあ、これで鍵を開ければあそこに入れるって事か。よし」
俺はさっそく扉を開けて中に入ることにした。アーデルの話ではここに子供たちが閉じ込められているらしいが一体どうなってるんだろう。
「シェリルさん、俺ちょっと中の様子を見てきますね」
そう言って俺は鍵を開けると扉の奥えと進んでいった。
始めは薄暗い通路が続いていたがしばらく進むと急に明るくなってその奥のほうにもう一枚扉があるのが見えた。
耳をすますとそこから誰かの話し声や何かの物音がする。
「ここに子供たちがいるのか?」
俺は周りに何もないことを確認しつつその扉まで近づいていく。
そのままドアノブに手をかけると慎重に扉を開けていった。
するとそこには鉄格子で囲まれた大きな1つの部屋があった。
中は意外と綺麗で明るくそのうえこの洞窟に入ってきたときの入り口の2倍くらいの広さがあった。
部屋の中を見渡していると奥のほうに動く人影が見えた。
「おい、そこに誰かいるのか?」
声をかけるとその人影はゆっくりとこちらの方を振り返る。
「・・・・お兄ちゃん誰?」
そこにいたのは今まで行方不明になっていた町の子供達であった。
作「さぁ、反省会だ」
勇「今回は結構早くあげたんだな」
シ「そうですね」
作「どんどん書くことにしました」
勇「いいんじゃないか?」
作「ところで今回の反省点は?」
シ「もっと表現力を磨きましょう」
作「根本的な問題!?」
勇「そうだな・・・・」
作「くっ・・・・わかった頑張る!」
勇「というわけで今回はここまで。皆様の感想ご意見お待ちしております」
作「ます」