盲目
すみません、遅くなりました!!
やはりスマホで書くよりバソコンで書いた方が早いですね(ひとそれぞれですが)
俺が呟くと、女の子は「えっ? ……も、もしかして……だ、大地君?」
と少し嬉しそうに答えた。
「や、やっぱり奇蹟か!」
俺は変なテンションになってしまい、思わずやった!と叫んでしまった。
まさか昔の一目惚れをした人が俺のことを覚えているだけでこんなにもテンションが上がった俺はやはり、まだこの子が好きなんだろう……それにしても、昔より断然可愛い……。
さっきまで余音さんのことで頭が満帆だった俺は……もういない……!
だが、そんなテンションの俺でも疑問に思うことがあった。
それは、何故彼女が病院に入院しているということだ。
昔から体が弱いのは聞いているが……まさか、そのせいで?
「な、なぁ……奇蹟?」
「何? 大地君」
「会って早々不躾な質問だけど、何でこの病院に?」
俺が少しの好奇心もあって聞いてみると奇蹟は少し笑みを浮かべて「なんだと思う?」と聞き返してきた。
「えっ? そんなこと言われたって……」
俺は医者でもなければ科学者でもないのでそんなことはわかるはずがなかった。
「そ、そうだよね……ごめん」
「い、いや……何も謝ることは…」
俺はそこまでいいかけてまた異変に気づいた。
その異変とは電気がついて俺と顔を合わせてから奇蹟は一度として目を開けてはいなかったことだ。
何故かは考えなくてもすぐに分かった。
「……目が見えないのか?」
「……うん、分かっちゃった?」
奇蹟は苦笑いしながらそう言った。
「分かるよ、そんなにずっと目を閉じてれば」
俺も苦笑いしながらそう言ったが、それ以降は会話が無かった。
当たり前だ……昔、いや……今でも好きな女の子が目が見えないと言われて一体何をしろって言うんだ……!
俺は次第に何故か涙が込み上げてきた。
俺がさっきまで楽しげにしてた時も彼女はずっとこの病室で暗闇の中で生きてきたのかと思うと罪悪感が堪らなかった。
しかも俺はさっきまで彼女のことを忘れていた……だからこそ俺は彼女を救いたい! いや、その義務、使命がある!
だから、俺はこの町に来たのかもな……。
そんなことを思っていると奇蹟はあの会話からはじめて口にした。
「もし……私が目が見えないからって大地君が何か自分のことを責めてるのなら……そんなことはないから決して落ち込まないでね?」
奇蹟は俺に……いや、正確には俺の声が聞こえた方向に笑みを浮かべて言った……だが。
「確かに俺は関係ないかもしれない……けど! 俺は今でも君、いや奇蹟のことが好きなんだ、だから俺は……君の助けになりたい! そしていつか言ったように、体が弱いお前を俺が外に連れ出して世界を見せてやりたいんだ!」
俺が真面目の表情で本音を言うと、奇蹟は涙を流して「ありがとう……」と言った。
「……でも今の私には世界はおろか、ここさえも私は見ることが出来ないから……大地君、私のことは気にしないで? 私はあなたの声が聞こえるだけで幸せなんだから」
「でも……それは本音じゃないんだろう?」
「!!」
俺の質問に奇蹟は前の俺のように口を閉じた。
やっぱり……奇蹟は凄いな、目が見えなくなっても自暴自棄にならずにここまで気持ちを押さえるなんて……でも、我慢するだけのそんな人生なんて……面白くない!
「奇蹟、俺がこんなことを言う資格なんてあるはずないけど、目が見えなくたって耳や鼻があるだろ? それで世界を感じれば良いじゃないか! 我慢するだけの人生なんてこれっぽっちも面白くないんだから!」
「だ、大地君……」
「なぁにお前が満足するまで俺がずっと付いてるから安心しな」
俺は自分には似合わないと思いながらも、奇蹟に自由に生きてほしくて喋った。
もうここに来た目的や学校のこと、明日帰ることを忘れるくらいに。
「…………うっ」
奇蹟は突然涙を流しはじめた。
「き、奇蹟!?」
俺が慌てて奇蹟の方向に寄ろうとするが奇蹟は「大丈夫」
と言って涙を吹いた。
「……私をこんなにも自分のことを心配してくれて、嬉しくなって」
「そ、そうか……ならよかった」
俺は肩の力が抜けて近くにあったイスに座りこんだ。
すみません、盲目ありがとうございます。
またなにか変だったら言ってくださればすごいありがたいのでお願いいたします!




