表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

第5話

1週間以上あいてしまいました……!

すみません…。

しかも短いです……

「…ねるってなんデスか?」


「は?」

 ちょっとまて、ふざけてるのか?

「寝るは寝るだよ。睡眠だ。夜寝るだろ?」

「え?」

 頭をかかえて少女をみる。

 だが、その瞳は純粋無垢そのもの。

 表情も、“きょとん”だ。

 とてもからかってるとは思えなかった。


「あ、あの……」

 こいつ、睡眠をしらないのか?

 まさか、寝ないのか?

「おにいさん……?」

 いやいや、そんなことはありえないだろ。

 人として睡眠なしでどうやって生き……

「おにいさんっ」

「すまん」

 軽くパニックだ。

「一応聞くが、今まで夜はなにしてたんだ?」

「よる?よるは、星を見てたデスよ?」

「……毎晩寝ないで?」

「寝る、が何かわかりませんが、たぶん無いデス」

 受け入れるしかなさそうだ。


「お前、本当に人間か?」

「むむっ、失礼なのデスよ」

 軽口を叩きつつ、男は考える。

 少女は寝なくていいものと仮定しよう。

 だが男はれっきとした人間だ。

 2、3日程度は大丈夫だが、やはり睡眠は取らなければならない。

「とりあえず、旅の目的でも決めるか」

 改めて考えると、目的なしに旅に出るとは……。案外思い切ったことをしたと思う。

「どこか行きたいところはあるか?」

「わ、私が決めていいんデスか?」

 少し困り顔だ。

 男としては少女さえいてくれれば(ブレスレットさえあれば)問題はない。

「私、魔法使いさんたちに会いたい、デス」

 おずおずと答える。

「魔法、使い……」


 男の脳裏にフラッシュバックする。

 燃え上がる炎、響き渡る悲鳴。

 逃げ惑う人々と、それを見て声を上げて笑う影。

 男が伸ばした腕を、泣き笑い顔で振り払った少女ーーー。


「おにぃ、さん?」

 はっと、現実に引き戻される。

 見ると、心配そうな面持ちで見上げる少女の顔があった。

「なんでもない」

 そう言って頭にぽんと手をのせる。

 なでられる少女が、記憶の中の“少女”と

 重なった。

短かかったですね……!

次はもう少し早めに更新したいです(願望)


感想&評価おねがいします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ