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鳥籠の天使  作者: ヤック・ヤッグ (話数溜め中)
第1章 魔王の目覚め
1/10

第一話 夢が覚める


時は20XX年今人類が地球温暖化だのどうのこうので騒いでいた時のこと、

突如として体が発火したり、

爪が凶器のように鋭くなったりなどの、

異常現象が発生する人が続出した。

その後の研究により人の脳から、

突如特殊なホルモンが分泌されるようになったことが発覚した。

そのホルモンは[DH(ドリームホルモン)]と名付けられた。

そのDHにより人類は俗に言う特殊能力というやつを手に入れた。

そして僕もこの世界の能力者の一人ってこと。

これはそんな能力がありふれ他世界での、

いくらでも変えの効く一人の少年のお話。

それでは僕の平和な平和な物語の始まり始まり…


「さようなら永遠に…」

「…あぁ、またいつか」


そんな会話が頭の中に響き渡る、

体温はちょっとあったかいくらいで心地の良い温度だ、

頭がふわふわしていてあまりよく頭が働かない。


『ーー桐幸(とうし)!桐幸!』


そんな声が場違いに頭に響き渡る。

どこか聞き慣れたけれど今この場には場違いな声だ、

そしてその声はどんどん大きくなっていき、

遂にははっきりと聞こえてきた。


「コラ!、

桐幸いい加減早く起きなさい!」


目を開けると窓から漏れる明かりが眩しくって、

すぐ隣には母が見えた。

(さっきのは夢だったんだろうな〜)と、

寝ぼけた頭で考えながらも僕は母から布団を引っ張り強引に眠ろうとする。

しかし母に布団を奪い取られた僕は、

渋々目を覚まし嫌々ベットから立ち上がる。

そうして階段を降り洗面所の前で顔を洗い、

歯を磨き朝食のあるリビングへ向かう。

(あの夢はなんだったんだろう?

なんかものすごく長かったような?

何回も同じ夢を見てたような?)

なんて寝ぼけたことを思いながら僕は、

木の四角いシンプルなテーブルのそばに置かれた、

これまたシンプルな木の椅子に座り朝食を食べ始める。

母は目の僕の目の前に座り僕と同じ様な朝食を食べる。

所々に沈黙はあるものの。


「最近、

学校はどう?」

「普通ー」


なんて突拍子もない何気ない会話をして朝食を食べ終わり、

僕は朝の支度をして学校へ向かう、


「行ってきまーす」

「行ってらっしゃい」


そうさて僕は鞄を肩に押せる様に背負い、

遅刻したら嫌なので少し早歩きに学校へと向かった。


この現代の能力にはA〜Eランクの強さの階級が存在している、

まぁ能力者のおなじみのやつだ、

この階級は基本的に戦闘おける総合的な評価及び危険性を示したものだ。

この評価は国が指定した審査項目があり、

どれだけの破壊力があるか、

どれだけ人を簡単に殺せるか、

能力が存在する前の時代の時と比べてどれだけ非常識的なのか、

などまぁ結構色々な量の項目があり、

それにどれだけどのように当てはまるかをAIが判定してる感じだ。

ちなみに僕、

宮本 桐幸(みやもと とうし)の能力は、


「上昇」

物体を上昇させんことが可能。

持ち上げれんのは精々ちょっと大きめの岩位だ。

しかし僕を中心とした半径10mの範囲以上まで上昇すると効果切れで落下する、

再度能力をかけるにはその物体が地面に落下しないとならない。


…とまぁ、

制約だらけで別に何かできるわけでもない、

危険性もクソもないEランクの大外れ能力だ、

能力物の作品では大体無能力者的なのがいると思うが、

この世界にはいない。

しかしその代わり一番下のランクの能力はガチでとことん救いようがないくらい弱いのばかりだ。

そのくせしてAランクの能力とかになると化け物ばっかで釣り合いが取れてない!


…まぁそんなことは置いといて、

早歩きをていると僕と同じ様な紺色のジャージに白いズボンや、

スカートを履いた人達が増えてくる。

そしてさらに少し早歩きをすると、

建物が見えてくる。

その建物はあたりの建物の存在感を喰ってしまっている、

洋風とも和風とも言えないあたりを塀で囲われた真っ白の四角い建物。

僕の通っている学校だ。

ただの学校じゃなくて[DG(ドリームガーディアン)育成学校]だ。

そもそもDGとはなんなのかというと、

人間力を手に入れたら使いたくなる物、

そんな人たちはよく法律を無視して暴れたりする。

そんな犯罪者たちの規制、逮捕をメインに置き、

医療や技術開発にまで手を伸ばしている国家組織だ。

まぁ、でも大体は警察+自衛隊=GDと考えもらって大丈夫だ。

てな感じで国際の組織の養成機関で入学は難しそうだが、

実際は中学まではそんな事もなく、

形式としては中学生まではただちょっと時代を先取りした、

育成学校とは名ばかりの場所なのだが、

この学校は中高一貫で高校に上がるタイミングで中高一貫のくせして受験の予な感じで、

ちょっと過激な試験がありその試験に受からないと、

そのまま中卒扱いを受けるという感じだ。

てまぁそんな感じで試験があるんだが、

僕が今中3で日付が今2月、

つまり後ちょっとであるんだよなー。


そんなこんな憂鬱な思いをしながらも僕は校門をくぐり、

自分の教室へと向かった。

能力が存在する前の時代と比べ、

能力という"力"を手にした人が手にしたことで、

自然と人の思考も能力のランクが全てを決める弱肉強食思想へとなった、

その為勿論教室もランク分けされる。

僕の所属しているEクラス、

別名E組には20人ほどがいる。

僕はそこの中でザ平凡なモブDだ、

成績普通、

あっ、でも運動神経は上の下くらい、

まぁでも大したことないんだけどね、

この世界で僕はいつも通り席に着く。

少しするとチャイムがなり朝学活、

1時間目の授業と、

どんどん時間が進んでゆく。

この学校での授業は普通の授業となんの変わりもない、

しいといえば教員は平均的に大体全員Cランクだから、

教師陣の皆様ももれなく弱肉強食思想に乗っ取り、

Eランク僕達はよく下に見られるくらい。

まぁそれも3年もいればなれるもんだ。

そして授業は4時間目の終わりを告げるチャイムを目あすに終わり、

昼休みとなる。

まぁ教師たちに当てられないことだけに全神経を注いだ僕からすれば、

長い様な短い様な曖昧な時間の経過だ。

ただこの時間時間だけは僕は楽しい学校生活を送ることができる、

なぜならこの時間帯になると、

ある黒髪高身長の一人の男が毎回僕を弁当に誘ってくる。


「おーーーーーい桐幸!

一緒に弁当食おーぜー!」


来やがった。


新重 天灯(あらじ てんと)

幼馴染で別名「天才君」

成績優秀(サボりぐせがあることを除けば)、

ランクは最強Aランク!


僕がこいつを認識する頃にはこいつは3回は僕の名前を連呼して、

強制的に視線を集める。


「はいはい今行くよ」


僕はそんな視線面倒に思いながらも立ち上がり弁当を持って教室を出る。


「どこで食う?」

「いつも通りに屋上でいいでしょ」

「そおすっか!」


そんないつもと何も変わらない会話をして屋上に向かおうとしたその時。


「ちょっと天灯!」


後ろから息を切らしながら黒に所どこの金髪の混じった短いの髪をした、

一人の甲高い女性が天灯の名前を叫び近づいてくる。


「げ!星来!?」


帆流斗 星来(ほると しょうらい)

天灯と同じ生徒会の副会長、

Bランクのエリートお嬢様だ。


「あんた!

また生徒会のサボってどこへ行こうって言うの?」


星来は体をくの字にする様にして上半身を天灯に近づけ叱る。


「いやぁー、

えぇーと…」


天灯は冷や汗を出しながら星来と目を合わせない様そっぽを向いて、

頭をかきむしっている。


「なんだお前また仕事サボってるのかよ」

「ごめん!

放課後やるから仕事残しといていいから」


天灯は両手を合わせ作り笑顔で軽く謝る、

こいつの委員会<弁当の思考はいつまで経ってもよく分からん。


「はぁ〜?

あんたなんで昼休みはサボる前提なのよ!」

「ごめんって!

もう先に予定が入ってるんだよ!」


天灯はまた軽く謝り星来に出方をうかがう。


「予定ね…

まぁいいわ、

その代わりメチャクチャやること残してやるからね!」

「はいはい…」


星来はこれ以上の説得は無理と考え最後に、

僕を軽蔑の眼差しで少し睨みつけ部室へ戻っていく。

まぁこの眼差しに対しては特に何も思わない、

もう慣れてしまったから。


(相変わらず居心地が悪いな…)


屋上につき僕は母親の特製弁当を美味しく食べる。


「相変わらず桐幸の弁当美味しそうだよな…

俺なんか手作りだぜ〜

だから愛情もクソもないよ〜」

「手作り弁当とかどんだけ優秀アピールすれば気がすむんだよ」

「お前相変わらず毒舌だな」

「お前にだけだよ」


僕はいつも通り天灯のサラッと言う無意識の優秀アピに嘆いたり、

そんなこんなで淡々と時間が過ぎていき、

次の授業が始まる15分前になった辺り。


「んじゃ、

僕はここらへんで」


僕は素早く弁当箱をしまい立ち上がる。


「相変わらず厳しーなE組。

10分前に着席してなきゃ宿題2倍とかなんかの法律に引っかかるんじゃないの?」

「国立の学校何だからそんな危ういことしないだろ、

残念ながらこれが社会でのEランクの扱いです」


僕はピースを天灯に向け気軽げに言う。


「俺の次の時間はえっと確か歴史か、

E組(そっち)どんだけ進んだの?」

「んん?

国内で初めてAクラスが誕生した辺り」

「え!

進み過ぎじゃね?」

「そっちはどんなもんなん」

「今中国で能力者が出たあたり…」


僕は友達の恋愛事情を知った時の様にニヤリと口角が上がる。


「あぁれれー

優秀なA組さんは随分と進みが遅いようで」

「煽るな煽るな、

お前欠点見つけんたびに煽ってくるよな」

「そりゃーまぁこんな盛大に煽って許してくれるのなんて天灯くらいだし」

「何だそりゃ」

「じゃあほんとにそろそろいくよ」


僕は屋上の扉を開ける。


「おう、

頑張れよ」

「それじゃ」


そうして僕はテントに背を向け憂鬱な気持ちを抱えながらも、

屋上の扉を閉め階段降りて教室へと向かう。


ーーーーそんなこんなで時間が過ぎて下校時刻。


「桐幸!

一緒に帰ろーぜ!」

「いやいやお前生徒会の仕事あるだろ」

「…あ…」

「忘れてたのかよ」

「サボったらバレるかな?」

「逆にどうやったらバレないんだよ」

「うぅ〜じゃあまた明日…」

「はいはい生きてたらまた明日」

「なんだよそのブラックジョーク」


天灯と別れて僕が校門を出ようとした時。


「宮本 桐幸!」


僕名を呼ぶ声甲高い声がが後ろから聞こえる、

僕は最近聞いたことのある声のした後ろを振り向く。

そこにいたのは帆流斗 星来だった


「ちょっと来なさい!」


星来は親指を後ろに向け僕を睨め付ける。

高ランクの能力者様がわざわざお呼び出しとは。

僕がちで今日死ぬかもしれない…




ーーー僕は今星来に呼び出され体育館の裏にいる、

普通なら告白の聖地である体育館の裏だが、

ランクが全てを決める弱肉強食の世界では、

高ランクが低ランクにバレてはまずい何かをする時の聖地と化している。


「それで話っていうのは…」

「宮本 桐幸、

あなたに一つ言わせてもらう。

今後、天灯くんと関わるのをやめなさい」


…………………………………その言葉は僕にとって、

いつかくるかもしれないと怯えていたものだった。


天灯の属しているAランクは、

日本内でも0.3%しかいないとても稀な存在なのだ、

最も人口の多いDランクが60.4%いるといえばその少なさがわかるだろうか。

その中でも天灯は「天才君」と言われているだけあって、

文武両道完全無欠、

みんなから期待されてる存在なのだ、(別に僕はそう思って無い)


「不愉快なのよ、

Eランク(あなた)が天灯と連んでいることが!

あんた自分の立場わかってるの?

Eランク如きが天灯と釣り合う負けがないでしょ!

あんたが天灯の魅力を数段下げてるの、

まぁそれでも天灯はかっこいいけど!」


最底辺のEランクと連むのは本来彼の評判にまで響いてしまうのだ。

一緒にいることが害悪になる、

とてもおかしな話だが弱肉強食のこの世界において、

弱いとはそれほどまでに罪らしい。

そのため天灯と僕を引き離したいとは、

教員含む学校中の多くの人間が思って

いることなのだ。

多分天灯は周りの目とかそういうの全部無視して、

今後も僕と仲良くしてくれるだろう、

あいつはそういう奴だって分かってる。

だけど、

ハッキリ言って僕が良くない。

けどもうあの時天灯がAランクと診断されて、

僕がEランクと診断されたあの時から、

ずっとずっとずっと突き刺さってくる。

天灯の隣を歩くだけで飛んでくる嫉妬、憎しみ、怒り、憎悪、

この居心地の悪い今に耐え切れなくなっていた。

でもそれとおんなじくらい天灯と一緒にバカするのが楽しくって、

内心楽しさが浮き沈みしてどんどんボロボロになっていくのが分かって、

もういっその事誰かに関係をぶった斬って欲しくって、

でも今までそんな事言ってくる奴はあまり居なかった、

だからこんな面と向かって言ってくる奴はいなかった。

今のこの感情が僕のわがままだって分かってる。

だけどこの"居心地の悪さ"が終わると言われれば、

それは僕にとって何か救いの様な気がした。

それが本当に救いなのかはわからない、

この心にぽっかり穴が開いてしまいそうな感覚が、

正しいのかそんなの知らないただ僕は逃げたかった。


「ちょっとあなた!

話聞いてるの?

ちゃんと天灯から離れなさいよ!」

「すみません!

わかりました、

では明日天灯…新重君に行ってきます…」


僕はこの学校で慣れてしまったへりくだった言葉と、

気色の悪い作り笑顔でを言いその場を収めた。


「…ふん!

わかったならいいのよ、

じゃ、パッパッとどっかいきなさい。」


そうして僕は軽く会釈をしてその場を後にした。




ーーー「ただいまー」

「お帰りー」


家に着いた僕は顔も見えない母にに向い挨拶をし、

階段を上がり自分の部屋に荷物を置いた。


「はぁぁ〜〜」


僕は自分の勉強机の椅子に座り形だけでも勉強をしようとするが、

ふと今日あったことを思い出し思い出でにふける。


「結局僕はどうなるのがいいんだろうな?」


天灯から離れるべきか?

それとも無理をしてでも天灯と一緒にいるべきか?

結局僕には僕の本音はわからなかった。


「…バカらし…」


僕の口からそんな心の声と独り言の間の様な言葉が漏れる。


「……………宿題やろ」




ーーーーその後宿題を終わらせて少し休んだ後、

母に呼ばれ朝食と時と同じ様に席につき夕食を食べていた。


「桐幸…」

「ん?何母さん?」

「最近いじめとか受けて無い?」


いきなりだった、


「ほら、

Eランクは色々と社会出来に大変でしょ、

私ですら色々大変なんだから今まで大丈夫って、

言ってたけど本当に大丈夫かなって…」


言ってしまえば今更だ、

いじめなんでランクが確定した幼稚園の時から始まってる、

ただその時から大丈夫と母には突き通してきてるし、

天灯という心強い味方がいるのでEランクの中では、

上手くなってけている方だと個人的には自負してる。

だから今後もこの(人生)を突き通していくつもりだった。


「何今更言ってるの?

いつも通り大丈夫だって、

僕はEランクの割には上手くやってる方だから。」


まぁ実際天灯が居なかったら僕はとっくに壊れてただろうな…

僕は夕食をそそくさと食べ終わり下膳をし、

自分の部屋へ戻る、

今日はもう寝よう寝て明日の自分に丸投げしよう。




次の日、

僕は朝起きて、

朝食を食べ、

学校につき、

教室で数学授業を受けていた。


「はい、ではここの数式をそこのお前、

解いてみろ」


数学の顧問の教師はふと視界に入った生徒をむぞうさに指名する。


「は、はい、え〜と」


指名された生徒は気を抜いていたのか、

びくりと方を動かし慌てた様にに立ち上がり、

問題を答えようとするが…


「はい遅い、

もういい座れ」


教師は生徒が口を開いた瞬間に不愉快な顔をして生徒を座らせた。


「え、いやでもまだ何も…」

「………あのな、

Eランク(お前ら)が今後社会に出た時、

必要になるのはなんだと思う?

それは瞬発力だ。

瞬発力のないやつは思考速度も必然的にあるやつと比べて遅くなる。

思考の遅いものがこの先の社会でやってけると思うか?

だから俺は今こうして心を鬼にしてお前らに指導してるんだよ、

少しは人の意図を汲む考えを持ったらどうだ?」


(その力説をほかの組の授業でもやってたら、

もうちょっと説得力がったんだけどな、

残念なことに僕はこの先生の評判は、

優しくて陽気な先生としか聞いたことがない、

評判を聞く感じとても心を鬼にして生徒に、

狂育をするタイプじゃないんだよなぁ、

ていうか今数学の授業だし。)


こんな感じの授業が平日は毎日6時間分だ。

これでもまだ優しい方なんだが、

まぁとっくに僕はなれた、

今では教師に指名され無い技術が無駄に磨かれてる。

そんなこんなで4時間目が終わり食事の時間、

教師が教室を出るとほぼ同時に天灯が入ってきた。


「おーーーーい、桐幸!

昼飯食うぞ!」


短い短い僕たち(Eランク)の自由時間が始まった。


ーーー僕と天灯がいつもの屋上へ向かって廊下を歩いていると。


「天灯!

待ちなさい!」


いつも通り星来が天灯を追いかけるように廊下から走ってきた。


「なんだよ、

今日は何もないでしょ」


天灯は呆れたように星来に用事を問いかける。


「いやいやアンタ昨日の仕事最後まで終わらせてなかったでしょ」

「あ…」


終わってなかったのかよそもそもよく帰ろうと思ったな。


「申し訳ございません、

今日の放課後にちゃんと終わらせてから帰ります。」


天灯は申しなさそうに頭を下げて星来に謝罪する。


「だからなんで毎回毎回放課後にやる前提なの!?」

「ごめんって、

でも今日は予定がもう入っちゃってるから…」

「あなたいっつもそんなこと言って」


星来は軽く僕を睨みつけ「まぁいいか…」と、

独り言とも捉えられる様な声量の声を出す。


「全く仕方ないわね、

ただ残ってる仕事は少ししか進め無いんだから!」


そう言い星来はそっぽを向き走ってきた廊下を戻っていく


「なんだ?

今回はすぐどっか言ったな?

まぁいっかいこうぜ!」


天灯は不思議な顔をするがすぐに気を取り直し僕を引っ張って屋上へ向かう。

僕はどうすればいいのだろうか、

僕としては天灯別れたくはないと言えば嘘になるが、

星来の帆流斗家は世界でも5本指に入るレベルの財力がある。

だからはっきり言ってもう時期ある試験を受けるにしろ受けないにしろ、

高校進学が控えてる今ただでさえ弱い僕の立場を落とすわけにはいかない。

これで星来が学校に何かを吹き込み僕を陥れようとでもすれば、

僕だけじゃなくお母さんにも迷惑がかかってしまう、

それこそ僕のこのEランクと判定されてからの、

13年間を全てドブに捨てることになる。

それでは僕はなんのためにこの生活()を貫き通してきたというのだ?


分からない。


そんな事を考えていると僕は屋上に辿り着いていた。


「よーしついたし弁当食うか!」


天灯は素早く座り手に持っていた弁当を膝に置き、

弁当を包んでいた巾着を開け食べ始める。

僕は正直あまり食欲はなかったが、

時間がは有限なので食べ始めることにした。

僕は天灯の弁当箱を覗いてみたら。

そこには雑なレンチン料理じゃなく、

ちゃんと一から作り上げてる手作り料理だ、

相変わらずの完璧君に僕はなんだかどうでも良くなってくる。


「僕って天灯の友達して不十分すぎるよな」


ふとそんな言葉が漏れる。

その言葉を聞いた天灯は絶句した様な顔をする、

何かを理解したかの様な顔をして天灯は口を開く。


「なんだ珍しーなネガティブEランク桐幸が出てくるなんで、

最後に出てきたの何年まえだ〜?」


天灯は何も変わらない表情をして、

僕をよくわからないあだ名で呼び会話をする。


「嫌だってお前はAランクで僕はEランクだぞ!

神とミミズの差だよ!

そもそもお前と一緒にいるとお前も視線が痛いだろうし、

僕に気を遣ってわざわざ生徒会サボったり休み時間使ったりして、

その時間を友達とのコミュニケーションとかに使ったほうがいいだろうそれに…」


僕は気づいたらただ頭に浮かんだ可能性を口にしていた、

僕は天灯と離れたいのだろうか?

いつまで考えてもわからないままだ、

結論も出ず曖昧な感情のまま時間は過ぎていく。

僕の言葉を聞いていた天灯はただ一言言葉を発する。


「俺たち離れるか?」

「!?」


僕はその言葉に驚いた、

そう驚いたのだ。

つまり僕は心の底では天灯はそんなことは言わず、

慰めの言葉をかけてくれる、

そういう風に思っていたのだ。


「桐幸さー

今が嫌ならパッパッと一言そう言えばいいじゃん。

俺は別にいいよ、

俺の友達はネガティブEランク桐幸じゃなくて、

…宮本 桐幸だから。」


正直こいつが何を言いたいのかいまいちしっかりと理解は出来なかった。

けれど僕の目の前には決して友を見捨てず、

誰にでも極彩色の笑顔を振り撒く、

新重 天灯がいつもと何も変わらない笑顔をむけていた。

いつもと何も変わらないはずのその笑顔は、

僕には雨上がりにかかった虹みたいに雨も嫌な感情も、

全部どうでもよくなってそれすらもこれを見るための、

試練だった思えるほどに輝いて見えた。


「……………………なぁーにカッコつけてるんだよ」


気づけば僕は目頭が熱くなってる様なそんな気がした。


「せっかく元気つけてやろうと思ったのに酷くない?」


その場に一瞬と沈黙が訪れる。

いつもならあまり好きではないその沈黙も、

さっきまでの会話がバカらしく思わせるような微笑ましい空白だった。


「「………ハハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」」


その沈黙をかき消す様に僕と天灯は笑う。


「あー笑った、

ていうかお前いつ間にそんなに厨二病になったんだよ!」

「うるせーな、

励ましてやったんだから、

お前も頑張れよ!」

「…おう!」

「て言うかそろそろ時間やばいんじゃない?」

「あ、」

「急げ急げー」


僕はパッパカ弁当を食べ終わり屋上を出る。


「下校時間にまた話そうぜ!」

「お前委員会あるだろ」

「あ!?」

「まぁがそっちも頑張れよ」

「おう!」

初めましてヤック・ヤッグと申すものです。

まずはじめに今回この小説を読んでいただきありがとうございます。

友達に誘われ小説を初めて投稿してみたのですが、

どうやらこの後書きは書かなくてもいいらしいのですが、

せっかくなので今回だけ書いてみました。

僕実はあまり文章を書くのが得意ではなく誤字や変な文章があると思いますが、

そこはその都度治していくので多めにみてください。

またいつか投稿されるであろう(多分)第2話も読んでいただけたら幸いです。

最後にもう一度言いますがこの小説を読んでいただき、

本当にありがとうございました。


ちなみに僕を誘ってくれた友達は「超越世界」という名前で、

投稿をしているのでもしよろしければ様でみてください。

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