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FILE:0 五流大学卒の僕
僕は二十六歳の普通の会社員の真田洋助。
今年五流大学を卒業した。
五流大学卒なので、当然学力は低い。
その上、運動もできない。
僕は文武両道の全く逆だと言いきっても、全く過言ではない。
僕は太ってはいないが、顔は良くない。
顔は大きく、目は小さい。
顔が大きいのに目が小さいのは、顔のバランスが悪いと言う事だ。。
つまり、かっこ悪い。
彼女いない歴二十六年。
それは、当然の事なのかもしれない。
いや、絶対そうだと思う。
そんな僕だが、就職はできた。
五流大学卒で就職できたのは素晴らしい。
そう言いたいところだが、誰でも入社できる様な会社に就職したのだ。
会社員は二人。
二人といっても、その一人は社長だ。
かなり小規模な会社だ。
月給も当然安い。
僕は一人暮らしなので、激安な月給でも生活できる。
多少生活は苦しいが。
五流大学卒の僕にとっては、この激安な月給は高い方だ。
なんせ、就職するだけでも困難だったのだから。






