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俺、異世界に来ちゃいました

はじめまして。ケセランパセランと申します。ファンタジーが書いてみたくて書いてみましたが!絶対グダグダになってきますのでそれどもいいよという方はよろしくお願いします。!

ここは日本のとある田舎町。あるものは見渡す限りの畑と田んぼ。町の周りも山に囲まれており自然があふれているとても空気のおいしい場所だ。これだけ聞けばとてもいい場所のように思うだろう。しかしさっきも言ったとおりここにあるのは見渡す限りの畑と田んぼそして山。そんな環境に俺は最近不満を感じるようになっていた。

「本当なんにもねぇよなここって」

そんな独り言を言いながら俺「佐藤 勇治」(さとう ゆうじ)は高校の図書室でただいま居残り作業中。

「はぁ~あ、ついてねぇよな~」

よりにもよって一番怖いと評判の教師の授業で居眠りしてしまうなんて。おかげで図書室の書庫の整理なんてやりたくもない仕事を任されてしまった。

「にしてもいったいいつになったら終わるんだこれ」

俺の目の前には気の遠くなる程の本の山。その中にはいつの時代の本だよと思うようなものもいくつか混ざっている。っていうかうちの高校の図書室ってこんなに本があったのか。普段来たことがないから全然知らなかった。

けれどもここそんなに利用者がいないのか先ほどから人っ子一人来ない。本読みに来る人がいないのにこれだけ本あってもあんまり意味がない気がするが。

そんなこと考えつつしばらく作業していると

「ん?・・・なんだこの本?」

たくさんある本の山の中でそれはひときわ怪しい異臭を放っていた。他の本と比べて見た目がかなりごつくこの本で思いっきり殴られれば死ぬんじゃないかと思うほど分厚い。表紙にはどこの国の文字か分からないがひたすら一面になにか書いてある。なんていうかよくファンタジー映画なんかにでてくる冒険の書みたいな感じの本だった。

「うわぁー何かこれハリー○ッターとかにでてきそうだな」

ちょっと興味を持ったので読んでみようと思い表紙をめくろうとしてみたが

「うぉっ!!なんだこれ重っ!!」

すごく重いぞこの表紙。表紙なのにこの重さって読ませる気ないだろ。

「ぐぬぬぬぬぬ・・・こんぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

表紙をめくろうと格闘すること数分。なんとかめくることに成功したがかなり疲れた。

「ぜぇはぁぜぇはぁ・・・い、一体何の本なんだ?」

息をきらしながら本を見てみると

「なんだこれ?なんて書いてあるんだ?」

ページ一面にまたもやどこの国のものか分からない文字がびっしり書かれている。それとどこかで見たことがあるようなこれは魔法陣っていうのか?が書かれていた。

「これ何なんだろう?」

俺はその魔法陣?のようなものに手を触れてみた。その時だった

「あれ?なんか急に眠くなってきた・・・」

頭がクラクラする。なんだか体も軽くなってきた気がする。

「あ~・・どうなっ・・てん・・・zzzz」

俺はそのまま本の上に突っ伏すような感じで倒れこんだ。なにやら本が一瞬光っていたような気もするがそんなこと考える前に俺の意識は完全にブラックアウトしていった。

それからどれくらいたったのだろうか。

「・・・・さま。」

ん?なんだ?なんだか体がゆさゆさと揺さぶられているような感覚が急に襲ってきた。

「・・・者様」

それに誰かの声も聞こえてきた。誰だ?せっかく人が気持ちよく寝てたのに。

「う・・・ん」

闇の中に消えていってた意識が次第に戻ってきた。俺はゆっくりと目を開けて上半身だけを起き上がらせる。

あ~~まだ起きたばかりなので頭がボ~~ッとする。しばらくその体勢のまま下を向いていた。すると次第に頭がスッキリしてきた。

「どれくらい寝ちまってたんだろ俺」

よっと立ち上がって周りを見回す。そこで俺は違和感を感じた。

「あれ?」

図書室ってこんなに広かったっけ?天井とか見上げるくらい高かったっけ?こんなに綺麗な絨毯とか敷いてあったっけ?

「寝ぼけてるのか?」

そう思って目をゴシゴシとこする。ついでにほっぺたもつねってみた。痛い。どうやら夢ではないらしい。意識もはっきりしているし見間違えることはないだろう。

「ど、どうなってんだ一体」

何が起きたのかさっぱり分からない。ここはどこだ?そんなこと考えてたら

「勇者様!!お目覚めになられましたか!」

「ぬお!!」

急に後ろから声をかけられた。振り返るとそこにはマンガとかでよく見るようなお姫様みたいなカッコウをした女の子が立っていた。

「も、申し訳ありません。驚かすつもりはなかったのですが」

「あ、あぁ~いえ大丈夫です。はい。」

え~と、誰だこの子。

「けれど、本当に勇者様が来てくださるとは。やはりこの書に書いてあることは本当だったのでございますね」

ん?ちょっと待て。この女の子今なんて言った。確か勇者?とか言ってなかったか。

「あ、あの~すいません。さっきから言ってるその勇者ってなんですか?あとここはどこなんでしょうか?」

「ここですか?ここはセシリエル王国でございます。そして私がこの国を救ってくださる勇者様をお呼び出しする儀式を行ったところあなた様がこの国に呼び出されたのです。つまりあなたがこの国の救世主である勇者様ということなのです!!」

・・・なるほどつまり俺はこのなんたら王国を救う勇者様としてこの国に呼び出されたというわけか。

あるあ(ryねーーーーーーーーーーーーーよ!!!

「はあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

こうして俺の勇者様としての生活が始まったのである。

「え!?始まっちゃうの!!ちょっと~~~~~~~!!!」

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