14.設定集(第14章時点)追加分
―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――
●伝承など
〇竜とお姫様
一般的には、ディンラント王国の建国に関わる話として伝わる。内容は以下の通り。
昔々大草原と聖なる湖のある国に美しい姫が居た。
悪い竜が聖なる湖にいるので、魔法が得意な姫に懲らしめてほしいと王命がある。
姫が竜に会いに行くと、竜は神の使いだった。
竜が湖の穢れを取り除こうとしていると、竜の牙や鱗が欲しかった王が姫を利用した。
姫は竜を気に入るが、同行した騎士が竜に弓を向ける。
姫は王命に背いて竜を助けるが、逆賊として騎士に狙われる。
見かねた竜が人間の王子の姿になり、悪い騎士や王様を懲らしめる。
姫様は王子になった竜と結婚する。
王子と姫は、正しい国が続くように聖なる湖に祈りを込めて石碑を建てる。
そして二人は末永く、幸せに暮らした。
〇我堂の歌
マホロバ自治領の一地方に落人伝説があり、当地では現代に伝わっている。落人はガドという姓の者たちだったが、政治的な失敗により国を追われてマホロバに流れ着いた。彼らは自分たちの失敗を悔いて歌を残したが、『我堂の歌』と呼ばれて今も残っている。内容は以下の通り。
「かみよのとちをたまわりし、りゅうのくにのひかりのち
ひかりのしたにねむるまち、せいれいにてをのばしたち
すべてふうじたことわりは、いまもわれらにといをなす
すべてふうじたおたからは、ねむりしゆえにやすきなり」
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