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インターミッション 本作の世界観26 ー お月様ー

 世界観というほどでも無いですが、太陰暦の世界では「太陽ー月ー地球」で直列する日が毎月のついたちであります。そして、十五夜は反対側の「太陽ー地球月ー」で直列する日。

 海は露骨に月の影響を受けますが、海の中で十ヶ月暮らして生まれて来る人間はどうでしょう?

 月の影響を受ける生き物でしょうか?

 狼男Werwolfはルナチックに満月に吠えます。人命金Wergeldは月賦が効くでしょうか?

 知りませんけど。


 満月は太陽から遠いですが、三日月は太陽に近いところに居ますから、日没のとき既に西の空で傾いています。

 そして、燃える馬車に乗って世界を巡る太陽を追うように、すぐ沈んで去って行きます。本当の思い人があって、貴方にはつれない恋人のようですね。


 満ちては欠けるお月様は、昔も今も東西を問わず有為転変のアレゴリーに使われて来ました。

 中世の人は歌います。

   おぉ運命よ!

   月のように変わり、常に満ち行き、或いは欠けて行き、忌まわしく無情だ。

   ときには癒やし貧困を消し、ときには最強の権力すら氷のように溶かす。

   運命は怖ろしい。そして虚しい。


 また、彼らはよく運命を車輪に例えます。

 日本人には実はよくわかっていない革命というものへの感覚も、そこに在るのかも知れません。

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