14.設定集(31章時点)追加分
―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――
●組織など
赤の深淵
魔神信仰の保守派であるとか守旧派、あるいは過激派と呼ばれる者たちは、執り行う宗教儀式の残酷さから為政者より取り締まられてきた。このため時代を経て秘密組織化して現在に至っているが、その中でも伝説的な魔神信仰の秘密組織の一つが『赤の深淵』である。当局も実態は把握できておらず、数年おきに酸鼻を極める禁術実践の痕跡が見つかり報道されたりする。秘密組織ゆえ裏社会に近い存在と思いきや、裏社会の代表的存在である闇ギルドとも事を構えることをいとわない狂信的集団であるようだ。
●魔素と魔力
魔力は魔素から構成されることが知られており、魔素に指向性や極性を持たせたものが魔力とされる。魔素には両義性と呼ばれる性質がある。魔力量などの量的な尺度で魔素を捉えるとき魔素は『粒』として振舞う。同時に、個々人の魔力の波長の違いの話をする時のように、魔力の属性や独自性を語るときに『波』として振舞うことが知られる。
魔力の波長には、出身地域や血縁や加護の有無などで似た波形が保存される領域がある。例えば王国出身者、共和国出身者、マホロバ出身者などで共通する箇所があるが、これを魔力波長の保存領域と呼ぶ。
人間の場合、内在魔力を枯渇するまで使い切っても即死することは無い。だが一般的には内在魔力の枯渇によって気絶することが知られており、そのまま意識が戻らず魔力の回復も進まないで肉体が衰弱していくケースも報告されている。
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