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僕は会社の先輩に、煮え湯を飲まされる!

作者: 七瀬
掲載日:2023/07/22









僕は、会社の同僚の女性がずっと好きで会社の先輩に相談していた。

先輩は僕にやたらと協力的で、僕の好きな女性に僕が彼女の事を、

密かに好きだった事を何気なく話してくれた。

そこから僕と彼女は付き合いはじめる!

僕が彼女と付き合えたのは、“全て先輩のおかげだ!”

だから、僕は先輩に頭が上がらない。

いろいろ先輩に頼まれごとをされても、大概の事は引き受けていた!

それもこれも、僕が彼女と付き合えたのが先輩のおかげだからだ。





と? そう思っていたのに......。

ある時、僕は聞いてしまったんだ!




『“琉依は、私と孝樹との関係知らないんでしょ!”』

『当たり前だろう! 俺とお前が付き合ってた事がバレたら?

アイツ、俺の言う事聞かなくなるだろうが!』

『でもさ、琉依は孝樹と比べて本当に優しんだよね。』

『何? 俺と比べてんの? まさかまだ俺の事が好きとか、、、?』

『違うわよ! でも琉依を私に紹介してくれた事は感謝しているけどね。』

『なんだよ! のろけてるだけかよ!』

『でも孝樹の方が、アッチは上手いよ!』

『おいおい! いきなり下ネタかよ!』

『何、バカな事言ってんのよ! “料理よ、料理!”』

『あぁ~アイツ! 料理とか作んの? 意外だな~』

『私の為に料理を男の人が作ってくれるなんて! 今までなかったから

凄く感動して泣いちゃった~!』

『へーえ、良かったじゃん!』

『ありがとね!』

『バカ! そんなのはいいよ、まあ二人仲良くやれよな!』

『うん。』








・・・僕は二人の会話を聞いて、“頭が真っ白になった!”

まさか!? “二人が以前、付き合っていたなんて!?”

だからこんなに簡単に僕は彼女と付き合う事ができたのか?

先輩は一言も僕にそんな話はしなかったのにな。




それに、僕は最近こんな“噂”を耳にする。

彼女はどうやら? “サセマン”らしく!

次から次へと男をとっかえひっかえしているという“うわさ話。”

僕は“二人の関係を知らなかった時は、完全に彼女の事を信じて

いたと思うが、二人の関係を知った今は彼女をどこか信じ切れなくなった。”

何もかもが“嘘”なんじゃないかと疑ってしまうのだ!

僕は本当に彼女の事が好きなのだろうか、、、?




『どうしたの、琉依?』

『えぇ!?』

『何かあった?』

『・・・い、いや、別に、』

『なんかおかしいよ! なんでも私に話して!』

『何もないって、』

『私に何でも話してくれるって約束したじゃない!』

『“僕に隠し事してるのはどっちなんだよ!”』

『えぇ!?』

『僕を騙してたのか?』

『・・・な、なんの話をしてるの?』

『“先輩といつまで付き合ってたんだよ!”』

『・・・・・・』

『黙ってても僕は知ってるんだぞ!』

『“ま、まだ付き合ってるわ。”』

『えぇ!?』

『・・・ご、ごめんね、』

『別れてないの?』

『・・・ううん、』

『な、なんなんだよオマエら! 僕をなんだと思ってんだ!』

『・・・・・・』






僕は、完全に信用していた先輩に裏切られていた!

しかも? “まだ先輩は彼女と付き合っている。”

何がどうなってんだよ! なんで僕を彼女と付き合わせたんだ!

直接、僕は先輩に言わないと気が済まない!

そして僕は先輩を呼び出した。





『なんだよ! こんな時間にお前から俺と会ってほしいなんて珍しいな。』

『“僕は真実を知りたいんだ!”』

『はぁ!?』

『彼女といつから付き合ってんだよ!』

『えぇ!? い、いや? 伊緒がそう言ったのか?』

『“伊緒? そう彼女の事呼んでるんですね? アンタさ、今まで僕を騙し

てて、楽しんでたって事?”』

『・・・バ、バレちゃ話さない訳にはいかないな! そうだよ、俺は琉依!

お前が嫌いだった! お前がこの会社に入って来た時からな!』

『・・・ど、どういう事なんですか?』

『お前はさ、上司にやたらと可愛がってもらってるだろう! 俺は初めっ

から上司に嫌われてて、この会社での出世はもうないと思ってんだよ。』

『・・・そ、それとこれとどんな関係があんだよ!』

『“嫉妬だな! 俺はお前に嫉妬してんだよ!” なんかやたらと俺はお前

にムカつくし! 心底俺はお前が嫌いみたいだしな!』

『“復讐か?”』

『そうとも言うか? 俺に無いモノをお前が持ってんのがムカつく!』

『僕はずっと先輩に憧れてたって言うのに、』

『そんなのはお前の勝手だろう!』

『・・・そ、そんな、』

『どうすんだよ、アイツと別れるのか?』

『・・・い、いや? 僕も復讐するわ!』

『アイツを悲しませるような事はすんじゃえーぞ!』

『オマエが言うな! “僕が伊緒を幸せにする!”』

『・・・な、なんだよ、びっくりさせやがって!』

『そっちこそ、どうすんだよ!』

『お前が伊緒を幸せにするなら、俺は手を引くよ。』

『・・・いいのかよ、』

『アイツはもう、お前の事が好きみたいだしな、俺は諦めるしか

ないと思ってるんだ!』

『何? フラれてやんの!』

『“バカにしやがって、まあでもさ! 伊緒の事、頼むわ!”』

『・・・あぁ、』

『・・・ううん。』









・・・なんかこれで良かったのかなと今は思うけどさ。

僕が彼女を幸せにすると決めて、彼女とは上手くいっている!



まあ、あの先輩は会社を辞めて、自分の会社を立ち上げたと風の噂

で聞いたかな。

騙されていたけど、今はこれで良かったとやっぱり僕は思うからさ。

先輩の事は、“もう怒ってない。”

彼女とも上手くいってるしね!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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