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14.設定集(44章時点)追加分


 ―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――


●地理


〇国家


フサルーナ王国

 ディンラント王国の南の国。

 コメを主食とする独自の文化を持つ、マホロバ自治領を擁する。マホロバ自治領は『モノ』という姓の氏族が当地に船で漂着したことで発生したらしいが、その船がどこから出港したかは記録が無い。モノ氏の伝承では『(よろず)の神々が住まう国から追われて来た』とされる。


パールス帝国

 アルゲンテウス大陸西部の国。地球でいえば中近東の文化圏に相当。代々商才ある皇帝と、魔法の才に優れた臣下たちが代々統べる。識字率も高く、穏やかな国民性で知られる。加えて伝統医療と魔法医療の統合を果たしていて、世界的な医療技術の中心地として有名。物語中は多神教的な神々の世界だが、世界を作った創造神を唯一の神とし、その他の神々は創造神の御使いと見なしている。


ダルマ国

 アルゲンテウス大陸中部の国。地球でいえばインド周辺の文化圏に相当。王族と戦士階層は超エリート主義で、トップ層の超人的な為政者が国を動かす。大部分の庶民はほぼ毎週一回はあるお祭りで騒いで暮らすカオスな人たちという極端な国。


春江国(しゅんこうこく)

 アルゲンテウス大陸東部の国。地球でいえば中華文化圏に相当。王から庶民まで利権至上主義の国。軍事行動するカネがあったら商業等に使って利権を貪ることを是とする。利権のための暗闘には明け暮れるが、国難には自分の実績でのちの発言力を増すため団結して協力する面倒な国。賄賂や交渉が出来て当たり前で、清廉潔白すぎる役人は無能とされる。国是は『生きることは儲けること』で基本的には個人主義と部族主義。互いに利があるうちは、かつての敵とも組む合理主義者の国。


●医療について


 ディンラント王国があるアウレウス大陸では魔法医療が発達し、現在までその技術が発展してきた。診療科に着目すれば魔法医療の場合は治療に切開や切除がともなう外科と、切開や切除をせずに治療をする内科。幼児特有の病気を治療する小児科、妊婦特有の病気の治療などを行う産科。そしてあらゆる手段を使って救命措置を行う総合診療科に分かれている。これは一定規模以上の大病院では共通する。


 病院の規模が大きく専門的になるほど、それぞれの診療科の中で属人的に特定の病気の専門家が揃っている。専門家がいない病気の場合は治療法が確立している病気に関しては専門家ではない医師でも魔法医療を実施することが出来るが、治療日数などで差が出るとされる。


●魔素と魔力


 魔力は魔素から構成されることが知られており、魔素に指向性や極性を持たせたものが魔力とされる。魔素には両義性と呼ばれる性質がある。魔力量などの量的な尺度で魔素を捉えるとき魔素は『粒』として振舞う。同時に、個々人の魔力の波長の違いの話をする時のように、魔力の属性や独自性を語るときに『波』として振舞うことが知られる。


 魔力の波長には、出身地域や血縁や加護の有無などで似た波形が保存される領域がある。例えば王国出身者、共和国出身者、マホロバ出身者などで共通する箇所があるが、これを魔力波長の保存領域と呼ぶ。


 人間の場合、内在魔力を枯渇するまで使い切っても即死することは無い。だが一般的には内在魔力の枯渇によって気絶することが知られており、そのまま意識が戻らず魔力の回復も進まないで肉体が衰弱していくケースも報告されている。


 魔力は属性を持つのが一般的ではあるが、波長を有さない魔力のあり方もその可能性が論じられている。具体的には気配などが該当すると論じるものが居り、別の説では気配は属性を獲得する直前の魔力であるというものもあるが、詳細は研究が進められている。


●武術流派


蜂道流(ビーライン)

 長めの柄の片手剣を使う剣術流派で、武術研究家によれば山猫流(ガトモンテス)から派生したとされる。剣術としての完成度が高く魔力の刃により剣の形状を自在に変化させるのは山猫流に似る。だが変化後の形状を剣に限定することで、山猫流よりも修得しやすさを向上させている。フサルーナ王国北部からディンラント王国南部で修得者が多い流派だが、剣の形状を変化させて戦うスタイルを外連と見る向きもある。魔力の刃を飛ばす技は存在しないが、剣の形状を変化させることで剣の動作で槍に近い刺突や斬撃を繰り出すことができる。魔力制御による身体強化や反射増強、疑似思考加速を行い高速戦闘も対応できる。



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