『自同律な地球安定についての、不可解な会議』・・・『詩の群れ』から
『自同律な地球安定についての、不可解な会議』・・・『詩の群れ』から
㈠
自同律という言葉に引き寄せられて、俺は一種の沼に居るな、だろうだ。
だろう、その沼から、脱出するのは、容易ではないことは、明白なんだろ、え?
どうだろう、しかし、俺は単に、単純な俺だよ、だろうだ。
そうか、それはそれで、良い単純じゃないか、純粋な単純なんだろうよ。
㈡
純粋かどうかは、分からないが、俺は夢の中で、毎晩会議に参加してるんだ。
なんだって、それは一体、どんな会議なんだろう。
地球の永劫の安定についてだったら、良いんだけれど、明白じゃないな。
だろ、だからこそ、明白じゃないからこそ、夢なんだよ、現実は、明白だろ。
㈢
つまりは、自同律な地球安定についての、不可解な会議、ってことで、カントもびっくりさ。
だろうだろうだ、純粋理性批判が、会議の議題なら、あの世からカントも遣ってくるよ、だろうだ。