インターミッション ー 登場人物紹介
劇中の時刻が「ドラねこの憂鬱」より少し進んでいるので、調整いたします
【登場順】
《1話 》
● 提括官殿 氏名未詳
警察署長より火盗改に近い職。名門出身で聡明だが怠惰らしい。
● ニート・ガミシュ Nith Qamish
提括官麾下の隊士。捜査官として域外派遣される。
長身でサラサラ銀髪、柔和な美青年。
世評
「ナヨナヨ銀髪」「ナヨ銀」(猫、猿ら初見の印象)
「優秀な捜査官」(ギルマス)
「良く気の回る秘書官気質」(アサド師)
「歩くとき少し尻を振る癖だけは気に食わない」(同上)
● アルべリッチ Alberich
通称 アル
ひょろり、緑がかった黒髪の生活困窮者。
世間的には高身長だが、それでもニートより頭ひとつ以上低い。
弓が上手いらしい。
世評
「軽薄さで人生の四分の一ほど容易く棒に振るかた」(ミノル姫)
「心は子供、体は若者、頭脳は老人で性癖はおじさん」」(同上)
「一番弱くて役立たずに見えるのが・・最高に好いところ」(イーダ)
「軽薄そうな痩せっぽち若造」(ソフィア・ボルサ)
特に女性からの評価が低い。
● 赤中さん(赤ら顔中年男) Quint Soldi氏(仮名)
マッチョなヴェテラン探索者。もと警吏
世評
「こいつら強盗騎士かよ?」(猫)
「町っ子」(ギルマス)
「手綱取りの上手」(スパ曹長)
「防衛最強クイント」(某兵士)
● デブ騎士 Yohannes Ritter von Altesburg
小山のような巨体の、でっぷり太った老騎士。北部人
世評
「(強さは)まあ上の方じゃないだろ。老いぼれだもの」(従者)
「怪物」(スパ曹長)
「城門塔奪い合うときゃ敵衆一絡げ鏖殺すよな怪獣」(猫)
● 美人職員 カルサヴィナ Fräulein Karsavina
通称 ヴィナ、菜の花娘、等
ギルドの金庫番、兼・法務主任。外国生まれ
菜の花色髪の小柄な娘。年の頃なら二十と少し、齢より少し若作り
世評
「みんなのアイドル、ヴィナちゃん」(ギルマス)
「この腐れメーゼッ!」(アル)
● 目鬘の職員 Zinaida March.Lidercek=Orthenborch
通称 イーダ、目鬘の姐御、メカヅラ
極度の弱視なのに協会書記。黒眼鏡的なものを着用
かなりの長身。外国生まれ
世評
「とても可愛い人」(ニート)
「恐怖の受付姐御」(キュリ嬢)
《2話 》
● アラン氏 Alan Alan der Drachentöter
通称 龍殺し、ドラゴンスレイヤー
剃り上げた禿頭、顎鬚を短く清潔に刈り揃えた精悍な大男。車椅子使用
外国生まれだがこの国の貴族で、町の名士
世評
「人好きのする笑顔」(ニート)
「オーラとか言うヤツ? 空気がビリビリする感じ」(キュリ嬢)
● ブッカルト博士 Dr. Johannes Buchard
異称 ジャン・ブシャール(北西部読み)
若い対魔コミッサール(魔女狩り屋)。気取った片眼鏡の北部人
世評
「騒動ゴロ」(猿)
「害毒を振り撒いてる」(イーダ)
「馬鹿じゃな」(老スパダ)
● 魔女 氏名未詳
長身痩躯、黒づくめ黒髪の女。歳の頃なら五十前後。魔女と云うには身綺麗
ひと時代前の宮廷ふう衣装。
しゃんと背筋伸びて、貴人扈従の礼儀作法教師かのよう。
世評
「この町の誰もが知っているけれど誰だかは誰も知らない人」(キュリ嬢)
「名前を呼んだら来ちゃうといけない、知らない方がいい誰か」(猫)
● 執事 氏名不詳
黒髪の初老の男。黒服の上に空色の膝丈上着。膝まである黒いブーツ
● 主人 Visconte di Gardelli ファーストネーム未詳
黒髪を長く垂らした端正な壮年男性
ニートより拳二つほど高い背丈で肩幅広く、威厳ある人物
世評
「黒髪の美しい、優雅で魅力的な紳士」(ニート)
「ダンディな口髭のちょいワル親父ふう」(猿)
《3話 》
○ 館主 Sig.Belasco, Scabini フルネーム不詳
伯爵の武力に屈服して家臣も所領も奪われ、生涯武器を執らぬと誓わされた
元小領主。落ちたとはいえ参審自由人身分。
○ 娘付き女中 氏名不詳
元従騎士ハンスの娘。救済措置で騎士出自身分を維持
● 黒髪の少年1、2 As… Surena, Bel… Surena
通称 スレ弟(A,B)
15歳未満で童顔。宮廷でお小姓経験者。年上女性に受けがいい
世評
「背は伸びとるが顔つきもやることも子供」(アサド師)
「形りは大きくても未だ子供で」(兄)
「年紀上殺しかッ!」(アル)
● 若い掃除婦に扮していた傭兵娘 C… Surena
通称 スレ姉、黒髪娘
弟らより若干年上。情報係・兼敏腕マネージャー
金銭にシビア
世評
「(そう言えば彼女・・締まり屋ですわね・・)
「その計算大丈夫じゃろか」(アサド師)
● 青年 Vryherr von Surenas フルネーム不詳
通称 スレ兄
スレナス兄弟長兄。実は兄弟でなく従兄弟で年齢も離れている
スレ姉と結婚しているが、偽装の疑いもある
世評
「黒豹な雰囲気のすっごい美男」(キュリ嬢)
「昨夜一人、町で。 惣領様の若い頃に似た気配が有った」(某魔女)
● 三人の元兵士 氏名不詳
ギルドで働き始める
《4話 》
● 孤児たち 氏名不詳
聖ルイザ寺院付属孤児院で暮らす児童たち
● 赤髪の少年 氏名不詳
通称 『赤』
韋駄天走りが得意の小僧。同孤児院OBで探索者ギルド所属
引退した老兵と二人組で酒亭の用心棒
○ 尼僧 氏名不詳
聖ルイザ寺院の再建に尽力する老女。付属孤児院長
実年齢より老け込んでいる
● 浮浪児風の少年 The Artful Seumas(Jacques)
通称 稲妻小僧
11歳固定
《5話 》
● 馭者台の初老の男 Iohannes, Ex Esq. 姓氏不詳
通称 ハンス
忠義ゆえ騎士身分を失った
○ 哨戒中の村長 氏名不詳 Ein Bauermeister
自警団を率いて野盗の跋扈に対処中
● 御堂騎士(話中登場) Fra Venantius von Kisch-Agga
《7話 》
● 猫 (『ドラ猫の憂鬱』参照)
● 厳つい男 マリオ・フォルツァ Marius Fortua
織物生産業者マイスター。殺人犯(永年未発覚)
● ニコロ・ベリンゲリオ Nicolaus Berengarius
老舗薬局次男。兄として庶子もう1名あり。肥満体
修道士のような黒ローブ着用
眉を剃っている(薬剤付着対策であって趣味ではない・・と思う)
通称 魔術師ベレンガー
世評
「キモッ」(キュリ嬢)
● 乞食 マキューシオ・ガレッティ Mercutius Gallettius
呼び名 マーキュス、マキュ
大手牧畜業者、食肉加工業者、精肉店経営のガレッティ家(廃業済)次男
20数年前、サンクタ・アロイシア施療院から失踪
世評
「あいつは、もう裁かれてた」(赤中さん)
○ 支店長 氏名不詳
● ギルド長 プロキシモ・ガルデリーニ Proximo Gardellini
元は結構ハンサムだったと思われなくもない小太りの中年男
瀟洒な服、香油で整えた短髪と貴族的な口髭。計算され尽した男伊達の
全てを突き出した下腹が台無しにしている
世評
「スケベオヤヂ」(某支店長)
「ンもうぅ、オっちゃん使ッかえなぁ〜いぃ」(ヴィナ)
「人間性も管理能力もゴミ以下ですけどぉ、戦闘力は超だから」(同上)
《8話 》
● 伯爵 Conte di Palmigiegli ( Grave von Palmigiegli )
氏名 コルレオーネ・ダ・パルミジエリ Corleonis da Palmigiegli
50代、禿頭の偉丈夫。謹厳で黒胆汁質
世評
「武辺者ではありますが、最後の最後には肉親の情に流される男」(小姫)
● アサド師 Fra Asad, Al-Asad
飄々とした老人。かつては剛勇で鳴らした巨漢の寺侍
学僧となり都で事務官を勤めた経歴ゆえ、王宮方面にも顔が利く
貧民街で育った頃は泥棒も経験したという、変転の人生を送ってきた人物
世評
「昔から軍紀そっちのけの命令違反常習者、独断専行先陣一騎駆け」
「年寄りの冷や水、わしより年上じゃぞ」(老スパダ)
● 若い兵士 氏名不詳
気のいい門衛。鍔広の制帽に官給の陣羽織姿
○ 文官 氏名不詳
東門勤務の事務官。おっとりした若者
● 白髪の義足男 氏名不詳
通称 『白』
引退した老傭兵で探索者ギルド所属
赤髪の少年と組んで酒亭の用心棒
《10話 》
● 変装の男 Paulus Florianus
氏名 パオロ・フロリアーノ(フロラン家)
市内の大手運送業経営者次男。傭兵集めをしていた男
○ 護衛たち 氏名不詳