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鳥籠の天使  作者: ヤック・ヤッグ (話数溜め中)
第1章 魔王の目覚め
9/10

第9話 女子会①

学校に入学して3ヶ月くらい経った頃、

芽多 兎崙は淡々と学校生活身楽しんでいた、

どうやら兎崙は意外と人付き合いが苦手らしく、

話せる相手はなかなか増えていなかった。


ーーー「ちょっとあんたきなさい」


夕日になりかけた日差しが差し込み、

聞き慣れた下校チャイムの音を聞き、

日直が帰りのホームルームを終わらせる。

その後も僕は残って兎崙とはていると、

いきなり兎崙の机の前に星来がやってきて、

兎崙を指差しそんなことを言う。


「なんだ兎崙お前、よくナンパに会うな」

「えぇ、私も会いたくてあってないんだけどなー」

「ナンパじゃない!

それと桐幸、今日はお前によがないからぱっぱと帰った帰った」

「なんでお前に帰る時刻まで決められなくちゃならないんだよ、

……とは言ってもお前どうせあれか、

僕が何言っても言うこと聞かない感じか」

「えぇもちろん」


星来はなぜか自信満々に踏ん反り返って僕を見下したような目をする。

正直こいつは天灯さえ絡まなければ危険な奴じゃないし、

あんまり粘っても意味はないだろうな。


「それじゃあ僕はここらでお暇するわ」

「え、ちょ、ちょっと桐幸ー」

「その代わりひとつ約束な」

「…?、なによ?」


星来は約束なんて持ちかけられると思っていなかったのか、

キョトンと小首を傾げ僕を見つめてくる。


「兎崙に危害を加えるなよ」

「…桐幸………いや助けてよ」


その後兎崙は星来に引きずられ学校を下校したのだった。

まぁ一様釘刺したし大丈夫だろ、

兎崙はなんか言ってたが面倒ごとは嫌いなので聞いてない聞いてない。

そして兎崙達と入れ替わるように天灯が入ってきたので、

僕はそのまま天灯と共に下校したのだった。


⬛︎⬜︎⬛︎⬜︎⬛︎⬜︎⬛︎⬜︎⬛︎⬜︎


まだ夕方になりきっていない青色の空の下、

兎崙は星来に連れられきたこともない駅前の道を歩いていた。


「えっと星来さん、

なんの用でしょうか」

「別に敬語じゃなくっていいわよ、

あとよく私の名前知ってたわね。」

「いやまぁ、

有名な会社のお嬢様だし…」

「こんな学校じゃそうなに目立つほどじゃない気がするけど、

どうせ誰かの陰口で聞いたんでしょ」

「いやいやまさか」

「正直に言った方が身のためだよ」

「…桐幸から…」


兎崙は星来に脅され観念したのか、

はたまたさっき桐幸に見捨てられたはらいせか、

素直に答える。


「あ〜の野郎かぁ!」

「桐幸と仲良いの?」

「はぁ!?」

「あ!いえなんでもないです」

(仲悪いんだ)

「…あんたって天灯くんのこと好きなの?」

「…へ?」


あまりになんの脈略もなく飛んできた言葉に兎崙は思わず固まってしまう。


「だってあんた前、天灯くんに呼び出されてたじゃない、

私だって呼び出されたことないのに」

「あぁ、あの時は別にただちょっと天灯くんが私に質問があっただけみたいで、

会話もそれだけだよ

て言うか天灯とは普通に友達だし。」


一様天灯とは教室への帰り際雑談はしたが、

話が拗れるような気がしたのかそこについては黙っていた。


「ふーん、

じゃあ桐幸が好きなの?」

「それはない」

「お、おう、即答ね、

まぁでもそうなんだー、ふぅーん、

ザマァみやがれ、あのイキった金魚のフンめ」


星来はガッツポーズをし心底嬉しそうに顔をにやけさせる、

学校で噂のお嬢様要素の一切ない姿に兎崙は苦笑いをして眺めることしか出来なかった。

そのあとひと段落して落ち着いた星来は兎崙との会話に意識を戻す。


「それじゃあさ、他に誰かすぎな人とかいないの??」

「え?

別に誰が好きとかはないけど」

「え、マジ!?」

「え、うん」

「その歳で好きな人いないの」

「うん」

「マジか〜」

「じゃあ星来は天灯が好きなの?」

「そりゃあ当たり前じゃん」

「やっぱり即答なんだ」

「そりゃあ半端な気持ちじゃないよ」

「さすがテントファンクラブ会長…」

「その情報もあのクソ桐幸か」


初めての会話が恋愛というのは女子の中じゃよくあることなのか、

それとも星来の倫理観に若干のズレがあるのか、

そこのところはわからないが、

そんなことを話していると駅前の道を少し外れ一軒の喫茶店にたどり着いた、

喫茶店と言っても潰れたファミレスの店舗をそのまま使いまわしたものらしく、

アンティークで落ち着いた雰囲気とは違う、

ついつい友達いるとはっちゃけてしまうような陽気な雰囲気が漂っていた。

そんな中、星来は率先して席に座り兎崙を手で呼ぶ。


「ほらあんたも座りなさい、

立ち話はいやでしょ?」


兎崙は言われるがままに従い椅子に腰をかけると。

追いついた様子で注文を伺いに店員が来る。


「私は水で大丈夫です」


この店に行き慣れているはず星来よりも素早く兎崙は注文をする。

星来はその様子に少し呆気にとられる。


「え、いいよ誘ったの私だし、

全然ジュースくらい奢るよ」

「あー……大丈夫です、

私寄った店の水の味を飲み比べてるのでー」

「え、何その趣味…」


「ハハハハハー」と完璧な笑顔を浮かべる兎崙と対照的に、

なんだこいつと引き気味な星来。

この異様な空気の漂う2人の関係に、

店員さんはどうするべきかおどおどとしていた。


ーーーその後気を取り直し結局、

星来が砂糖ダバダバ見栄張りコーヒー、

兎崙が多摩川から引っ張ってきた水道水ということで落ち着いた。

店員は注文を確認しそのまま厨房へ向かう。

そして星来はぐったりとソファーにもたれかかる。


「ハァー、まさか頼む飲み物の話でこんな疲れるとは思わなかったわ…」

「ハハハ、私もー」


兎崙は背もたれにも寄りかからず背筋をピンと伸ばし微笑む。

星来に他人行儀で距離感のある接し方をしていた兎崙も、

先ほどの飲み物論争で自ずと距離感が縮まっていた。


「そういえば星来ちゃんは好きな人とかいるの?」

「え?だから天灯だけど」

「そうじゃなくて芸能人とかで」

「芸能人か〜あんまり知ってる人いないけど、

やっぱり花面 来虵くんかなー」

「あ、やっぱり!

私も!

なんかわかんないけどかっこいいよね。」

「うん、

まぁ天灯の方がかっこいいけど!」

「ははは、やっぱりズレないねぇ」


なんて会話をしていると厨房からまた同じ店員が来て少し湯気だったコーヒーを持ってくる。


「そりゃあね、

て言うか来虵くんは好きの対象外なんだ。」

「いやあれはかっこいいだし、

好きとはまた別でしょ。」

「ふぅ〜じゃぁやっぱり桐幸が好きなんだ」

「へ?

いやいやだから違うって桐幸はただの友だちだし。」


兎崙は目を丸くし身振り手振りで否定する。

その様子を見ながら星来はフーフーと息を吹きかけコーヒーを少し冷ましてじっくり味わう様に飲む。


「ははは、

その即答してるのが逆に怪しい」

「いやいやだから違うって、

さっき納得してたのになんでまた掘り返すのよ」

「えー本当?」

「本当本当!」

「…っまそうゆうことにしてあげる」

「何それ…」

「て言うかそれじゃあなんであの仲良し2人組と一緒にいるのさ?」

「それは普通に楽しいから、

て言うか星来ちゃんも明日一緒に桐幸立ちとご飯食べようよ」

「はぁ!?

あいつと一緒ぉ?

いやでも天灯もいるのか…」

「桐幸と仲良くなれると思うけどなー」

「いやいや別にあんな奴と仲良くなりたくっていいし、

て言うか私が仲良くなりたいのは天灯だし。」

「あはははそっか!

まぁ気が向いたら明日屋上来てよ」

「…分かったわよ」

「やったあ!」


その後も少し話していると机に置かれていた星来のスマホが机を少し巻き込み振動する。

どうやら電話らしくその画面には「姉様」と映し出されていた。


「ん?、姉様から?

どうしたんだろ?ごめん、電話出ていい?」

「うん、いぃーよー、

ごゆっくり〜」


その言葉を聞き星来は席に座ったまま電話を始める。


「もしもし、どうしたの姉様電話なんて。

ーーーーえ!?お父様帰ってくるの?

ーーーーあぁ〜はいはい、掃除の手伝いね。

でも今友達と遊んでるからぁ〜7時くらいには帰るよ。

ーーーーうん、バイバーイ」


そして星来はスマホを耳から離し画面に映し出された赤い丸ボタンを押して通話を切る。

星来の会話を聞いていた兎崙は心配そうな顔をする。


「別に気を使わなくても帰っていいんだよ」

「大丈夫大丈夫、お父様の今日帰るは、

今日の午後23時59分に帰るって意味だから」

「え、なにそれ…」

「ははは…変でしょ、お父様が今日帰るって時は、

大体ギリギリまで仕事終わらなくって、

無理して今日中に帰ってこようした結果、

そんな時間になっちゃうんだよ」

「へぇー、そんな無理に有言実行するなんて、

真面目な人だね」


兎崙はさっきわざわざカウンターから取ってきたストローで、

水の中の氷をくるくるとかき混ぜ遊ぶ。


「ふふ、まぁね」


星来は自分が褒められた時みたいに心の底からにこやかな笑顔を浮かべる、

その様子を見て兎崙も完璧な笑顔をかぶってにこやかに返す。

その笑顔は幸せいっぱいの顔をする星来に負けず劣らず、

楽しそうでとても満喫したものに見えた、

だからこそ気づけなかったこの時兎崙から漏れ出たドス黒いドブに。

どうも、最近スマホを換えて時代が10年くらい進んだヤック・ヤッグです。

まぁ今回はいつも通りくらいの投稿ペースになったわけですが、面白いことにいよいよあとがきで言うこともなくなってきました、もうこれ以上投稿頻度どうこういう意味もないし、かと言って対して説明する必要のある話の内容でもないと、なに言いましょうかね。

しかも題名見たらわかる通り次の話も今回の話の続きなので対して喋ることもないんですよね、後3話くらい話が進めば今度は説明すべきことが溢れかえり始めるんですけどね、本当に僕みたいな別に本編に関係ないどうでもいい裏設定を作るのが好きな人って、やっぱり裏設定がどんどん溢れかえってくるんですねど、それをどれだけ本編で書くかの取捨選択が大変なんですよね、変に抜きすぎると話の整合性が取れなくなるしほんと大変です。


一言言及のコーナー(改築中(5話の時を経て訂正)):兎崙に詰め込め全ての闇を


投稿経過日数<6日>

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― 新着の感想 ―
相変わらず誤字多いっすね。 後書きでもしてたぞあんた。 まあともあれ喫茶店で多摩川の水出すってどういうことやねん。 それしか言うことねえや。 ばいばーい。
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