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家庭訪問2

「実はね…」


俺は優美から

『担任の山田がロリコン』

と言う噂があるコトを聞いた。


「本当か!」


「うん、だって…

家庭訪問するのは妹がいる家だけで…

妹が小学校低学年までの家にしか行かない…

これって変だと思わない?」


「…確かにな…」


「だからね、

今日はあの山田の化けの皮を剥がそっかなって…」


「…マジか…」


「名付けて…

『ロリコン山田の本性を暴こう大作戦!』

ってどう?」


「…まんまだな…

で、どうするんだ?」


「まずはね…」


そう言って優美は作戦を話始める…




「えっ?」

(…本当にそれで良いのか?)




「…もうすぐ来る…

じゃあ良いわね?」


「うん、お姉ちゃん!」


「真樹…

何かあったらすぐに来い、無理すんなよ…」


「ちょっ…何泣いてんのよ?」


えっ?…俺…


「お兄ちゃん、ボクは大丈夫だからね

…心配ないよ?」


真樹…


…てか、俺泣いてたのか?




「あ、来た!」



俺と優美は離れたところからカメラを仕掛け

真樹の様子を観ている。



『どーも、

担任の山田です』


『えっと…

お兄ちゃんは…今、

お買い物に行ってます?』


「真樹…

なんかスゲー緊張してる…

てか、聞いてどうする…」


「真樹ちゃん、緊張すると可愛いわね…」


「…なぁ、本当にこれで…」


「大丈夫!」


…変な作戦だった…


真樹と山田を二人きりにして様子を見る

そして、

山田が不審なことをしたところを捕まえる…


…ホントに上手くいくのか?



ー1時間経過ー


「…真樹

寝ちまったんだけど…」


「うん、 可愛いね」


「『可愛いね』じゃなくてさ…」



『やっと寝たな…

これから楽しみだぜ…』

そう言って山田はカメラを取り出した。


「コイツ、真樹を撮りまくる気だな!」


「ロリコン盗撮魔

だったのね!」


「突入するぞ‼」


「いや、まだよ…

ちゃんと証拠をこのカメラに納めてからね」



…しばらくして…



「うん、バッチリ撮ったよ」


「じゃあ行くぜ‼」




俺は山田の背後に立ち…


「おい山田!

真樹に何をした‼」


突然、押し入れの中から出てきた俺たちに驚きながら、

山田はカメラからチップを取り出し…


ゴクッ…


マジかよ…

飲み込みやがった。


「甘いわね、

全てカメラに納めてあるわ!」


いつの間にか

真樹を抱いていた優美が言う。


「クッ…クソッ!」


優美に気を取られている間に

俺は山田にスタンガンを当てる


ビリビリッ


気を失ったようだ…





ーしばらくして、父さんが帰って来た。



…そして山田は逮捕された…


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