1-4
◆◆◆
美しいハープの音色が呪われし黒き大地に染み渡り、張りのある美声は風に乗って地平線の彼方まで響き渡る。
ー深い闇に覆われし空
美しき青空を覚えていた者達は
「もう一度だけ」と嘆き悲しみ 黒き死を迎えた
今や誰一人知らぬ
無数のアオに染まりし晴れ渡る空を
多くの若き者は愛する人々の平和と
まだ見ぬ青空を取り戻す為に 果てぬ戦いを続けている
それは 弱き者の無駄な足掻き
しかしそうだとしても 「ヒト」は足掻き続ける者
皆が持つ 小さな希望の光が 胸の奥から消えぬ限りー
吟遊詩人は歌い、語り続けるだろう。
ヒトを足掻く者として。
そして二人も足掻くのだろう。
辛く重たい運命という糸に縛られて、翻弄されながらも。
自らの意志で糸を切り裂き、己の夢を叶える為に。
二人は共に、流される道ではなく、足掻き続ける道を選ぶ。
それが例え、泣き叫び、血を流す、地獄のような過酷な道だとしても。
第一夜 END
第一夜はこれにて完結です。ここまで読んでくださってありがとうございます。
誤字脱字ありましたら知らせていただけると大変助かります。
まだまだ続きますので最後までお付き合い頂けたら幸いです。
第二夜は2週間以内に更新予定ですのでお楽しみに。
少しでも面白いと思っていただけたら↓から評価していただけると嬉しいです。




