インターミッション ー 登場人物紹介2
【登場順】
《1話 》
提括官殿 氏名未詳
警察署長より火盗改に近い職。名門出身で聡明だが怠惰らしい。
ニート・ガミシュ Nith Qamish
提括官麾下の隊士。捜査官として域外派遣される。
長身でサラサラ銀髪、柔和な美青年。
世評
「ナヨナヨ銀髪」「ナヨ銀」(猫、猿ら初見の印象)
「優秀な捜査官」(ギルマス)
「良く気の回る秘書官気質」(アサド師)
「歩くとき少し尻を振る癖だけは気に食わない」(同上)
アルべリッチ Alberich
通称 アル
ひょろり、緑がかった黒髪の生活困窮者。
世間的には高身長だが、それでもニートより頭ひとつ以上低い。
弓が上手いらしい。
世評
「軽薄さで人生の四分の一ほど容易く棒に振るかた」(ミノル姫)
「心は子供、体は若者、頭脳は老人で性癖はおじさん」」(同上)
「一番弱くて役立たずに見えるのが・・最高に好いところ」(イーダ)
「軽薄そうな痩せっぽち若造」(ソフィア・ボルサ)
特に女性からの評価が低い。
赤中さん(赤ら顔中年男) Quint Soldi氏(仮名)
マッチョなヴェテラン探索者。もと警吏
世評
「こいつら強盗騎士かよ?」(猫)
「町っ子」(ギルマス)
「手綱取りの上手」(スパ曹長)
「防衛最強クイント」(某兵士)
デブ騎士 Yohannes Ritter von Altesburg
小山のような巨体の、でっぷり太った老騎士。北部人
世評
「(強さは)まあ上の方じゃないだろ。老いぼれだもの」(従者)
「怪物」(スパ曹長)
「城門塔奪い合うときゃ敵衆一絡げ鏖殺すよな怪獣」(猫)
美人職員 カルサヴィナ Fräulein Karsavina
通称 ヴィナ、菜の花娘、等
ギルドの金庫番、兼・法務主任。外国生まれ
菜の花色髪の小柄な娘。年の頃なら二十と少し、齢より少し若作り
世評
「みんなのアイドル、ヴィナちゃん」(ギルマス)
「この腐れメーゼッ!」(アル)
目鬘の職員 Zinaida March.Lidercek=Orthenborch
通称 イーダ、目鬘の姐御、メカヅラ
極度の弱視なのに協会書記。黒眼鏡的なものを着用
かなりの長身。外国生まれ
世評
「とても可愛い人」(ニート)
「恐怖の受付姐御」(キュリ嬢)
《2話 》
アラン氏 Alan Alan der Drachentöter
通称 龍殺し、ドラゴンスレイヤー
剃り上げた禿頭、顎鬚を短く清潔に刈り揃えた精悍な大男。車椅子使用
外国生まれだがこの国の貴族で、町の名士
世評
「人好きのする笑顔」(ニート)
「オーラとか言うヤツ? 空気がビリビリする感じ」(キュリ嬢)
ブッカルト博士 Dr. Johannes Buchard
異称 ジャン・ブシャール(北西部読み)
若い対魔コミッサール(魔女狩り屋)。気取った片眼鏡の北部人
異端審問官の隠し子にして、その手先
世評
「騒動ゴロ」(猿)
「害毒を振り撒いてる」(イーダ)
「馬鹿じゃな」(老スパダ)
魔女 Aysena di Villi-Gardelli, la baronessa
長身痩躯、黒づくめ黒髪の女。歳の頃なら五十前後。魔女と云うには身綺麗
ひと時代前の宮廷ふう衣装。
しゃんと背筋伸びて、貴人扈従の礼儀作法教師かのよう。
異名 月影の魔女、お局様
世評
「この町の誰もが知っているけれど誰だかは誰も知らない人」(キュリ嬢)
「名前を呼んだら来ちゃうといけない、知らない方がいい誰か」(猫)
執事 氏名不詳
黒髪の初老の男。黒服の上に空色の膝丈上着。膝まである黒いブーツ
主人 Visconte di Gardelli ファーストネーム未詳
黒髪を長く垂らした端正な壮年男性
ニートより拳二つほど高い背丈で肩幅広く、威厳ある人物
世評
「黒髪の美しい、優雅で魅力的な紳士」(ニート)
「ダンディな口髭のちょいワル親父ふう」(猿)
《3話 》
館主 Sig.Belasco, Scabini フルネーム不詳
伯爵の武力に屈服して家臣も所領も奪われ、生涯武器を執らぬと誓わされた
元小領主。落ちたとはいえ参審自由人身分。若い娘がいる
娘付き女中 氏名不詳
元従騎士ハンスの娘。救済措置で騎士出自身分を維持
黒髪の少年1、2 As… Surena, Bel… Surena
通称 スレ弟(A,B)
15歳未満で童顔。宮廷でお小姓経験者。年上女性に受けがいい
世評
「背は伸びとるが顔つきもやることも子供」(アサド師)
「形りは大きくても未だ子供で」(兄)
「年紀上殺しかッ!」(アル)
若い掃除婦に扮していた傭兵娘 C… Surena
通称 スレ姉、黒髪娘
弟らより若干年上。情報係・兼敏腕マネージャー
金銭にシビア
世評
「(そう言えば彼女・・締まり屋ですわね・・)
「その計算大丈夫じゃろか」(アサド師)
青年 Vryherr von Surenas フルネーム不詳
通称 スレ兄
スレナス兄弟長兄。実は兄弟でなく従兄弟で年齢も離れている
スレ姉と結婚しているが、偽装の疑いもある
世評
「黒豹な雰囲気のすっごい美男」(キュリ嬢)
「昨夜一人、町で。 惣領様の若い頃に似た気配が有った」(某魔女)
三人の元兵士 氏名不詳
ギルドで働き始める
《4話 》
孤児たち 氏名不詳
聖ルイザ寺院付属孤児院で暮らす児童たち
赤髪の少年 氏名不詳
通称 『赤』
韋駄天走りが得意の小僧。同孤児院OBで探索者ギルド所属
引退した老兵と二人組で酒亭の用心棒
尼僧 氏名不詳
聖ルイザ寺院の再建に尽力する老女。付属孤児院長
実年齢より老け込んでいる
浮浪児風の少年 The Artful Seumas(Jacques)
通称 稲妻小僧
11歳固定
世評
「優しい子でした」(ソフィア・ボルサ)
《5話 》
シャペロンの男 Matthaeus Auria, Matteo D’oria
氏名 マッテオ・ドーリア
市政参事会役院の息子
馭者台の初老の男 Iohannes von Haselholzweg, Ex Esq.
通称 ハンス
忠義ゆえ騎士身分を失った
哨戒中の村長 氏名不詳 Ein Bauermeister
自警団を率いて野盗の跋扈に対処中
御堂騎士(話中登場) Abba Venantius von Kisch-Agga
《7話 》
猫 (『ドラ猫の憂鬱』参照)
厳つい男 マリオ・フォルツァ Marius Fortua
織物生産業者マイスター。殺人犯(永年未発覚)
ニコロ・ベリンゲリオ Nicolaus Berengarius
老舗薬局次男。兄として庶子もう1名あり。肥満体。父は市政参事会役員
修道士のような黒ローブ着用
眉を剃っている(薬剤付着対策であって趣味ではない・・と思う)
通称 魔術師ベレンガー
世評
「キモッ」(キュリ嬢)
乞食 マキューシオ・ガレッティ Mercutius Gallettius
呼び名 マーキュス、マキュ
大手牧畜業者、食肉加工業者、精肉店経営のガレッティ家(廃業済)次男
父ベルナルド(故人)は元・市政参事会役員
20数年前、サンクタ・アロイシア施療院から失踪
世評
「あいつは、もう裁かれてた」(赤中さん)
支店長 氏名不詳
ギルド長 プロキシモ・ガルデリーニ Proximo Gardellini
元は結構ハンサムだったと思われなくもない小太りの中年男
瀟洒な服、香油で整えた短髪と貴族的な口髭。計算され尽した男伊達の
全てを突き出した下腹が台無しにしている
世評
「スケベオヤヂ」(某支店長)
「ンもうぅ、オっちゃん使ッかえなぁ〜いぃ」(ヴィナ)
「人間性も管理能力もゴミ以下ですけどぉ、戦闘力は超だから」(同上)
《8話 》
伯爵 Conte di Palmigiegli ( Grave von Palmigiegli )
氏名 コルレオーネ・ダ・パルミジエリ Corleonis da Palmigiegli
50代、禿頭の偉丈夫。謹厳で黒胆汁質
世評
「武辺者ではありますが、最後の最後には肉親の情に流される男」(小姫)
アサド師 Fra Asad, Al-Asad
飄々とした老人。かつては剛勇で鳴らした巨漢の寺侍
エルテスの次期大司教に内定
学僧となり都で事務官を勤めた経歴ゆえ、王宮方面にも顔が利く
貧民街で育った頃は泥棒も経験したという、変転の人生を送ってきた人物
通称 院長
世評
「昔から軍紀そっちのけの命令違反常習者、独断専行先陣一騎駆け」
「年寄りの冷や水、わしより年上じゃぞ」(老スパダ)
若い兵士 氏名不詳
気のいい門衛。鍔広の制帽に官給の陣羽織姿
文官 氏名不詳
東門勤務の事務官。おっとりした若者
白髪の義足男 氏名不詳
通称 『白』
引退した老傭兵で探索者ギルド所属
赤髪の少年と組んで酒亭の用心棒
《10話 》
変装の男 Paulus Florianus
氏名 パオロ・フロリアーノ(フロラン家)
市内の大手運送業経営者次男。傭兵集めをしていた男。父は市政参事会役員
護衛たち 氏名不詳
ゲルダン人(旧ラーテンロット王国)の元兵士
《 12話》
ルナール・ポルフィーリ警吏(故人、回想中登場) Renardos Porphyrios
「ちょっと迂闊系ですね」(ニート)
「いい奴だったけどね、ルーニー・・」(ギルド長)
スパラフィシル曹長 Weibel Giorgio di Sparafucile
元密偵だった警官
ロベルティ警吏 Gewaltdiener Roberti
若い警吏
伍長ら 氏名不詳
旧ラーテンロット王国軍の強襲部隊員。ヴェテラン戦闘員
村々を襲った野伏りとしてプフスの代官所から賞金首に指定されている
任務で何らかの非合法活動に従事していた規律正しい兵士たち
騎士 Decimus de Borgas
氏名 デキムス・デ・ボルガス
異名 狂獣、狂犬、処刑人
故ラーテンロット国王の子飼いの部下。巨体に豪傑風な風貌。
世評
「王の処刑人と渾名されてた男だ。裏の汚れ仕事には必ず関わった」(猿)
「あいつ見た目が怖いから。そのぶん遠慮がちな奴だったよ」(ネモ)
プロスペロー Prospero Spes-Proximo
市政参事会役員、大手両替商を営む富豪
《 14話》
夜警
ニクラウス曹長の変装
老人(回想中登場) Maximus Borsa
氏名:マッシモ・ボルサ(故人)
市政参事会理事、織物問屋業ギルド長
軍曹 氏名不詳
前出伍長らの上司。折り目正しく腕の良い剣士。
カイウス Caius
月極下宿宿・兼食堂「カイウスの宿」主人。
ギルド会館厨房の先代親方
カイウスの女房 Frau Caius
逃亡する兵士 氏名不詳
ゲルダン人(旧ラーテンロット王国)の元兵士
《 16話》
準男爵(元男爵) Baltolomeo, Barone da Ugnori, Ex.Barone
世評
「チャラチャラした服着て顔もヌボッとしてんのに立派な人にゃん」(猫)
病人 氏名不詳
トルンカ村富農の長男
病人の妹 氏名不詳
優婆塞 氏名不詳
村の男の子ら 氏名不詳
《 17話》
小姫 Ursa Minor da Palmigiegli
伯爵の娘
《19話 》
グラツィアーノ Gratianus da Ugnori-e-Ugnora
前出の準男爵子息
世評
「あなた、文法おかしいですわ」(イーダ)
大姫 Ursa Maior di Gardelli
ガルデリ子爵夫人
世評
「一瞬、春の女神がワルキリアに見えたよ」(キュリ)
《 20話》
筆頭奉公人 Nemo Corsa
ネモ・コルサ
年寄本役 氏名不詳
女中頭 Hildegardis Trunkenburgis
氏名 ヒルデガルド・フォン・トルンカ
通称 鉄仮面
ユスティ Iustina di Moretti-Gardelli
男装の侍女。若い女剣士
《 21話》
騎士クラウス Rit.Kraus
口髭の騎士。見た目よりずっと若い。
「多分この御城で一番強いお侍さん」(猿)
《 22話》
騎士バート Rit.Edelberto
「このひと紳士」(キュリ)
《 23話》
伯爵世子 Draco da Palmigiegli




