第11話 ボク達のランデブーを邪魔するなァ
「まだ、怪しい奴はいない。もう少し詳しく見てみる。」
「おう!」
不審者・・・、この世界にいるやつは全員が能力者。その不審者も能力者って訳か。
「もしかしたら氣を使えるかもしれないのか。」
─千瞳からの報告が入る。
「崇城!小学校の中庭に怪しい人影がある!」
千瞳の報告に崇城は返事するよりも先に瞬時に行動に移す。
「了解!もう行ってるぜ。」
不審者の能力が分からない状況で二人の緊張は高まり続ける。
「そこを右だ崇城!」
「居た!あいつか。」
黒いパーカーを着込んだ中年男性が何かをブツブツ呟きながら彷徨っている。
(先に身柄を拘束する!)
「?!誰だァァお前は!?」
「頭おかしい系か?崇城気をつけろ!」
「おうよ。強増力、足払い!」
「うっうわぁぁ。痛いじゃないかぁ!」
倒れる不審者に崇城は抑え込む。
「こんな夜中に小学校に不法侵入してる奴に、これだけなのはまだ優しい方だよ!」
「ウッウウゥ!なんで邪魔をするだよぉ!」
「ボクの愛を邪魔するヤツは!殺さなきゃ行けないぞぉ!!」
狂気的な不審者は狂行に出る。
「『愛らしく愛らしい』!!ボク達のランデブーを邪魔するなァ!!」
おぞましいオーラを放つ存在が顕現する、そん容姿はまるで子供のようであった。
「趣味が悪いぞ、この変態!」
「お前のようなゲスはぁ!ボクの花嫁達に細切れにされちまいなぁ!!」
(なんか・・・下手に攻撃したらまずい気がする!)
「一旦避けに徹するか。」
「ふぅひひゃ!避けるだけじゃどうにもできないぞマヌケ!」
「マヌケはお前だ!」
千瞳の声と共に空からの奇襲、不審者をぶっ飛ばす。
「なにぃ・・・二人組だと。」
「ナイス千瞳!」
瞬時に縄で縛り上げる。
「おい変態野郎、この子供の影はなんだ?」
「ひひゃなんでお前らに教えなきゃならない?」
千瞳が冷たい目で不審者を見つめる、不審者もまた何かを模索しているような様子を見せる。
「やっぱりお前らはまぬけだぁ!」
不審者が不意を突き拘束を抜ける。
「あいつ、自分と縄の間に能力で隙間を作ったのか!?」
「頭がおかしい奴と思ったが、案外回る方らしい。」
「楽には行かないな崇城。」
「こっちは二人だ!初の共闘成し遂げようぜ!千瞳!」
不審者vs崇城&千瞳タッグ、果たしてどちらが辛酸をなめることになるか。
To Be Continued
不審者の能力名にルビ振るの忘れてました。




