第6話 能力バトル
「よぉーし、じゃぁ崇城君は見学で、二人には模擬的な能力バトルをしてもらおうか。」
「2階は訓練場なんですね。」
これも能力によるものなのか、外見より中が広い、学校の体育館と同じくらい。
「僕達は端で見学としよう。」
拠点の2階は能力を使った戦闘訓練をする場として、機能しており。外の外見より大きい空間で構成されている。
「ふふん、相性なら私の方が有利だからね、良いとこ見せちゃうぞ!」
フッフッ
「よし、準備体操は終わりだ、かかって来い。」
「それじゃ行くよ、レディ~ファイト!」
─開戦─
「先手必勝!!〈魔法・炎弾〉。」
─手のひらから巨大火球を飛ばす
「前より格段とでかくなったな。だがな、大きければ遅くなる。」
天井まで千瞳は高く跳躍する、千瞳の脚はまるで虫の脚のように変化している。
「〈模技-蝗・跳躍天翔〉。隙の多い技ばっか使う癖は治ってないな!」
天井を蹴り高速で接近する。
「今日の私は一味違うから。〈魔法・閃光〉!」
「ぐっ目眩し。だが、捉えた。」
ビュシュン!
千瞳の攻撃は確実に真奈を捉えていたが、その攻撃は空を斬るのみ。
真奈は既に千瞳の後ろに立っていた。
「霊体魔法か。この戦い方、福田先生から教えてもらったな。」
「そ!いいでしょ、閃光で目を潰して、霊体ですり抜けて後ろに回る!」
「今回は私の勝ちかな?」
「まだ俺は、負けましたとは言っていない。」
「もう、意地が悪いんだから!」
シュドバ ガットガーンバフ ジュドン
─戦いは続く
「あの二人は勝負事になるととまらないねぇ。どうだい、能力バトルは、訓練とはいえ案外地味だろ。」
「いえ、凄いですよこれ!」
「僕もあんな感じなのできるんですかね。能力のこと教えてくださいよ!」
─デバーノは語り出す。
「ふふ、能力ってのはね、見えない体の一部でありその人の潜在的な力なんだ。だからこそ、人それぞれで能力の内容も発動方も変わる。」
「能力ってのは、自分の一部。当たり前のものとして扱うんだよ。」
「当たり前・・・、真奈さんもそんな感じのこと言ってたな。」
「事故の瞬間、君は能力を扱えた。その時の感覚を思い出せれば、楽に進むんだけどねぇ。」
(事故・・・そういえば、寸前に胸が一気に熱くなったような?それがどこなのか体は覚えているはず。身を守ろうと、全力で”力”を解放した。大きくするような感覚。)
「デバーノさん。」
「なんだい?」
デバーノのヒントと真奈の発言。崇城の肉体に刻まれた感覚を思い出す。
「僕の能力名決めました!」
「ん?」
能力の感覚はパワー。力がみなぎり放たれるそれはインパクト。
スッ ─壁を思ういっきり殴る。
ドゴォーーーーーーン(大きなヒビができる。)
「力を強化増幅させる力!!名ずけて
『強増力』なんてどうですか?」
「ふふ、ははは!良いね最高だよ!」
「よし!改めて、よろしくね崇城君。」
─崇城は能力の理解を深めた。
「はい!」
「「・・・なんの音?」」
To Be Continued




