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第二部 ドラ猫の憂鬱 ー前口上ー
第二部をシリーズの別作としていたため、第一部から第三部に飛んでいましたので、章立てに編集しなおします。
ご興味お有りの方は、どうぞお読み返し下さい。
【前口上】
第一部に続き、第二部「ドラ猫の憂鬱」をお届けします。
日付は三月七日水曜へと戻ります。そして十日土曜までの四日間の物語を、違う人々の視点から記述致します。
何処となく中世めいた、何時の何処とも判からぬ世界の出来事。
もと傭兵団の斥候で腕からきしのフェリックスは、不可思議な密室殺人事件に出くわすが、町の警察の動きか何か妙だ。金貨の匂いに惹かされて、能天気な連中は陰謀の渦中に踏み込んで行く。彼らを待っていたのは黙示録級の大事件だった。
立場が違えば物の見え方も違う。
第一部と同じ時系列で展開するサイドストーリー。




