第8話 労働と特訓
─拠点周辺パイプの森
「おおおわぁぁぁ!!」
「頑張れ~、ほら昨日みたいに能力を使って!」
最初の依頼、パイプの森にて頻発する魔獣の討伐。
「この!魔獣ってなんなんですか?!」
「さぁね?大昔の能力者が残した存在って説があるけど、本当かは分からない。」
イノシシ型の魔獣、大きさは日本男性の平均身長程。
「くそ、やってやら!強増力!!」
「パンチ!」
ボッパーン ─魔獣が弾ける音
「おぉ〜、やっぱり威力あるなぁ。」
(低級魔獣とはいえ、肉体の半分を弾けさせるとは、やるねぇ。訓練場の壁にヒビを入れる威力、魔獣が可哀想だね。)
「あと9体!!」
「素の身体能力は高いから、後は体術を伸ばさないとね。」
─翌日の朝
「なんですかこの花?」
「それはドデカバラ、近ずくと巨大化し襲ってくる、この世界特有の突然変異植物だね。」
紅く揺らめく花びらが地を包む程に巨大化する、その様はまるで花火のよう。
「今日の依頼は『ドデカバラ』の除去!頑張れ!報酬は結構おいしいぞ。」
「頑張ります!」
「あ、それと気をつけてね、花粉には毒が含まれてるから。」
崇城は思うなぜそういう事を事前に言ってくれないのかと。
──3時後
「デバーノさん・・・これで終わりですか?」
「うん全部除去できたね、能力のことも大分かってきっぽいね。よし、今から家に帰って特訓だ。」
「へい・・・。」
「それと、今日から僕のことは師匠とお呼びなさい。」
──翌日の朝
「今日の依頼は何ですか?」
「今日は依頼じゃなくて訓練メインで行こうかなと思い、真奈ちゃんの魔法攻撃を避けつつ接近するといった内容の訓練を用意しました。」
バシン!
デバーノが手を叩くと背後から火球が飛んでくる。
「もう始まってるよ!」
崇城は避けきれず、ズボンが少し燃える。
「急すぎますって!」
「じゃんじゃん行くよ~。」
大小様々な火球が飛んで来る中、崇城は接近しなければならない。
「避けるだけじゃ!キツイ、となれば。」
「足を強化すれば、足が早くなるはず!」
「強増力・足!!オラァァァァア、アイエェェェ!」
崇城は凄まじい勢いのまま真奈の真上を通り過ぎた。
ドゴーン
盛大に地面に突き刺さる姿は犬〇家を思わせる。
「なんでぇ?」
「足の力を強化した結果、踏み込みも強くなったんだね。」
「まだまだそこら辺のコントロールは難しいかな?」
達成と失敗、依頼と訓練の日々はまだ続く。
「崇城君!大丈夫?!」
To Be Continued




