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家康公記  作者: 松田 飛呂
三成と吉継と島津
13/30

三成と吉継と島津

遅くなりました。

今は小説より飯よりモンハンです!

今回はガンナーも楽しいです!

でもやはり双剣が楽しいですね!

宗茂は慌てて出迎えた。

すでに陣幕が張られており宗茂は中へ通された。

「出迎えか?」

と座った輝元が皮肉を言いながら宗茂を座らせた。

「遅くなり申し訳ございません」と頭を下げながら謝まった。

「気にするな。 それよりも島津軍は強かったか?」

「はい。 父も私も弟も誰も勝てませんでした」

「宗茂は勝ったじゃないか」

「俺のは勝ちとは言えません……」とうつむきながら言う。

「それでも城を守りきった。 それは勝利なんだぞ」

と励ましながら酒を持って来させた。

酒が来ると杯を持たせ酒を注ぐ。

「紹運殿に」

と言うと輝元は一気に飲んだ。

宗茂もそれに続き飲み干した。

「ありがとうございます」

「俺も紹運殿には世話になったからな」

と言いながらさらに酒を注ぐと吉継が入ってきた。

「やっときたか。 こちらが高橋 宗茂だ。 宗茂こちらが大谷 吉継殿だ」

宗茂は慌てて立ち上がろうとしたが吉継はそれを止めると、

「吉継です」と挨拶した。

「宗茂です」と頭を下げると輝元が横から説明してくれた。

「吉継殿は秀吉様から申しつけられて毛利軍と共に行動している。 若いのに素晴らしい男だよ」

「すごいですね。 俺なんてダメですね」

「いえ島津軍に勝ったのは誇っていいと思いますよ、全国に知られます」

と吉継が言うと宗茂は少し嬉しそうであった。

「ところで輝元殿、医師をお借りしたいのですが?」

「足りないか、わかった連れて行け」

「はい」と言うと吉継は幕を出て行った。

輝元は吉継がいなくなると陣幕の中の人を全て外に出した。

「宗茂に聞かなければならない事があってな。 近々大友家は無くなる。 九州は島津に任される事になる。 それでも大友家の為に戦うのか?」

すると驚いた表情の宗茂はしばらく黙ったままいたがやがて口を開いた。

「それは本当ですか? もし本当ならば俺たちの戦いは無意味だったのですか?」

「この戦は意味のある戦だ。 この戦で島津に勝つ事によって新たな道が開けた。 ただ大友家が残ると困る事になると殿がおっしゃっていた」

「なぜですか? 大友家を残してこのまま島津を攻め滅ぼせばいいのでは無いのでしょうか?」

「それでは困る事になる。 島津家にはもっと力をつけて貰わなければならない」

「納得できません」と宗茂は両方の拳を握りしめ答える。

「そうか……」と言うと輝元は立ち上がり刀に手をかけた。

宗茂も立ち上がり刀に手を掛けると二人は睨み合ったまま動かなかった。

「宗茂、斬りかかってこい」

「嫌です」

「それでは困る」

そう言われ宗茂は自分が先に攻めたから仕方なく斬ったと言い訳が出来るようにしている事に気がついた。

ここは恥を覚悟で吉継殿に知らせるしかないと思いすり足で少し後ろに下がると輝元に背を向け走り出した。

輝元は流石に予想できず少し遅れて追いかけた。

宗茂はなんとか門まで辿り着くと後ろを振り返る。

するとすぐ後ろに輝元が立っていた。

「なぜ逃げるのだ? 秀吉様に助けを求めるのか?」

「殿に助けを求めるしか無いでは無いか」

「殿? 秀吉様が?」と言うと輝元は笑い出した。

宗茂は訳が分からなくなりながらもなんとか吉継に伝えなければと思いまた走り始めた。

すぐに吉継が見つかり宗茂は安堵した。

「吉継殿。 輝元殿が謀反です」

しかしその声は吉継には届かなかった。

宗茂の喉は切られており声は出ていなかった。

宗茂はそのまま倒れた。

周りにいた人が宗茂が倒れているのに気がつき吉継も気がついた。

宗茂は吉継の袖を掴み口を懸命に動かした。

吉継はそれをなんとか読み解こうとしていたが宗茂の口は動かなくなり目からも光が消えた。

「宗茂殿……」と吉継は言うと立ち上がり陣幕に向かって歩き出した。


読んでいただきありがとうございます!

大谷 吉継って有名なんですかね?

教科書とかには出て来ないのですかね?

島津 義弘は有名かも知れませんが豊久とか知っているのでしょうか?

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