表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Stray Sheep  作者: 白河夜舟
2/2

断章1 とある日の思い出

少女は祈った。


人は知らないものを欲することはできない。


そして知ってしまえば求めずにはいられない。


故に温かい食事も、雨風に晒されない寝床も、友も、愛も、何も知らなければ良かったと。


真冬の酷寒に噛みつかれながら、もう数ヶ月は洗われていないワンピースを着たまま、少し昔の懐かしい習慣を思い出して。


少女はただ、祈っていた。


眼前の、無数に切り刻まれたまだ温かい"それ"が誰だったかなどは、少女にはもうどうでもよいことであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ