◇強運の持ち主
はい!第2話です……書きにくい(泣)
「とは言ったものの……動けない」
幸い敵騎は膠着している。
「まずは……アガレスを知るか」
僕はパソコンのキーボードを取りだし、スペックを把握していく。
「えっと…武器は…ヒート・ブレードとアーム・ガトリング…それと…ハイ・ソレイユ・システム?」
ある程度の知識を頭に詰め込み、右側を見る。
〜〜〜〜〜鷲尾〜〜〜〜〜
「一番!二番!後方の二騎を墜とせ!」
『了解!』
シャシャシャ!バババッ!ドコーン!ブォン!
鷲尾中尉が戦闘に加わった事によって、軍は体勢を立て直す。
『ぐっ!コイツ!』
「……遅いな!」
フラロウスのレールガンが【シグマ】の量産騎“ムールムール”に直撃する。
『た、隊長!ぐぁ』
ドーン!
『よし…修理が必要な騎体は待機!残ってる者!俺に付いてこい!』
『了解!』
〜〜〜〜〜ナツル〜〜〜〜
『一体どうなってやがる!テンで動かねえ……くそ!またエラーか』
どうやら何らかの方法でアガレスを動かすつもりらしいが、拒否されているらしい。
バババァ!
『あっ!?くそ!』
どうやら敵騎を全て墜としたらしく、四本腕の騎体を攻撃する。
「あわわっ!アガレスごと?!」
幸いアガレスに当たることはなく、アームから解放される。
「でも!やっと動けるな…よーし…いくぞ!」
行動を開始使用としたが、先に新型が四本腕に攻撃を加える。
『おー!』
アガレスと同型のヒート・ブレードを腕から出し、左腕を一つ切り落とす。
『ぐっ!舐めるな!』
背中から多数の砲門が開き、そこから四方にビームを放つ。
『ぐっ!フラロウスなら!』
フラロウスはギリギリで回避したが、援護の騎体を全滅させる。
ビー!ジュー!ドカァン!
『よそ見すんなよ!』
三本の腕で、レーザー・サーベルを持ち切りかかる!
『なっ!』
僕は咄嗟にアガレスを四本腕に体当たりさせる。
軌道が反れたことで、フラロウスの右肩を貫くだけですむ。
『アガレス?!一体誰が?』
『大丈夫ですか?援護します!』
四本腕は酷く同様していて、攻撃をが単調になる。
「よし!パターンが同じなら!」
アクセルを踏み込み、一気に間合いを積める。
ヒート・ブレードを降るがなぎはらわれる。
『くそ!喰らえ!』
四本腕の砲門が全て光だし胸部から極太のレーザーを放つ。
『ナツル!離れろ!早く!』
僕は呆然と見ているだけで、恐怖で動けない。
『しまった!アガレスに当たる!』
突然の衝撃でアガレスは左に弾け飛び、壁にぶつかる。
『ばか!でしゃばるな!』
ジューッシュ!ボォン!
フラロウスの左腕が融解し、機能が停止する。
『おっ?!結果オーライ?ついてるぜ!』
僕は四本腕の弱点を探すべくアガレスのデータベースを見る。
「……“オロバス”か弱点は…無い?!」
ガシィ!オロバスがアガレスの頭を掴み、データベースにハッキングをする。
『よし……完了!』
ビー、ビー、ビー、ビー!
‘システムダウン……オートモードからマニュアルモードに切り替えます’
ディスプレイに文字が浮かび、再びアガレスが起動する。
「よし!こんのぉぉぉぉ!」
オロバスの胸部を蹴り、距離を取る。
『ム?!おっかしいな?!なぜウイルスが効かん?』
アガレスが思ったとうりに動いてくれる。
「どりゃぁぁぁぁぁ!?」『なんの?!騎体は此方の方がパワーがあるぜ!』
あっさりと弾かれ、壁に呑めりこむ。
「うっ!ま、まだ動く?!」
グリップを確り握り、アクセルを踏むが動いてくれない。
「え?!なんで?!まさか?さっきのハッキング!?」
『よし、後は増援が来る前に』
バババ!シュシュ!
『くそ!遅かったか!』
弾幕を張られアガレスに近づけず、諦めたのか撤退した。
「た、助かった…」
アガレスのエネルギーも底をつきかけて正直勝てなかった、今回は運が自分の味方をしてくれて助かった。