第28話 御守りと護り
─翌日の朝、六時十分。
「グガッ・・・!」
「あれ?なんで寝てんだ・・・。」
起き上がると突如ドアがバン!と開く。そこに立っていたのは真奈。
「お!起きた!先生、崇城君が起きましたよ!」
トコトコ
「せんせい?」
真奈が呼ぶ先生と言う人が姿を見せる。
「やぁ体調はどうかな?随分とやられてたみたいだけど。」
「ええっと、福田先生さん?」
白衣に白髪の髪、聴診器をぶら下げた背の高い女性。雰囲気でこの人が福田先生だと直感する。
「おっと、私の事は聞いていたか。私自身少し忙しかったもので、会うのが遅れてしまってね。」
「私の事は気兼ねにふくちゃんと呼んでもらってもいいですよ。」
「先生の事ふくちゃんなんて呼ぶのデバーノさんだけだよ。」
福田先生は崇城の寝るベットに座り何かメモを書き始める。
「傷は無いね、デバーノ君が治したんだね、気分が悪かったりはするかい?頭は痛くないかい?」
「はい、少し頭が痛いです。」
(この人医者みたいだ、みたいって言うか医者だな。)
「この拠点に居れば次第に良くなる、でもそうはいかないかな?」
「あ!依頼が・・・。」
「六時十七分、依頼はデバーノ君が色々と下準備をしているから、それが終わるまで休んでなさい。」
スッ
「それではまた後で。」
「しっかり休むんだよ!」ニコ!
二人は部屋を出る。崇城はベットから立ち上がり支度をする。
「戦いの経験を活かす!無事で守ってみせる。」
二十分経過、六時三十七分。
「師匠!」
「元気そうだね、ほらプレゼント。」
謎の包を投げ渡される。
「おっと。なんですかこれ?」
神社で貰えるような御守り。
「これは御守り?」
「そこし細工を施した物でね、強い気配を感じ取り所有者に知らせる効果を持つ。」
「まだ崇城君は氣の探知とかできないだろうし、お婆さんも高齢だ。」
デバーノはの荷物を崇城に渡す。
「その荷物は万が一の保険。使わないに越したことはない。一応、千瞳とふく・・・福田先生を付近で待機させる。でも結局は君が直で護るんだからね。」
─崇城はそれを聞き外に出る。
(俺だけではないとはいえ、少し緊張するな。護ってみせるよ師匠。)
「それでは行ってまいります!」
To Be Continued




