第21話 導きと親和
真奈。苗字は誰も知らないし真奈自身も教えようとしない。
真奈は天真爛漫で少し天然気味な性格をしており、その内面と、まるで日の出の様な綺麗な緋色の髪は、その力強さを感じとれる。
「真奈ちゃんも元は表の世界から来たの?」
「違うよ、私はこの世界出身。」
「この世界で産まれたんだ。じゃあ幼少期から師匠とか千瞳とかといたの?」
真奈は語り始める。
「デバーノさん達と会ったのは七年前。私が九歳の頃。」
「実を言うと、私は崇城君と同じで空から落ちてきた時にデバーノさんに拾われたの。」
「転移?」
「少し複雑だけど、能力の暴走でハイプの森上空に転移したって感じ。」
能力の暴走、真奈の場合。魔力が暴走し意図せず魔法が発動した。
「家族は?」
「その話はいつかする。崇城君の事を聞かせてよ。」
話は途中で終わらせられる。崇城は少し違和感を感じるものの自身の話を始める。
「俺の生まれは、宮城県のとある病院。八月二十日、3.420gの元気な赤ちゃん、それが俺の原点だ。」
「ミヤギケン・・・デバーノさんが言ってた地名だ!」
「この十七年間、様々な事を経験した、幼稚園のイジメっ子を打倒、少中高では生徒会副会長!彼女はいないけど友達は多い方!」
「家族も皆個性豊かで面白い。」
崇城は嬉しそうに語る。
「フフ、崇城君嬉しそうだね。」
「そりゃね、できる限り色んな人に知って欲しいんだ。」
真奈は少し俯きながら言う。
「やっぱり帰りたい?」
・・・
「今はもっとこの世界を知りたい。確かに元の世界には帰りたいけど。」
「この世界は俺の知らないことでいっぱいだ、それを知ってからかな。」
「そっか。」
真奈の顔には少し、笑みが宿る。崇城はそのことに気づいていない。
─弔来村近く
「ここまでで良い?」
「あぁ、ここまで案内してくれるとは。」
「一人やるのも大切だけど、人協力するのも大切でしょ!」
「確かに。ありがとう、今度こそ道は覚えた。」
「じゃあね、頑張って!」
─崇城弔来村現着。
To Be Continued
崇城の誕生日は8月20日
千瞳の誕生日は11月11日
真奈の誕生日は6月15日




