プロローグ
無限に広がる宇宙『アーシア・ファルス』。
ここでは果てる事なく「破壊」と「再生」が繰り返され続けている。
そしてその都度、新しい「大陸」と呼ばれる世界が誕生し、
滅びた大陸が宇宙の藻屑となって消えていっている。
これから、一つの物語を語ろう。
語られる物語の舞台は「フェスティア大陸」。
別名「黒の大陸」と呼ばれ、空も、大地も、海も、全てが黒く染まった闇に覆われし大陸。
このフェスティア大陸は元から闇に覆われていた訳ではない。
100年ほど前までは神々しい緑と水の光が溢れる美しい大陸だった。
けれど現在は、光も緑も何処にも見ることは出来ない。
大地に育つ木々も、生命を生み出す水さえも、深き黒に染まりきっている。
全てを覆いし闇はこの大陸に前触れもなく突如として現れ、瞬く間に大陸全土を覆い尽くした。
人々は闇に戸惑い、混乱し、恐怖していく。
だが彼らの不幸はこれだけでは留まらなかった。
今まで大陸には生息していなかったはずの黒き羽を持つ有翼族『魔族』が現れたかと思うと、それにともなって大陸に生息する動物達が人々に牙を剥くモンスターへと変貌していった。
魔族は闇とモンスター達に戸惑う人々に容赦なく襲い掛かり、数多の街を破壊して、新たな恐怖を人の心と体に植え付けた。
人々は日々苦しみ、毎日のように祈りを捧げ、大陸を覆う「闇」が消えることを心の底から願い続けた。
そんな日々が幾年も過ぎぬ頃、現状を打破しようと強い心を持った若者達が立ち上がった。
そしてその若者達を中心に、魔術、武術、剣術など、戦いに長けた若者達が集まり、魔族討伐ギルドを創立。
『闇の狩人』と名乗る彼らは魔族達を狩り、人々の苦しみと闇を少しずつ解放していった。
このまま、「闇」は魔族と共に消えていくのか・・・。
それともーーー
ここまで読んでくださりありがとうございます。
そこそこの長編になる予定ですが、最後まで書き切りたいと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。




