キャラクター紹介3(本編ネタバレ有り)
◉精霊・フェスティア大陸の世界樹
■精霊王
シタヤと契約している精霊の王達。
元々の主がサァーラであることから推測できる事だが、実はフェスティア大陸の精霊ではなくクリエストラ大陸の精霊である。
フェスティア大陸の精霊は加護を与えることはあってもそれは基本的に街や村といった土地に対して。他に関わりを持つ方法はその地に住まう精霊に呼びかけて魔法の補助を一時的にしてもらうというもののみである。
つまり精霊と契約を結ぶ方法自体がフェスティア大陸には存在しない。故にメーディエは初めてシタヤが精霊達を喚んだ時に驚いていたのだ。
ちなみにシタヤと精霊王達の契約は異例中の異例であり、彼が精霊と契約していること自体、一部の者しか知らないことである。更に言えばサァーラがハンターとして活躍していた時も同様であり、その一部の者達も彼女が精霊と契約出来ていたのはカリュシェードの力添えがあったからだと思っている。
【大地の精霊王・アースラ】
蔦と葉の髪に土と岩の体を持つ少年。ぼんやりとした性格と口調をしていて自分から積極的に動くことはほぼ無い。ただ大地を司る者故の特性なのか、大変父性が強く、包容力は精霊王達の中でも随一と言える。その証拠ではないが幼いライティエットの面倒を一番に見ていたのは実はアースラである。
【風の精霊王・ウィンティ】
顔以外全身が色とりどりの羽根で覆われた青年。アースラとはまさに真反対の性格で基本騒がしく、忙しなく、じっとしていることが無い。風の性質なのか大変気まぐれで悪戯好きなので他の精霊王達によく怒られている。それでも懲りずに悪戯を繰り返す精霊王達のムードメーカー的存在。
【水の精霊王・ウォルネア】
濡れた紺碧の古風な衣装を纏った女性。常に丁寧な口調と態度で奥ゆかしく、それでいて知的で広い視野をもって精霊王達を纏めるリーダー的存在である。まず彼女が怒ることなどないのだが、もし怒らせてしまったなら……とりあえずとてつもなく怖いとだけ記しておこう。
【炎の精霊王・フレイネ】
炎の髪を靡かせる妖麗な女性。炎と言えば情熱的、と思われがちだがアースラ並にぽやぽやした性格で口調も間延びしているので、やる気があるのか無いのか判断が難しい。それでも恋愛事にだけは率先して首を突っ込み、それもあってサァーラとシタヤの仲を進展させた経歴を持つ。
【カリュシェード・ラナス・ターエラ】
翡翠の瞳を持つ、白緑色の巨大な翼竜。背中に生えた四枚の翼が羽ばたく度に鱗粉のような光が辺りに舞い広がり、半透明の鱗がその光を纏って乱反射すれば虹色に輝いて空を彩る。
言葉を失うほどに美しいその姿は正に神の如し。
フェスティア大陸に聳え立つ霊峰『カリシュディア』に生える『世界樹』『生命の木』 、その守護者にして化身、世界樹そのものである。
大陸全土を闇で覆われ、その力の大半を吸われてしまったことでデミルス達の侵攻に対抗しきれず、多くの民と精霊達が犠牲となった。その事を即座にクリエストラ大陸の世界樹に伝え、救援を求めるも闇は大陸の内にも外に対しても結界として作用していた為に救援隊が入り込めず。唯一入り込めたのがサァーラであった。
故にカリュシェードとサァーラの仲は深く、その魂の保護も率先して行っている。
性格は穏やかで懐が深く、正に大樹の如く全てを包む包容力の塊である。が、ライティエット達をからかう姿も見られることから茶目っ気もあるようである。
◉クリエストラ大陸関係
【ハインカーシェ・クリエストラ】
クリエストラ大陸の前教皇。
世界樹信仰で大陸の人々を纏めているクリエストラ大陸において教皇はまさに大陸の長、王的存在である。
そのクリエストラ大陸の王として、同じくディルクファーム大陸の女王であったカラーリアと宇宙間トンネル完成時に握手を交わした人物である。彼のその後は悲惨なもので、カラーリアに首を刎ねられたあとも聖都エスティエーラが奪還されるまで舞台に飾られ続けた。
たくさんの民に対し笑顔を向けていた教皇の首は、その笑顔のまま腐り落ち、恐怖と絶望を愛すべき民に教えることとなったのだった。
【ミンスハエラ・クリエストラ】
教皇ハインカーシェの亡き後、教皇の座を継いだ枢機卿。
温厚で誰にでも分け隔てなく優しく、少々甘さが強かったハインカーシェと違い、冷静さと苛烈さを合わせ持つ。元騎士団の団員であった為に騎士達からの信頼は厚く、それもあってカラーリアの襲撃直後で混乱する中、騎士団の解体と神聖軍の結成を即座にやってのけた。
彼のこの行動力が無ければ、神々の救援が来る前にクリエストラ大陸はカラーリアの手に落ちていたかもしれない。
クリエストラの世界樹の所で詳細を書くが、彼は『暗色世代』の問題にもすぐさま対応しており、その甲斐あって差別や大陸内部での争いを最小限に抑え込んでいる。
軍師としてだけでなく、政治家としても大変優秀な人物であるが本来の教皇としての顔は実はいまいち。
勿論、世界樹の声を聞き、皆にその意志を伝える御役目はしっかり果たしている。だが、いかせん笑顔を作るのが大の苦手という欠点を持っており、何なら暗色世代の子ども達を率先して引き取ろうとするも顔の怖さで大泣きされて誰一人引き取る事が出来なかった。本人は子ども好きだった故にこの結果は相当ショックだったようで、いつも威厳たっぷりの教皇様が肩を落として落ち込んでいる姿はクリエストラの民に同情と親しみやすさを抱かせたという。更にそのおかげで暗色世代の子ども達は皆、里親に恵まれたので、ある意味結果オーライではあるのだが。ミンスハエラだけが『もちもちぽんぽんのこども…抱っこしたかった』と呟いていたらしい……。
【クリエストラ大陸の世界樹】
広大な宇宙『アーシア・ファルス』に数多に存在する大陸に生える世界樹たち。その中で最長齢であり、ディルクファーム大陸の世界樹とは双子関係にあった。
どの世界樹も神々に造られた命である事には変わりなく、ある程度感情というものを持っている。なのだがクリエストラの世界樹はその感情の機微がなく、唯一その感情を見せたのはディルクファームの世界樹の消滅、カラーリアの女王就任、そして自らが燃やされた時のみである。
巨木故に燃えたのはごく一部ではあったが、カラーリアはある意味世界樹そのもの。そんな彼女の魔法で燃やされたことによる影響を受けてか、100年程の間、本来なら生まれるはずの無い暗い色や濃い色の色彩を持つ命の実をその枝に実らせた。
後に『暗色世代』と呼ばれたその世代の子ども達はミンスハエラが率先して引き取ろうとして撃沈したという微笑ましい?エピソードのおかげで『暗い色』=『ディルクファームの色』という恐怖や忌避を払拭させた。ちなみにサァーラはこの暗色世代である。
ディルクファーム大陸が宇宙の果てに追放された後もミンスハエラと共に他の世界樹達と動向を見張っていたのだが、遠く離れたが故に詳細を知る事は出来ず、ディルクファーム大陸消滅後は完全に行方を追えなくなった。
そうしてフェスティア大陸が闇に覆われた事で自体を察するが時すでに遅く、特別な加護を与えた精霊王達をサァーラに与えて送り出す事しか出来なかった。
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