第6話 新しい仲間?
毎日ダンジョンに行く日々が続いた。
そして、3日目にハッピーなハプニングがおきた。
なんと、モンスターがアイテムをドロップしたのだ!
モンスターを倒していると時たまにオーブやカードをドロップするのは聞いていたけど、本当に自分の目の前でおこるとは。
そう、モンスターが消えたあとに残っていたのは、黒色の魔石と…
「オーブだ!!」
嬉しさのあまり急いで近づく。
ちなみに、今倒したのは動物系モンスターの幼体に当たるベビーアニマルなのでこのオーブから召喚できるのはそいつだ。
強いわけではないが、モヤと合わせて2体になれば戦闘の幅も広がりもう少し強い敵と戦えるかもしれない。
「モヤ!これで仲間が一人増えるぞ!」
喜びを共有したくてオーブを見せる。
すると、モヤが興味深そうに近づいてくる。
パクっ
という効果音が聞こえたような気がした。
なんと、モヤがオーブを持った手ごと体で包み込んているではないか!
そして、手に持っていたオーブの感覚がなくなる。
「なにしとんの〜!?」
と俺は叫び、モヤを引き離す。
先程まで持っていた黒色のオーブがきれいさっぱりなくなっている。
吐き出せとばかりにモヤを掴んで振り回すが出すはずもない。
モヤは満足!みたいな顔している。
「うそだろ…」
俺は地面に崩れ落ちる。
そんな俺をモヤは不思議そうに見ている。
いや、あんたがしたんだから…
あれ?俺をみてるのでない?
視線の先を追ってみると俺なポケットを見ている。
そういえばモヤのオーブをモヤのオーブをポケットに入れてたなと思い取り出す。
なんと、オーブが点滅してるではないか!!
そして、ピカっと少し明るく光った。
おもわず目を閉じてしまい、次にあけるとそこには…
Fランクを証明する色である灰色のオーブが手の中にあった。
「まさか、ランクアップ!!」
はじめは信じられずなんどもオーブを見返すが変化はない。
すると、実感と共に喜びが押し寄せてきた。
「よっしゃー!」
叫ばずにはいられなかった。
今回は少し短くなってしまいました。
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