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14.設定集(37章時点)追加分


 ―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――


●地理


〇国家


オルトラント公国

 ディンラント王国の北の国。魔道具による技術立国に成功した中規模の国で、元首は王ではなく公爵が務める。元首の相続は長子制度ではなく、技術立国を支えうるかという視点の複数の要素で判断される。また、その対象は五大公爵家と呼ばれ、その全てがディンラント王家と古い縁戚関係がある。経済や人口の規模は、ディンラント王国を百とすれば六十から七十程度となっているが、技術力ゆえに大陸内での存在感は年々増している。


●証文について


 商取引で一定額以上の代金が発生すると、即日の支払いが難しくなることがある。この場合、客は約束手形や契約書などの『証文』を作成し、何をどれだけ注文し、売り手にいつまでにいくら支払うかを約束する。売り手はその証文を受け取り、商品を客に引き渡す。証文の期日に客は売り手に代金を支払い、売り手は証文を返却することで取引が完了する。以上が証文を用いた商品の販売と購入の基本的な流れである。一方、証文の支払いを別の証文で行う場合もあり、これを『証文の引き受け』と呼ぶ。これは『信用取引』とも呼ばれ、複数の取引を連鎖的に支える手段とすることができる。物語中の各国では、長く硬貨による直接取引が中心だった。証文の引き受けなどの複雑な取引形態は、商取引の安全性等の面から避けられてきた歴史がある。


●貸与税について


 物語中の主人公の住地である王国では、不動産と呼ぶときは一般的にその時に建てられた建物を指す。これは王国における土地の所有者が王族と貴族に限定されるためで、庶民は税金の形で為政者に使用料を支払う事が定められている。これを『貸与税』という。使用者が土地を利用する際には、税金の形での賃貸料と、使用期間や土地の用途、契約者などを定める必要がある。ただし地方に行くと識字率などの都合で、町長や村長などの土地の長が為政者との契約を取りまとめて行うことも慣習的に認められている。また、一般的に税率については為政者が独自に決定権がある。物語中では時代背景として庶民の経済活動の力が増していることもあり、貸与税の税率については抑制的に定められているようだ。加えて、農地や住居の税率が低めであり、商業地区の税率が高めとなる傾向があるとされる。


●武術流派


ディンルーク流体術

 ディンラント王国の騎士団で制式採用されている体術として有名で、蒼蛇流(セレストスネーク)を元に洗練させたもの。格闘術で肘やひざを含めた手足による打撃を用いる。投げ技や絞め技は廃止されていて、握り込んだ拳を使うことを特徴としている。また奥義とされる技が無いことで知られ、基本である手足による打撃をどこまでも極めることが求められる。魔力制御による身体強化や反射増強、疑似思考加速を学ぶことはできるが、騎士団やコロシアムなど王国の関連組織が技術体系の伝授を管理している。このため、学校組織などでは身体強化の指導は義務では無い。使用する魔力の種類に制限は無く、四大魔力のほか光や闇属性魔力を身体に纏う技法も対応する。経験的に、魔力制御による身体強化まで習得すると一人前で、ステータスに習得していることが表示されることが知られている。



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