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第37話 一筆
「仙練流・刻──!」
ガッ
「仙練流か、詳しく話を聞きたいがそのつもりもないだろぉ!」
ド!
「時間稼ぎが目的だとしても穴が多い。目的は婆さんじゃないな。」
「アサルト氏、我はあまりお喋りは好まなぬ!これは死合、稽古じゃありませぬぞ?」
「黒痕源・墨沼ァ!!」
ドス黒い泥が黒壱の周りから湧き出し形を成す。
「愚者を喰らえ濁狼!」
「戦士の仮面、出でよ戦剣!混合剣術─氣剣術×仙練流、剣戟走破。」
仙練流は受け流しを主軸に氣を循環させ連撃に特化させた剣術。そこに戦士の仮面の筋力増強、そして戦剣の剣術強化。
最小限で最大の技で終わらせ─
ドチャ
「これは?」
踏み込んだ時には既に墨がデバーノの所まで広がっていた。
「黒痕源・濁渦!!!」
墨がまるで竜巻の如くデバーノを巻き上げる。
「このまま我が奥義で沈んでもらおう、デバーノ・アサルト!!」
「墨は我が栖、黒に飲まれど墨には呑まれぬ。」
「詠唱持ちの異能か。マズイか?」
「光を包み、暗くを黒く染める!」
黒壱が濁渦回転に合わせ、周りを疾走し速さと氣を練り上げる。
「一文字に書き上げよう『奥義─堕黒一筆』!!」
漆黒の渦ごとデバーノを一文字に切り裂くその技は明確に死を捉えていた。
To Be Continued




